NGO海外スタディ・プログラム実施経過報告!!

MPJ東京事務所のスタッフである私、寺田かなえは、外務省主催の「NGO海外スタディ・プログラム」の研修生として、7月24日よりウガンダの政府機関NAGRC & DBに派遣されました。

 

本プログラムは日本の国際協力NGOの人材育成を通した組織強化を目的としており、帰国後は研修成果を所属NGOだけでなく他NGOにも還元することが求められています。私は「開発途上国における家畜産業や公衆衛生の発展・応用の可能性と必要性を学ぶ」というテーマを掲げ、ウガンダの農林水産省に属する家畜研究センターの一つであるNationalAnimal Genetic Resources Centre and Data Bankにおいて研修をしています。

 

NAGRC & DBは研究所(エンテベ)とファーム(ウガンダ全土)を有しており、人工授精の実施・指導から絶滅危惧固有種の遺伝子解析・保存に至るまで、家畜の生産生をあげるために必要とされるようなフィールドワークとラボワークを行っています。

採精を行うNAGRCスタッフ

採精を行うNAGRCスタッフ

感染症検査のため採血を行う寺田(右から2番目)と現地獣医師

感染症検査のため採血を行う寺田(右から2番目)と現地獣医師

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウガンダの玄関口であるエンテベは、首都カンパラから40kmの位置にありますが町の雰囲気はカンパラとは大きく異なっています。まさしく喧噪と雑踏という言葉があてはまるような、アフリカの活気に溢れるカンパラに比べ、ビクトリア湖に四方を囲まれたエンテベは緑が多く落ち着いていてとても住みやすいところです。

 

エンテベ空港近くの研究所付属ファーム

エンテベ空港近くの研究所付属ファーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまりにも大きいビクトリア湖は波も立っていて一見すると海のようで、海水浴(湖水浴?)を楽しむ現地の人々の姿も多くみられます。またビクトリア湖に近いため、町では新鮮なティラピアやナイルパーチ等の魚料理が味わえます。

 

ビクトリア湖のビーチ

ビクトリア湖のビーチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究所でも食事や掃除を担当しているスタッフの方にお願いすれば魚料理をつくってもらえるのですが、これがとってもおいしいのです!味付けは、タマネギとトマトと塩だけというとてもシンプルなものなので、ティラピアが手に入った際は是非お試しください!

 

研究所でのお昼ご飯 ティラピアとマトケ(調理用バナナ)

研究所でのお昼ご飯 ティラピアとマトケ(調理用バナナ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからエンテベやウガンダ各地のファームにおける研修を通して、日本との相違点や難民居住区における畜産の可能性なども意識しながら、ウガンダでの家畜産業、環境整備また公衆衛生の実情やマネジメント法を学んでいきたいと思います。