【マラウイバオバブ事業】リロングウェ市内ショッピングモールでの商品プロモーション・ブース出展

今回は、9月7日(土)から8日(日)の2日間に渡り、マラウイの首都リロングウェのショッピングモールで実施した、バオバブ製品販売促進のためのブース出展についてご紹介します。

SPJではバオバブ製品の製造サポートや衛生管理指導の他、プロジェクト終了後も製造組合の自助努力でビジネスが継続できる様に、販路開拓や営業活動のサポートも行なっています。今回はその営業活動の一環として、商品のプロモーションと販路拡大を目的に、ショッピングモール入口にブースを出展しました。

マラウイにもショッピングモールと呼ばれる施設がいくつかありますが、私たち日本人が想像するような大規模な施設ではありません。今回ブースを出展したGateway Mallは、リロングウェに2014年12月にできたマラウイで一番大きなショッピングモールです。

このモールには衣料品、電化製品、家具、日用雑貨を販売する店舗や、銀行、美容室、レストラン、バー、そして南アフリカ資本のスーパーマーケットなど、大小約30の店舗が軒を連ねており、休日になると多くの人で賑わいます。

ブース出展を行なったGateway Mall

今回、モールに訪れた買い物客が必ず通るモール入り口の開けたスペースにおいて、SPJで支援をしているバオバブパウダーやバオバブオイルに加え、2017年までJICAのプロジェクトで支援されていたOVOP(一村一品)商品を展示、販売しました。

ブース準備中のMaluso UnionのメンバーとSPJスタッフ
今回展示販売されたバオバブ商品とOVOP(一村一品)商品

バオバブフルーツはマラウイで一般的なフルーツとして親しまれており、市場に行くとバオバブジュースと呼ばれる水に溶かした物や、それを凍らせてアイスキャンディのようにしたものが1つ7円程で売られています。

バオバブフルーツ(白い部分がラクガンのような粉末状になっており、酸味があっておいしい)

しかしバオバブフルーツを粉末状にしたバオバブパウダーは、まだ一般にあまり馴染みがありません。興味はあっても使用用途がわからないという声も良く聞かれるため、今回バオバブミルクシェイクとしての新しい使い方を提案するため、ブースにミルクシェイクの試飲コーナーを設けました。ブースを訪れてくれた多くの方がミルクシェイクの試飲を通し、バオバブパウダーを購入してくれました。

バオバブミルクシェイクを試飲中のお客さんと商品を説明するMaluso Unionのメンバー

今回のブース出展は、商品営業・セールストーク研鑽のトレーニングも兼ねており、参加したメンバーは、どのように商品を展示し、どのように商品の特徴や使い方を説明すれば良いのかなど、戦略を持って考える必要がありました。初めは椅子に座り、ブースに来るお客さんを待っていただけのメンバーも、徐々に自信が付くにつれ、自らお客さんを呼び込み、積極的に営業する姿が見られました。

多くのお客さんで賑わうブース

この2日間、ブースを訪れてくれた方々からの反応や売り上げもよく、参加したメンバーからは毎日でもやりたいとの声や、次回はOVOPアンテナショップのチラシや、営業用の名刺も準備したいとの案が出てくるなど、学びの多い2日間となりました。