CARE WAVE AID(代表・鎌田真由美氏)では、昨年11月14日にボランティア・ミュージカル「選ばれた大地-アフリカ」を上演し、その収益の一部をミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)に寄付してくださいました。CARE WAVE AIDの皆さま、改めてお礼を申し上げます!
http://www.geocities.jp/carewavejapan/index2.html
(CARE WAVE AIDの公式サイト)
MPJでは慎重にその使い道を検討した結果、いただいた寄付金額のほとんどをウガンダのミレニアム・ビレッジ、ルヒーラ出身の少女たちの進学(寄宿舎付きの中学校)のために使用することにいたしました。
以下はウガンダのミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(MVP)のローレンスさん(教育担当)から推薦された二人の少女の写真です。彼女たちはすでにMVPの奨学金を受けて中学校へ通っています。MPJでは来年2月の新学期より、それぞれ一年間の学費、寄宿舎費用、ユニフォームや教科書代などを援助することになります。
【写真左】ヌワンバイレ・ウィニーさん。15歳。非常に貧しい家庭に生まれ、母親はすでに亡くなっている。父親はほとんの子どもの世話をしていない。小学校をトップクラスで卒業後、プロジェクトの奨学金で中学校に進学した。才能に恵まれ成績も優秀で、常にクラスで1、2番の成績(平均78%)を保つ。自分の意見をはっきりと述べ、野心家で意欲的である。
【写真右】キチョンチョ・ガフィンさん。13歳。優秀な成績で小学校を卒業し、プロジェクトの奨学金で中学校へ進学した。奨学生の中で最年少である。彼女の両親は非常に貧しい。将来は医者になりたいという希望が強い。中学校での成績も優秀で平均70%以上を維持している。学業の他、フットボールや歌を歌うことが趣味。
ミレニアム・ビレッジの少女の進学を支援する理由などについては「続き」をお読みください。
ウガンダでは少女たちは14歳になると家畜と交換で結婚させられてしまうことが少なくありません。もともと栄養失調の子どもが多いため、年少の妊産婦やその新生児は出産に際して死亡する確率が高いのです。(サハラ砂漠以南の諸国では、妊産婦の死亡率は16人に一人)
少女たちが中学校へ進学することは、国連ミレニアム開発目標のうち、妊産婦の健康、乳幼児の死亡率減少、初等教育の普及、ジェンダーの平等、貧困の削減にもつながります。ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの担当者たちは、少女を支援することは「国を支援すること」と指摘し、私たちの支援を非常に喜んでくれています。
また、彼らは、寄宿舎付き中学校に進学させることを強く要望しています。理由は、1.学校まで遠いので途中の通学が危険であること、2.自宅通勤の場合、少女たちは家事や育児、水くみなどを強いられて、ほとんど勉強ができない、などです。