ミレニアム・プロミス・ジャパン特別顧問ジェフリー・サックス教授からメッセージが届きました!
「スーパーストーム」サンディの襲来により、住民の多くは職や家などたくさんのものを失い、最も悲惨なケースでは、かけがえのない命を奪われ、私たちはそれらを目の当たりにし、とても心が痛みました。哀しいことに、住民が元の生活に戻ろうと、もがき続けるなか、新たなストームが再び上陸しました。
ハリケーン・サンディをとりまく難局は、なぜ私たちが学際的知識を知っておく必要があるかを示しています。つまり、気候や工学、そして政策等の知識です。コロンビア大学にある地球研究所の学者たちは、嵐を予想、追跡するための科学的専門知識と、また、広がりつつある環境危機の被害防止、改善策そして、それに対応する最善の方法について、政府の政策立案者や国民にアドバイスする科学的専門知識を構築する最先端の研究を続けています。
嵐の上陸前から上陸後にかけての数十回にも及ぶメディアインタビューを通して、地球研究所研究員は、何が起きているのかを国民が理解するのに直接影響を与えました。研究員は、嵐の裏側の科学を説明し、私たちのインフラへの影響を予測するのに役立ちました。
実際、地球研究所での重要な仕事といえば、洪水や嵐による高波の広がっていく危険性を指摘して、サンディが引き起こす破壊的な影響を、事前に予想することです。地球研究所の研究者たちは、沿岸地域の人達が直面する気候の変化により増大する脅威について、私たちが将来を見据え、事前に計画を立案する際に学ぶ教訓についてメディアに語り続けています。
地球研究所から、もっと学びたい方は、下記の私たちの「この惑星の現状」(State of the Planet) のブログのリンクをご参照ください。
「ハリケーン・サンディに関する科学と教訓」では、地球研究所研究員により執り行われた重要な会談の最新版を出しています。
http://blogs.ei.columbia.edu/2012/10/29/science-behind-sandy/
「これは目覚ましコールです。スヌーズ・ボタンを押さないで」(”This is a wake-up call, don’t hit the snooze button,”)では、地球研究院所の科学者たちは、未来を考え、サンディから掴むことの出来る重要な教訓について語っています。
http://blogs.ei.columbia.edu/2012/11/06/this-is-a-wake-up-call-dont-hit-the-snooze-button/
研究員のクラウス・ジェイコブ[Klaus Jacob]氏はこれらの危険性を何年も前に予測していました。このビデオの中で、彼はどのようにして彼自身が影響 を受け、何をしなければならないのか述べています。
http://blogs.ei.columbia.edu/2012/11/06/a-prescient-voice-on-sandy-suddenly-everyone-is-listening/
地球研究所の研究に関心を持って頂いた事、そして皆さまの寛大な御支援にも非常に感謝しています。地球研究所のユニークな学際的な事業への皆さまの献金こそが、この研究所を、持続可能な発展を遂げる世界をリードするセンターの1つとならしめております。
私たちは常に、卓越した科学と訓練、政策アドバイス、そして、多くの人々の意識と教育を通して、私たちが受けたサポートに報いることを目指しています。
地球研究所の研究への支援に御興味のある方は、どうぞこちらをご覧ください。
http://www.earth.columbia.edu/articles/view/1793
私の同僚全員を代表し、私たちの深い感謝を申し上げると共に、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
ジェフリー・サックス(教授)
コロンビア大学地球研究所所長
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この英文は学校法人山口学園ECC国際外語専門学校様のご協力により、日本語訳をしていただきました。国際ビジネス学科総合英語コース<通訳専攻>1年小泉奈緒人様、中前里穂様、増元由紀子様
ありがとうございました!