SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)では、ゲストに稲場雅紀氏(アフリカ日本協議会 国際保健部門ディレクター)をお招きして、ウィズコロナ・アフターコロナ時代におけるSDGs達成への課題や今後の展望などについて、3回にわたりお話しいただいています。今回はその第3弾最終回で、テーマはアフリカの今後についてです。質疑応答の時間もたっぷり含んだ2時間構成となっております。是非この機会をお見逃しなく!
【講演概要】
日時:2022年3月16日(水)15:00~17:00(日本時間)
形式:Zoomによるオンライン配信
参加費:無料
参加登録:下記リンク・QRコードより、2022年3月14日18時までにお申込ください。
【第3回 講演テーマ】
コロナ禍で再び危機にたつアフリカ =大陸の未来はどう切り拓かれるか=
【第3回 講演内容】
2016年に開始されたSDGs(持続可能な開発目標)は、2023年に中間年を迎えます。2030年までに貧困のない持続可能な社会を、という野心的な目標は、コロナによって大幅な後退を余儀なくされ、気候変動や生物多様性の喪失といった「地球の限界」の危機は待ったなしの状況です。
シリーズ第3回となる今回の講演では、コロナ禍のもとで再び「危機の時代」を迎えているアフリカについて考えます。2000年代以降、アフリカ連合の下、アフリカ自身による紛争解決の方法を手にしたかに見えたアフリカも、現在、西アフリカ各国でのクーデターやエチオピア・スーダンの内戦・混乱などで厳しい状況にあります。複雑な歴史に加え、コロナ禍による経済不況と、気候変動などの影響が影を落としています。一方で、ここから立ち上がり、平和の裡に発展するアフリカを求めて努力する人々もいます。アフリカのコロナ禍からの「より良い復興」の道筋について考えます。
【講師:稲場雅紀氏の略歴】
1969年生。90年代から、日本の貧困問題や労働問題、LGBTの人権やHIV/AIDSへの取り組みを経て、2002年からNPO法人アフリカ日本協議会で国際保健に関する政策提言に従事。2008年のG8洞爺湖サミットを機に、G7/G20や国連SDGsレビュープロセスなどに関する日本の市民社会のアドボカシーの調整を担う。2012年以降、SDGs策定プロセスに市民社会としてかかわり、2016年、SDGs市民社会ネットワークの設立に参画、専務理事などを歴任。同年から政府「SDGs推進円卓会議」構成員。2021年から政府「グローバルヘルス戦略有識者タスクフォース」構成員として新グローバルヘルス戦略の策定にもかかわる。共著に岩波新書「SDGs 危機の時代の羅針盤」(南博・広報外交担当日本政府代表との共著)など。