ガーナのミレニアム・ビレジチームリーダー インタビュー(翻訳)

ガーナBonsaasoのミレニアム・ビレジ(MV) チームリーダー
Joseph Mensah-Homiah氏インタビュー(翻訳)

 

ミレニアムプロミス(MP):あなたの経歴について教えてください。

 

Joseph Mensah-Homiah(JMH):私はガーナのタマレで生まれ育ちました。地元の小学校に行き、その後ガーナのケープコーストにあるSt Augustine’s Collegeの寄宿舎に入りました。ガーナ大学で食品化学と生化学の学士号を取得した後、ニューヨーク・イタカのコーネル大学で栄養学の博士号を取得しました。ミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(MVP)で働き始める前の10年間は大学で開発学を教えていました。2006年にMVPで仕事を始め、現在はガーナBonsaasoのMVでチームリーダーと科学コーディネーターをしています。

 

MP:あなたの意見では、あなとのクラスターの中で目に見えるMVPの成果として、主要なものは何ですか?

 

JMH:チームで仕事を始めた当初から、油やしのバリュー・チェーン開発を指導してきました。以前は農業従事者は油やしの木を森に放置してきました。製品としての市場が無いからです。私たちは彼らを油やしの処理会社とつなげました。これにより、農業従事者はココアのオフシーズンにも収入を得ることができるようになりました。ココアは地域の主要な換金作物のひとつです。油やしは、現在ではBonsaasoクラスターにおいて、油やしは現在ではBonsaasoクラスターの農家の収入源として主要なものとなっています。

 

MP: プロジェクトの最初の5年間で直面した問題のうち、最も困難だったことは何ですか?第二段階で最も困難なことは何だと思いますか?また、あなたのチームはこの困難にどのように対応していますか?

 

JMH: 最初のフェーズで直面した問題としては小規模な不法金鉱採掘があります。クラスターの中には豊富な金その他の金属の埋蔵があります。多くの不法鉱山労働者がクラスターにこの季節移住してくらうため、クラスターの衛生・教育設備の負荷となります。地元の若者が不法採掘の仕事をしがちで農作業が人手不足になります。しかし採掘の最も大きな問題は農地や水塊を含む環境破壊です。

 

第二段階では、拠点で環境にやさしい鉱業を促進しています。これにより、クラスターの中のコミュニティーが産業を主導し、一方で鉱業を規制することができます。私たちは現在、この取組のパートナーを探しています。

 

MP:MDGsの達成以外に、今後の数年であなたがクラスターで達成したいと考えている目標は何ですか?

 

JMH: MDGsの達成以外では、コミュニティーのマインドセットを変えることです。必要最低限の生活から、自立してビジネスマインドを持つようになって欲しいです。

 

MP: MVPについて、一般の人にもっとも知って欲しいことは何ですか?

 

JMH: 私はミレニアム・ビレッジ・プロジェクトを栄養士の視点で見ています。すると、成功に最も必要なのは統合、時宜にかなっていることとシナジーになります。農村開発において、これらの特徴を持つMVPモデルは最も優れています。

 

(翻訳:ミレニアム・プロミス・ジャパン)