7月10日、気仙沼中学校で理事長・鈴木りえことユースの会代表・中野宏一が講演を行ったことはすでにご報告いたしました。その後、講演を聴いた生徒さん達が、感想文を送ってくれました。全てご紹介したいところですが、一部抜粋してご紹介します。
みなさん熱心に聴いて感想文を書いてくださり、ありがとうございました!
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☆中学2年 Oさん
小さい生まれたばかりの子供たちが毎日、毎日確実に死んでいく、それをただ私たちは見て見ぬふりをしてきた、それが僕には一番耐えられなかったです、たった一杯のコーヒー(の価格で―注釈:MPJ事務局)で1人の命が助けられるということに、僕は感動いたしました。
気仙沼中学校前
鈴木理事長
☆中学1年 Mさん
私たちが普通である食事、生活ができない国もあるんだなと思いました。
アフリカでは、30秒に一人の命が奪われているということは、たった今も何十人何百人の命が奪われているのを聴きとても残念です。私は、日本という地に生まれて本当によかったと思います。
鈴木先生、お忙しい中、ここ気仙沼中学校に来てくれてありがとうございます。
また来てください。
☆中学1年 Kさん
私は、鈴木さんのお話の中で一番考えやすかったのは自分の生活と比較できることです。特に考えやすかったのは、学校に関することです。私たちはいま「気仙沼中学校」という校舎で勉強するのがあたりまえだけど、アフリカの学校はすだれの壁でできた場所、ひどいと木の下で勉強します。そんなの考えられません。しかも雨が降ると学校がないなんて私たちはラッキーかもしれませんが、アフリカの人はどう感じるのでしょう。それに、給食はキャベツと豆をゆでたものと、バナナ1本なんて考えられません。ですから私は自分がどれほど恵まれているかわかりました。この文章を書いている今もアフリカではマラリアにかかってなくなっている人が少なくないと思います。「カヤ」があれば何とかなるなら「カヤ」の支給に協力したいです。
☆中学1年 Aさん
りえこさんの話を聞いて自分たちは学校に行けるのは当たり前でめんどくさいと思っている人が多いのに、勉強をしたい人がたくさんいることを知って、自分もがんばろうと思いました。私も、将来アフリカに行きたいと思いました。今回は本当にありがとうございました。
☆中学1年 Uさん
今日の講演会で僕はりえこさんに世界がどんな状態かを教えてもらいました。(中略)世界の貧しい国は電気もないしちゃんとしたトイレもないなんてびっくりしたし、栄養不足で亡くなったり、はしかという病気で亡くなったりしてすごくびっくりしました。なので私は、今までは募金とかがあっても(金がなくなるだけだ)とか(10円で何が変わるのか)とか(意味わかんねー)とか思っていたけど話を聞いて(積極的にやろう)とか(10円でも世界の役には必ず立つんだ)と思って協力していきたいと思いました。
☆中学2年 Aさん
私はアフリカの子供たちの実態を聴いて、とても残酷だと思いました。
私がずっと考えていたことがあります。それは、何故アフリカは人類が生まれたのに、近代化が遅れてしまったのか、ということです。アフリカでは内戦が多いと聞きます。それが子供たちの犠牲という結果になっているのかもしれません。蚊に刺されて死んでしまうなんて、あまりにもはかないし、非常に理不尽だと思います。少しでもアフリカの人を助けることができるように、自分にできることを見つけていきたいと思います。
☆中学2年 Yさん
今回、僕はこの「アフリカン・ミレニアム・ビレッジ・プロジェクト活動報告」という講演にとても心をうたれました。自分のやりたいことをやらせてもらえず、そのたびに自分の生活に不満を持ち、自分は恵まれてはいないとばかり判断していました。しかし、初めてパソコンをみる子供たちのムービーでは、自分の考えが誤っているのではないかと思いました。
しかも、その映像に映る子供たちの目には自分は貧困な生活をしている様には見えず、ただ純粋に未来を見ているように見えました。だからこそ今の生活に喜びを感じ、アフリカの子供たちにはあたたかく、希望のあふれる将来が来るように、もっとこの活動に関心を持ち、協力できるように頑張っていきたいと思います。
☆中学2年 Iさん
私は、テレビでしかアフリカの子供たちを見たことがありません。初めて見たときは、「私より苦しい生活をしているのに、どうしてあんなにキラキラした目をしているんだろう、、、」と思いました。と同時に「なぜ同じ人間なのに、こんなに生活の差があるのだろう」と感じました。
☆中学3年 Cさん
その中でも一番心に残っているのは、中野さんが言った一言で「世界は一つではない。つまり、進む道も一つではない。」この言葉を聞いて、本当に感動しました。ちゃんとこれから自分の進路について考えてみたいと思います。
☆中学3年 Uさん
仕事の面で中野さんの講話を聴いていて、日本でやりたい仕事がなくても外国で探してみればやりがいのあるものがある、というのが印象に残りました。働くようになったら、もっと広く世界を見ようと思いました。
☆中学3年 Sさん
以前からアフリカは発展途上国が多いという印象がありました。実際に映像を見てそれを再確認しました。病院の衛生管理の悪さや1日1ドルの生活など日本に住む私たちには縁のないような生活をしていて驚きを隠せませんでした。
しかし、鈴木さんの話の中で「少しずつだが町や村、国の発展を目指しいろいろな活動を行っている」と聞きアフリカにだって希望があると知るとともに何かできることがあるのではないかと考えさせられました。普段他の国々について考える機会がなかったので、とても貴重な講演でした。本当にありがとうございました。