【レポート】MDGセンターより「教育」に関して Part 1

MDGセンターの2012年の年次報告書から「教育」に関して抜粋いたしました。

 

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教育

新世代への輝く未来を築く

 

2つ目のミレニアム開発目標によると、2015年までに全ての子供が初等教育を修了する機会を持つべきです。大概のアフリカの農村部の子供には、学校に行くと言うことは夢のままです。学校は殆どなく、学校への距離も遠く、親には学費や教科書、制服などを支払うお金が無く、学校に来ている子供は、動物や兄弟などの世話をしなければならない子供の数より少ないです。
したがって、最初の5年間、学校システムの収容力を拡大するために物理的な下部構造に投資することに集中しました。その結果、出席率は顕著に改善しました。2011年には、教育の質の改善と、児童のやる気とエネルギーの向上を狙った介入を増やしました。
そこで私たちは、教室の建設や教師の養成に加え、給食とコンピュータの普及を通して、学校への出席が更に魅力的になるよう焦点を当てました。校舎や学習机、トイレといった学校施設は、良い学習環境作り、大いに教育に寄与し、学校の建設は2011年、全てのミレニアム・ビレッジ中で引き続き行われました。
マラウイのムワンダマ[Mawndama]では、全天候型の教室は、雨季に授業が中断されることがもはやないので、教育水準を高めました。今年、MVPは小学校3校に6つの新たな教室の建設を支援しました。それらの新たな教室と学校給食の導入は、2011年において、出席率を95%にまで増加させました。中退率は26%から13%にまで減少しました。安全な水の供給と下水設備、またそれらに続く健康への恩恵も子供達の学習に良い結果をもたらしています。2011年度の主な焦点は、学校のトイレや給水所のような設備建設の完了でした。
アフリカの農村部の多くの地域では、たいてい学校から帰ってから1回のみの食事なので、子供たちは、教室では空腹すぎて勉強に集中することが出来ません。その点、MVPの学校給食プログラムは予想以上の成功を収めています。このプログラムは、学校への入学者登録数を増加させ、中退率と欠席率を減少させ、成績を向上させました。ムワンダマやエチオピアのコラロ、そしてウガンダのルヒイラでの給食プログラムは、国連世界食糧計画 [WHO]との連携によって実現されました。
ケニアのサウリでは、まさに生徒、保護者、教師ら自らが先導となり、学校給食プログラムを推し進めています。そして、ニアンミニア[Nyamninia]小学校は、今年、当該国における学校給食プログラムの先導校の一つとして認められました。栄養豊富な学校給食用に、ボランティアたちによって果物や野菜が栽培され、牛家畜や鶏が飼育されて十分な食糧を作り出しています。余剰食糧の売上利益はこのプログラムに再投資され、非常に貧しい子どもたちのために、教科書や制服といった必需品の購入費としても用いられています。
 
ニアンミニア小学校の乳牛は、サウリの学校給食プログラムのための牛乳を提供しています。(写真右)

 

MDGセンターより「教育」に関してPart 2へ続きます。

 

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この英文は学校法人山口学園ECC国際外語専門学校様のご協力により、日本語訳をしていただきました。国際ビジネス学科総合英語コース<通訳専攻>1年齋藤彩香様、中野伽菜様、前野あゆみ様、森本綾香様  ありがとうございました!