MPJ Youthメンバー、セネガルの日本での就労希望学生達とJICAを訪問

JICA訪問 活動報告

2025年10月15日、SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、SPJの学生関連組織MPJ Youth(*1)のメンバー7名及びセネガルから来⽇して就労に向けて勉強に励んでいる10名の学⽣達とともに、独立行政法人 国際協力機構(JICA)を訪問しました。

JICA訪問

当日は、ご多用のところ、JICAのアフリカ部・アフリカ第四課参事役 兼 課長・加藤浩一様はじめ、アフリカ第四課の榊将乃介様、安宅光平様、岩崎巧様にご対応いただき、誠に有難うございました。

今年2月、MPJ Youthはセネガルで研修を実施中に、セネガル経営・企業・組織高等研究所(CESAG)という教育施設を訪問して、日本語学習課程(プログラム)を見学しました。CESAGはSATOMI Project(*2)により運営されており、今回、SPJはMPJ Youthからの要請で、来日中の10名の学生達を引率してSATOMI Project関係者の方々とともにJICAの方々と面談しました。

MPJ研修報告サイト⇒ http://bit.ly/4okrZsO

今回の訪問の目的の一つは、JICAの方々に来日中のセネガルの学⽣達の日本での取り組みや、⽇本を訪問した思い、⽇本に求めることなど、実際に日本やアフリカで就労を⽬指す学生達の⽣の声をお届けする事でした。また、セネガルの学⽣達に対して、JICAからセネガルで実施している事業をご説明いただき、さらなる理解を深める目的もありました。

MPJ Youthの学⽣にとっては、今春のセネガル研修時にJICAを訪問させていただいたことに続いて、今回もセネガルの学生とともに質疑応答の機会を得て、JICAのプロジェクトの現状や課題などを伺うことができました。

SPJにとっても、SATOMI Projectの活動内容を知るとともに、セネガルの若い方たちが自費で日本を訪れた熱意に圧倒され、JICAのセネガルにおける長年のご活動を再認識させていただく機会ともなりました。特に、「Senegal 2050」(セネガル国家変革アジェンダ)に沿った今後の展望、ならびに今春SPJ理事長鈴木が訪問させていただいたCFPT-SJ (セネガル・日本職業訓練センター)に関するご紹介を通じ、セネガルと日本の国際協力をより深く発展させる可能性について、多角的に学生・研修生と一緒に学ばせていただく大変有意義な機会となりました。

SPJインターンで当日参加した東京外国語大学2年生の坂口叶夢(かのん)さんの感想をご紹介します。
「セネガルからの学生にとっての関心はJICAの活動がどのようなビジョンに基づいているのか、ということに向いているように思いました。セネガル政府が掲げる開発方針に基づき計画・実行されているという点を再確認できて学生達も安心した様子でした。今回の訪問では、JICAの活動や目指すところを知ることができただけでなく、セネガルの学生の話を通して現場のリアルな声を直接聞くことができ、大変勉強になりました。日本とセネガルとの長い友好関係がこれからも続いていくことを願います。」

ご対応いただいたJICA職員の皆様には、日・セネガル両国の学生からの率直な質問にも真摯にお答えいただき、心より感謝申し上げます。

今回参加されたセネガルの学生達と参加したMPJ Youthメンバーはもちろん、他のメンバーも今後引き続き、アフリカへの関心を持ち続き、国際協力分野で活躍されることを願っています。

*1 MPJ Youth(ミレニアム・プロミス・ジャパン・ユースの会)は、SPJ(当初の名称:ミレニアム・プロミス・ジャパン: MPJ)の活動に賛同する東京大学の学生たちによって、「アフリカを学び、発信する」ことをコンセプトに立ち上げられた学生サークルです。 MPJ Youthは、2025年で16周年を迎え、今では東京大学と東京外国語大学を中心として様々な大学から、約160名(25年度)の学生が集り、毎年アフリカで研修を行っています。
詳細はこちら⇒ MPJ Youthサイト

*2 SATOMI Project
セネガルやアフリカ諸国の労働意欲がある若者が日本で就労できるようにサポートするプロジェクト。セネガルで10ヶ月の日本語研修後、日本語能力試験(JLPT)N4レベルに合格した人が、日本でのセミナーを受講し、特定技能試験を受験、合格者は一度母国に帰国し、就労先を決定、特定技能1号ビザを取得し日本で就労が可能(特定技能第1号は5年間)となる。JLPT-N4に合格した30名の中から10名が来日しており、約2カ月半の特定技能セミナーを受講中。
SATOMI Projectサイト⇒ https://satomiproject.jp/