ウガンダで点滴灌漑事業を始めました!

【村人と最終打ち合わせ】

ヤマハ発動機とウガンダのYAMAHA販売店社長のご寄付に基づき、MPJが出資して、ウガンダのミレニアム・ビレッジ、ルヒーラ村において、点滴灌漑事業のテストケースを開始しました。MPJ技術顧問の江藤誠一氏が、ルヒーラ村のチームリーダーであるデービッド、農業担当のジョゼフなどと相談した結果、村の中で最もふさわしい常に流水のあるKanywamaize地域を選択しました。

 

【藪を切り開きました】

 

 

江藤氏の精力的な働きにより、2か月間でバナナプランテーションの間の藪を耕して、面積1600平方メートルを4つのロット、1.点滴灌漑&肥料有り、2.点滴灌漑有り&肥料無し、3.点滴灌漑無し&肥料有り、4.点滴灌漑&肥料無し(伝統的な村での耕作法)に区分け、4,000株のトマトの成長を見守ります。成功すれば乾季でもトマトが育ち、農民が換金できて生活が安定することが期待されています。盗難を予防するため、穴を掘ってホースを埋め込んだり、

【2トンタンクを支える土台を強化】

ヤマハ発動機を頑丈な柵の中に設置したり、2トンの水タンクが安定するように土台を強化したり、様々な工夫がなされました。農民は普段から集団で様々な活動を行っているグループが選ばれました。毎月労働時間、経費、収益等のデータをとって、仕事量に従い収穫後の収益から報酬を得ます。日本からは村に滞在中の江藤氏のほか、MPJ理事長・鈴木も参加して、実施グループと最後のワークショップを開催してまいりました。

【盗難に備えてポンプを入れる頑丈な柵をつくりました】

点滴灌漑の利点には、収穫高と品質の向上、水の有効利用、労働力の軽減、換金作物の生産による収入増加などがあります。サハラ砂漠以南のような水不足の地域では温暖化対策や干ばつに備える準備としても、ますます必要性が高まると思われます。セネガルのミレニアム・ビレッジ、ポツー村では農業組合がまとめて購入し希望する農夫たちにマイクロクレジットなどで譲り、たまねぎを生産して大好評です。