アフリカ留学生奨学金を支給しました

受給者に奨学金を渡す理事長ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では今年度から、日本で学んでいるアフリカ系の学生に対して、奨学金を支給するプログラムを開始しました(募集要項はこちらをご覧ください)。

初回となった今年の受給者は、厳正なる審査の結果、ナイジェリア国籍のシドニー・ラブリーリリーさんに決定いたしました。彼女はご両親がアフリカ出身ではありますが、日本で生まれ育ったという経歴をお持ちです。ですから、もちろん日本語はネイティブ。家族とは英語で会話し、現在アメリカの大学の日本キャンパスに通っているということもあって、英語もネイティブというバイリンガルの学生です。
そのスキルを活かし、MPJが海外のVIPをお招きしたパーティーでは、日英両言語で司会を務めてくださいました。
現在は国際関係学を中心に勉強されており、近い将来はグローバルにいろいろな国で働きたいという夢をお持ちですが、ゆくゆくは自分のルーツであるアフリカと、生まれ育った日本の橋渡しができるような仕事に就きたいそうです。
MPJでは、これまでユースの会の学生とともに、アフリカと日本の交流を深めるための活動を続けてきました。今後、相互の関係が、経済面、政治面でより深いものとなっていくことを見据えると、ラブリーリリーさんのような、ナイジェリア人として生まれ、日本人のように育ってきた、アフリカと日本両方のことが理解できる方にもっと勉強をしてもらって、アフリカと日本を強固につなぐ人材となってくれることを願っています。
MPJユースの会
副代表
土屋潔浩