【活動報告】-TICADVサイドイベント‐KPMGのマイケル・ヘイスティング卿を囲んでMDGsに関する討論会を行いました!

Ticad Logo-Colour【報告するMPJユースの代表】去る3月8日(金)、KPMGインターナショナルのGlobal Head of Citizenshipであるマイケル・ヘイスティング卿を東京大学へお迎えして、第五回アフリカ開発会議(TICADV)のサイドイベントを開催いたしました。「ミレニアム開発目標(MDGs)に向けた特別ダイアローグ」と題して、タンザニア研修から帰国したばかりのMPJユースのメンバー12名(MPJユース代表:金子明さん、視察団長:松嶋徹郎さん)がフレッシュな体験を基に、経験豊富なマイケル・ヘイスティング卿と意見交換したものです。会合には、KPMGやあずさ監査法人関係者の方々をはじめとする企業、メディア、NGOの方々にもご参加いただきました。  
 
先ずは「MDGsを達成するために、今後どのようなアクションが必要か」というテーマで、ユースの代表らがタンザニア研修を踏まえた活動報告と意見を述べ、その後、味の素株式会社の取出恭彦博士が同社のガーナにおける研究活動について説明されました。そして、マイケル・ヘイスティング卿が、ミレニアム・ビレッジを中心に頻繁に訪れているアフリカ諸国において、リーダーらとの会談や現地視察に基づいた深い考察を述べられました。なお、KPMGは2年前にタンザニアのペンバ等にミレニアム・ビレッジを設立しています。  
 
【マイケル・ヘイスティング卿】マイケル・ヘイスティング卿は、アパルトヘイト終焉後、超富裕層と最貧層のギャップが開いている南アフリカの現状や石油資源が豊かなナイジェリア政府の腐敗による失敗などを繰り返さないよう、最近大規模な天然ガスの埋蔵が期待されているタンザニアは、同じく石油が生産されているガーナのような透明な資源マネジメントを行うべきであると、タンザニア政府に関してのアドバイスを述べられました。そして、携帯電話を使ったバンキングや様々な情報へのアクセスが可能となり、アフリカ諸国の低所得階級から中所得階級が生まれつつあること、プリペイドのスマートカードを利用して、水を無駄にせずに供給できるような仕組みが出来上がっていること、アフリカの平均的な成長率が中国とほとんど変わらないことなど、変革を遂げつつあるアフリカ諸国のポジティブな面を強調されました。一方、アフリカ大陸では毎日約3万人が亡くなっていて、さらに亡くなり続けるであろうこと、法律が確立されていないために著作権などの権利が守られていないことに対して懸念も示されました。また、MDGsに関しては、No.5である妊産婦の健康を向上させる目標が、多額の費用も要し最も困難であることを指摘されました。2015年以降になっても、サステナブルな成長をめざし、アフリカ諸国のリーダーらがこれらの目標を達成するための努力を怠らないと約束していること、人権を守ることなどにも注意が向けられつつあることなどにも言及されました。  学生からも活発な質問があり、非常に充実した2時間となりました。 このような有意義な会合を可能にしてくださったKPMG / あずさ監査法人の皆様に感謝しております。【最後に集合写真を撮りました】