新しいスポットライトを浴びて(ミレニアム・プロミス)

ニューヨークのミレニアム・プロミスからメールマガジンが届きました。イギリスのシンクタンクがミレニアム・ビレッジ・プロジェクトを検証し、その成果を高く評価したことについて、フィナンシャル・タイムス紙とニューヨークタイムス紙が記事を掲載しています。
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32881[1].jpgミレニアム開発目標達成へ向けて、私達ミレニアム・プロミスの支援活動は大きく評価されています。今日はこのことについて、皆様にご報告します。
英国の大手シンクタンクであるOverseas Development Institute(ODI)は、ミレニアム・プロミスにとって最も重要な取り組みであるミレニアム・ビレッジ・プロジェクトについて独立した審査を行い、先週、その結果を公表しました。公表された報告書で、ODIは、同プロジェクトが「顕著な成果」を達成し、「ミレニアム開発目標達成に向けて、実証性に基づいた低コストの支援・介入で村落レベルに投資を拡大することの効果を実証した。」と評価しました。この報告書を受け、フィナンシャル・タイムズ紙は一面で「ビレッジ・プロジェクトは成功している。」と報道しました。
また昨日の報道では、ニューヨーク・タイムズ紙の特別欄にも、ミレニアム・プロミスに関する記事が掲載されました。同紙は、極度の貧困を撲滅させるため私達が進める支援活動を取り上げ、冒頭に「株安や前途多難な経済に懸念が広がる中でさえ、極度の貧困に苦しむ人々を救うため協力を惜しまないアメリカ人達がいる。」と紹介。最も先進的なビジョンを持つ支援者の一人として知られるジョージ・ソロス氏が、この記事で「(ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトは)構造的な改革をもたらすモデルとなりうる。規模を拡大できれば、非常に大きな変化をもたらす。」と発言しています。


ミレニアム開発目標2015年達成を目指し、私達は活動を続けています。これまで、皆様には常に関心をお持ちいただき、貴重なご支援をいただきました。世界から極度の貧困と飢餓をなくし、予防可能な疾病の感染を食い止める最初の世代となるため、今後も引き続き、私達の取り組みについて周りの方々にご紹介いただくよう御協力ください。
皆様のご支援に感謝いたします。
ミレニアム・プロミス 2008年11月12日
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関連記事は以下です。
The UN Millennium Villages project has been remarkably successful at improving health, education and agriculture in a dozen African settlements, but could be difficult to institute on a larger level because of its reliance on trained staffers, an independent study concludes. Others suggest the improvements, which are funded by international donations, are not sustainable. “What creates sustained growth and poverty reduction is the interaction of village economies with towns and the wider world economy — not pouring in vast amounts of resources to an isolated community,” said one expert. Financial Times (free content) (11/4)
詳細は、以下サイトで↓
http://www.ft.com/cms/s/0/f7d2b80a-aa11-11dd-958b-000077b07658.html?nclick_check=1
(翻訳:田村トリサ&事務局)