SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、2025年9月にタイ最大規模のスラムであるクロントイ・スラム(*)内にある図書館に通う子どもたち(4-12歳、20名弱)を対象にフォトコンテストを実施しました。


このフォトコンテストは、MPJ Youthに所属する学生達が東南アジア実習の一環としてシーカー・アジア財団のコミュニティ図書館を訪問した際に実施され、同時に交流イベントとして折り紙と習字体験も行ってもらいました。




同コンテストでは、学生が日本から持参したCannonのカメラの使い方を子どもたちに伝えて、日本文化を体験する友達の笑顔を撮影してもらいました。スラムツアーに参加した青山学院大学の学生さん8名にも手伝ってもらいました。


コンテストの結果、財団のスタッフのみなさまの投票で5点の優秀賞が選出されました。
参加した子どもたちには小さなプレゼントをお渡ししました。



現SPJインターンでこの実習に参加した坂口叶夢さん(東京外国語大学国際社会学部 アフリカ地域専攻2年)が以下の感想を寄せてくれました。
「慣れ親しんでいるお互いを撮り合ったため、友達や先生の自然な笑顔を引き出した素敵な写真に溢れていました。私たち学生の良い表情の写真もたくさん撮ってくれてうれしかったです。子どもの目線からだと、私たちとは背の高さも感性も異なるので新鮮な写真がたくさんありました。写真は瞬間を切り取るだけでなく、撮影者の思いものせて思い出を光らせてくれるな、と改めて感じました。出会った子どもたちにとっても良い思い出になればと思います。」


*クロントイ・スラム
バンコクには2,000以上のスラム街があるそうだが、クロントイ・スラムはその中でも最大規模の約10万人が居住する場所。もともとはチャオプラヤー川沿いのクロントイ港近くの港での仕事を求めて、地方から出稼ぎにやってきたタイ人のコミュニティで、狭い路地に家が密集した衛生状態が劣悪な環境にあり、火災や感染症のリスクが高い地域。

