2021年3月5日(金)、町田市立つくし野中学校にて、全校生徒約730名の皆さんを対象に、SPJ理事長・鈴木りえこと、SPJの関連団体「MPJユースの会(学生組織)」代表・青山洋祐さん及び副代表・山川綾菜さんが、「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマに、講演させていただきました。
つくし野中学校の生徒の皆さんは、この1年間、SDGsについて熱心に学んでこられたそうです。この授業は、「東京都オリンピック・パラリンピック教育推進支援事業」の一環として、これからの時代を担う子どもさんたちに必要とされる資質・能力(ボランティアマインド、豊かな国際感覚等)の育成を図る目的で行われており、今回のSPJの講演が、1年間のSDGs学習の集大成という、SPJにとっては、光栄で責任重大なイベントとなりました。
当初の予定では、全校生徒さんの前で対面式にお話させていただく予定でしたが、残念ながら緊急事態宣言が延長されたため、密をさけて、講演者は視聴室から映像を通じて生徒のみなさんに向かってお話しました。
講演内容は、まず、鈴木が、SDGsの前身となった「ミレニアム開発目標(MDGs)」を紹介し、アフリカの貧困層の生活、教育やジェンダーによる格差、プラスチックごみによる生態系への影響など、クイズを交えながら説明。SPJの活動としては、「誰一人取り残さない」社会を目指すSDGsの目標に向かって、「顧みられない熱帯病(NTDs)」の制圧に関する啓発活動や、ウガンダでの南スーダン難民支援事業などについて説明しました。
MPJユースの学生2名は、ユーモアを交えながら、アフリカでの研修経験を語り、最後に、中学生として、世界に目を向け、SDGsに貢献できることを、わかりやすく熱意をもって語りました。
生徒の皆さんからは、「文化としての男女の違いがあるが、それを平等にするためには何をどうすればいいか」「アフリカに支援している国は多いと思うが、日本の支援は諸外国の支援と比べ不足はないのか」など、オンラインを通じて鋭い質問が投げかけられました。
また、講演後、生徒の皆さんが各教室で今回の講演についての感想や、これから自分ができることなどをレポートされている様子を拝見して廻り、Q&Aにも応じました。
今回の講演が、つくし野中学校の生徒さんの「SDGsの達成に向けて自分だからできること」を考え、行動するための一助になることができましたら、非常に嬉しく思います。
つくし野中学校の校長先生、皆様、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました!