ミレニアム・ビレッジからレポートが届きました! ②

~ミレニアム・ビレッジでの読み書き向上ワークショップ~
Alia Karim からの報告


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 9月下旬、ニューヨーク、マラウイ、ルワンダ、タンザニア、ケニアからミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(以下MVP)のメンバーがマラウイのムワンダマで行われたMVPのワークショップに参加し、子どもたちに基本的な読み書きの知識を教えていく方法について、意見交換を行った。このワークショップには、地区教育部長とセイント・アンソニーとナマディ地帯の初等教育アドバイザー2名や地元の提携機関であるSave the Children とRTI(訳注:米国の非営利研究機関)の低学年向きの読書活動推進オフィスなどのゾンバ地方の子供たちに読み書きを教えることに焦点を当てている現地の機関の代表者も参加した。

 認知心理学者で世界銀行の識字専門家であるヘレン・アバジ氏は基本的な読み書きを現地の言葉で教える彼女の方法の基となる科学的研究を発表したが、この彼女の方法に基づいて村の学習センター(以下VLC)のパイロットが2014年6月に開始したのである。ワークショップ参加者たちは基本的な読み書き教育の方針について議論し、自らの経験から学んだ教訓を共有し、考えを出し合った。基本的な読み書きを教える教育において、文字の名前より文字の発音に焦点を置き、流暢さをもたせるために文字を解読し、読むという練習にもっと力をいれるべきだということに参加者全員が合意した。


4 ワークショップ参加者たちはムワンダマを訪れ、Community Education Workersと呼ばれるボランティアたちが上記の方針に基づき、彼らのVLCで読み書きを教えた経験について、彼らと共に話し合った。(左写真を参照)
 ワークショップ二日目では、参加者全員がVLCを訪れ、実際の授業の様子を見学し、この活動の長所と、また、現在、ムワンダマで行われている読み書きの指導の改善すべき点について詳細に議論を交わした。またマラウイチーム(訳注:ムワンダマMVPを担当している現地組織)は、1単元に1つの文章が紹介され、リーディングの練習のための追加の文章や、データ収集方法、プログラムを実施するにあたってのガイドラインも掲載する教科書作成の具体的な詳細ついても発表した。MVPの教育部門が教育の質を高めることや学校に通っている生徒たちが基本的な読み書きのスキルを身につけていけるよう保障することにより一層の焦点を当てていくに従って、ゆくゆくは小学校低学年から国語(キニアルワンダ語、スワヒリ語)政策が取り入れられている、ルワンダ、タンザニア、ケニアなどの地域でのMVPにおいても、このリーディング力を向上させるための取り組みは採用されていく可能性があるだろう。



この英文は学校法人山口学園 ECC国際外語専門学校様のご協力により、学生の方に翻訳していただきました。
[翻訳ボランティア]
学校法人山口学園 ECC国際外語専門学校
国際ビジネス学科 総合英語コース<通訳専攻・翻訳専攻>1年
張平欣様、築山杏奈様、長尾友莉子様
ありがとうございました!