ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では2月8日(水)に、「グローバル・フロンティア講座~最期の市場アフリカに挑む」の第十回講座を開催いたしました。「中国のアフリカ政策と資源獲得をめぐる動き」というテーマで高原明生教授(東京大学大学院法学政治学研究科)にお話頂きました。
メディア等でも広く伝えられているように、アフリカ大陸における中国のプレゼンスはここ数年で大きく高まっています。中国の進出に対しては、アフリカの民主化を阻害、地元産業を淘汰、などといった批判がある一方、インフラから保険医療までバランスのとれた長期発展を意識した援助である、などプラス面も指摘されています。
【写真】高原明生東京大学大学院法学政治学研究科教授
中国によるアフリカ接近の狙いは「資源」「市場」「政治的影響力」の3つにあります。日本においても同様の狙いがあるなか、今後、日本とアフリカとの距離を縮めるためにも、日本は中国の動きを上手く取り込むなど、2国間ではなく多国間の枠組みでの協力が重要になってくるのではないかということでした。
【写真】北岡伸一MPJ会長
次回グローバル・フロンティア講座(第11回)講座は2012年2月24日(金)に開催いたします。 皆さまのご参加を心よりお待ちしております!