ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、去る2月16日~20日まで、理事長の鈴木りえこらがハイエン台風の被災地であるフィリピン・レイテ島北西部にあるタバンゴ地方を視察いたしました。車が通ることのできない場所ではオートバイに乗り換え、できるかぎり地域の状況を把握できるよう被災地を回りました。
レイテの州都であるタクロバン周辺は、被災が甚大であり国際社会からも注目されて様々な支援が届いている一方、同じ台風の通り道であったタバンゴ地方では人口密度が低いこともあってか、国際社会はもとよりフィリピン政府からの支援もほとんど届いていない状況でした。
しかしながら、全壊している小学校の割合も多く、被害を見捨てるわけにはいきません。MPJでは、教育支援を中心に現地の視察を行い、タバンゴ町長Maricor Remandaban氏と面談、各バランガイ代表らとの会議や、タバンゴの教育責任者や各小学校校長の会議にも参加、また、タクロバン市へも出かけて地方政府の教育責任者や被災地全体の教育支援を統括するユニセフの担当者とも面談いたしました。
4月以降、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成金をいただき、現地のニーズに沿ってタバンゴ地域で最も被害が大きかった小学校5校を選び、仮設教室を建設する事業を開始する予定です。あらためて、現地から引き続き、支援活動のご報告をいたします。