ガーナ現地レポート(3)〜 Masaneaba (ただいま!) 〜

調査中に出会った村の中学生達と山本さん 活動報告
調査中に出会った村の中学生達と

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)のインターン山本貴仁さんから、本年(2025年)1月中旬にマンソヌクワンタを訪問した際の第3弾現地レポートが届きました!

************    【インターン・山本貴仁さんのレポート】  ***********************
みなさんこんにちは!ガーナ大学に留学中のSPJインターンの山本貴仁です。
大学も休暇期間に入り、大学がある首都アクラからマンソ・ヌクワンタに戻ってきました。

職業訓練校のワークショップ棟はほとんど完成しており、残すは水道の配管などのみです。2月中にはこの建物の中で授業が行われることになります。

教室棟の着工も始まっています。基礎の工事が現在急ピッチで進められています。ガーナの建築会社にとって、初めてとなるような技法がたくさん盛り込まれていたため、ワークショップ棟の建設は遅れていました。教室棟の建設は、ワークショップ棟の建設の際に一度実施した工程も多く含まれているため、スムーズに進むものと考えられます。隈研吾先生が設計したこの職業訓練校の建設は、建築会社や職人にとっても学びが多い工事のようです。

職業訓練校の学生たちは、首都アクラで行われる日本語スピーチコンテストへ出場するため、準備をしています。みんなアクラに行ってみたいということもあり、熱心に勉強をしています。簡単ではないことですが、日本語を少しでも習得できれば将来の選択肢も増え、日本で建設関連の仕事に就く可能性もあるかも?と頑張っています!(笑)。

私の大学での研究もこの村をフィールドにしており、今回はその調査も行っています。また、本ブログ内でも機会がありましたらご紹介したいと思います。

毎日たくさん歩き、現地語で会話していくことを通じて、地域の人々との距離を縮めています。金の違法採掘がますます拡大している現地ですが、SPJは地域の人たちと共に、職業訓練校を通じて幅広い選択肢を現地の若者に提供することで、持続可能な村の発展に今後も貢献していきます。

Medaase! (Twi語でありがとう)
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山本さんは、今回このレポートと一緒にマンソ・ヌクワンタでの金の違法採掘の現状についてのレポートも送ってくれました。これまでお伝えしてきたように、職業訓練校の建設・運営が金の違法採掘との闘いの中に位置付けられることをより深く理解できる内容となっています。いずれ皆さまにもご一読いただく機会を設けられればと思います。

● これまでの関連ブログ
2024.12.18 ガーナ現地レポート(2)~ Maaha !(こんにちは)~
2024.10.10 ガーナ現地レポート(1)~ Akwaaba Ghana(ようこそガーナへ)~

*山本貴仁さんは、「隈研吾先生の設計をガーナで実現!職業訓練校奨学金で誰も取り残さない明るい未来へ!」のクラウドファンディングを立ちあげてくれた若者です。(2024年8月からガーナ在住)

クラウドファインディング報告⇒ https://sdgspromise.org/archives/15712