コロンビア大学地球研究所からのニュースレター(6月11日付)です。

no-title6月11日付 コロンビア大学地球研究所ミレニアム・シティ・イニシアチブ(MCI)共同ディレクターDr. Susan M. Blausteinからのニュースレターを翻訳しました。
みなさまへ
コロンビア大学地球研究所のミレニアム・シティ・イニシアチブ(The Millennium Cities Initiative (MCI))は、各ミレニアム・シティにおけるミレニアム開発目標(The Millennium Development Goals (MDGs))の達成に向けた進捗状況を測るためのソーシャル・セクター研究報告書シリーズ第3弾の発表をお知らせできることを嬉しく思います。「ナイジェリアのカドゥナ市における教育ニーズアセスメント」と題する報告書(調査報告書No.3/2009)は、マシューA.M.トーマス氏によって研究及び記述されたもので、報告書(pdf形式)および見本(読み取り専用エクセル・別ドキュメント)にアクセスすることが可能です。MCIにおいて、1)初等教育への十分な資金供給、2)中学校への就学率向上、3)教授法および総合的な教育の質の改善、が配慮され続けるとカドゥナ市における教育MDGが2015年の予定年までに達成可能であると判明しました。




当報告書シリーズは、当時のコフィ・アナン国連事務総長とジェフリー・D・サックス地球研究所所長の下、現在は国連開発計画において施行されていますが、国連ミレニアムプロジェクトにおいて作成されたミレニアム開発目標に基づいたニーズアセスメント手段が、市町村レベルで最初に適用されたことを報告しています。これは、教育ミレニアム開発目標に重点的に取り組んだ二つ目の研究報告になります。前回は2008年12月に発行されており、ケニアのキムスの状況について評価しました。教育ミレニアム開発目標に関するこれら及び今後の報告書は、各地の住民に質の高い教育を提供することを目指すアフリカのサハラ以南の中都市の行政における、すばらしい業績や直面する課題に対して関連研究者の見識を提示したいと思っています。MCIは、この地域における公衆衛生、ジェンダーの平等、上下水道設備においてミレニアム開発目標に基づいたニーズアセスメントを実行してきており、ミレニアムシティの関係者が開発最優先課題の決定、実現に向けて統合都市開発戦略を生み出す際に、当関係者に指針を示します。
現地調査、入念な政策分析および勧告を通じ、MCIソーシャルセクター研究報告書シリーズは、受け入れ国と援助国政府に対して、この各重要地域においてミレニアム開発目標の達成に向けて取り組みをする中での課題と機会についてその概要を述べることも目的としています。今後も更なるMCIニーズアセスメントに関する文書をこのシリーズの一部として数週間、数ヵ月後に発行していく予定です。投資に関する別のMCI研究報告書シリーズは当MCIウェブサイトhttp://www.earth.columbia.edu/mciからご覧いただけます。詳細につきましては、MCIソーシャル・セクター・リサーチ・マネージャーまで御連絡下さい。
Dr.Mounie Maoulidi:mm973@columbia.edu
Susan M. Blaustein(編集長):sblaustein@ei.columbia.edu
Paul Cunha(編集主任):pmc2105@columbia.edu
Dr. Susan M. Blaustein
コロンビア大学
ミレニアム・シティ・イニシアチブ(MCI)共同ディレクター
(翻訳:ECC 国際外語専門学校 国際ビジネス学科 翻訳コース1年2年ボランティアの皆さま)