【TICADⅤサイドイベント】北岡会長が東大GLS講座で講演しました!

【北岡会長】

【北岡会長】

去る1月15日(火)、ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)会長の北岡伸一が、東京大学大学院法学政治学研究科・法学部、グローバル・リーダーシップ寄付講座(読売新聞社)にて、「国連の平和活動と日本―南スーダンとソマリア沖海賊対処活動―」に関して講演いたしました。MPJも後援させていただいた今回の講演では、約130名もの方々にお越しいただきました。
2012年、日本は、アフリカにおける最初の本格的なPKOとして、UNMISS(国連南スーダン派遣団)に自衛隊を派遣しました。北岡会長が訪れた当時、スーダンで自衛隊が厳しい環境下で建設工事を行っていたこと、これは通常は民間企業の仕事ですが、スーダンでは民間事業の準備ができていないことなど、自衛隊の地道な努力が紹介されました。また、PKOではありませんが、日本は2009年以来、自衛艦を派遣して、ソマリア沖海賊対処活動に参加しています。海賊は容易に略奪できる相手を狙うため、自衛隊の存在だけでも効果があること、一方で別の地域で海賊行為が増えていること、など、北岡会長が実際に訪問した現地の様子をふまえて、紹介し、議論いたしました。講義の後、聴講者の方々との活発な質疑応答が行われました。「ギブ・アンド・テイク」の面から、「PKO活動にはどのような利益があるのか」という質問には、「国際社会の一員として、ギブ・アンド・テイクを超越した当然の役割であって、むしろウィン・ウィンの関係を作る、という観点で考えたほうがいいのではないか」と答えられました。

【(左)司会する久保文明先生(東大教授)】

【(左)司会される久保文明先生(東大教授)】