先日1月30日(日)の「世界NTDの日」に、特定非営利法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、長崎大学熱帯医学研究所、日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)、一般社団法人日本熱帯医学会学生部会(J-Trops)との共催で、ライトアップ・イベントを実施いたしました。
SPJが担当する東京タワーでは、世界に先駆けてNTDのシンボルカラーであるオレンジと紫にライトアップされました。また、1月 25日から31 日の間、2 階の展示スペースにてNTDs に関するパネル展示を実施いたしました。
【「世界NTDの日」ライトアップ】
日時:令和4年1月30日
ライトアップ場所:
函館 五稜郭タワー
東京 東京タワー
長崎 稲佐山電波塔(中止)、眼鏡橋、袋橋、女神大橋
共催:特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)、長崎大学熱帯医学研究所/日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)、一般社団法人日本熱帯医学会学生部会(J-Trops)
協賛:エーザイ株式会社、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)、公益財団法人笹川保健財団
後援:外務省、厚生労働省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、特定非営利活動法人 DNDi Japan、日本製薬工業協会、Uniting to Combat Neglected Tropical Diseases、Abu Dhabi Crown Prince’s Court
協力:株式会社TOKYO TOWER、長崎市役所、五稜郭タワー株式会社
そのほか、以下の関連イベントも次々に開催されました。
1.1月26日(水)バーチャルイベント:「Achieving health equity to end the neglect of poverty-related diseases」
上記をテーマに、日本時間22時から世界保健機関(WHO)主催のバーチャルイベントが開催され、各国及び国際機関の代表が、パンデミックにもかかわらず、懸命に働き続けているヘルスワーカーに感謝を述べながら、すべての人に公平な保健サービスを促進するために、各種介入の強化にもっと焦点を当てるよう呼びかけました。日本からは武見参議院議員が参加しました。
詳細:https://youtu.be/l_s3NZMHztQ
2.1月27日(木)「世界NTDの日」国際ハイレベル会合(オンライン)
日本時間23時、世界300以上の団体をパートナーとして、“100% Committed”を国際的なスローガンに、各国政府や企業、財団などからNTD制圧にむけたコミットメントを確保するため、(キガリ宣言は6月ではないのでしょうか?吉岡さんによるとすでにWHOのサイトで発表されていると聞いたような気がしますが、27日のこのイベントでしたか?)国際ハイレベル会合が開催されました。日本からは安倍晋三元総理大臣及びエーザイ株式会社の内藤晴夫社長がビデオメッセージにて参加いたしました。
3.1月30日(日)国内:「世界NTDの日」ライブイベント
1月30日(日)ライトアップの当日、日本時間16時30分~18時30分に、関連団体、企業、学生が参加してNTDについて、多くを学ぶ機会を提供するイベントが開催されました。
第1部では、「日本にもある熱帯病」として、①疥癬(かいせん)、②シャーガス病、③肝蛭症(かんてつしょう)の現状が紹介されました。どれも日本では認知度が低く、診断をくだせる医療機関が少ない事、治療薬が開発されない事、世界に治療薬があっても日本では承認されていない事、など多くの問題点が認識できる内容でした。
第2部では、「NTD対策に関わる人々」の以下の対談が行われ、それぞれNTDに対する熱い取組みが紹介されました。
①GHIT Fund×シスメックス株式会社
②DNDi Japan×塩野義製薬株式会社
③笹川保健財団×ヤンセンファーマ株式会社
④JICA×エーザイ株式会社
最後には、各地のライトアップ中継をライブで見る事ができました。日本では、東京タワーの他、函館の五稜郭タワー、長崎の眼鏡橋、袋橋、女神大橋がライトアップされました。既に終了したイベントではありますが、企画につきまして以下をご覧ください:https://jagntd.org/worldntdday2022