SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)とNPO法人わかもの国際支援協会(Wisa)が、2021から2022年にかけてコロナ禍のラオスで教育が受けられない児童を対象に行ったフォトコンテストの続報(前回に前半をお伝えしました)です。
前回の記事⇒ http://mpjapan.sakura.ne.jp/spj2023/?p=13290
2021年からのプロジェク進行中、2022年4月~7月にかけてはラオス全体も深刻なガソリン不足に陥り、様々な業種の労働者が出勤できなくなくなるなどIT指導にも支障が生じました。困難な状況の中、関係者の皆様のご尽力により、ようやく子供たちの写真を展示するフォトコンテストイベントが2022年12月に開催されました。
報告書サイト⇒ https://bit.ly/3XQJmVe
子ども達は、「私のパッタナー(文化・発展)」をテーマに自分たちが住む生活圏で写真撮影を行いました。ラオス語で「文化」はパッタナーと言いますが、このパッタナーは同時に「発展」「成長」(development)も意味します。
ルアンパバーン県の子ども文化センターで12月初旬から28日まで文化祭が開催され、8名16点の写真が展示されました。
そして、29日に来場者からの評価が高かった写真の撮影者、リダさんに懸賞が送られました。
事業を推進してくださったWisaの理事、横山先生からのコメントです。
「コロナ禍で不安と鬱屈した子ども達に、可能な範囲で村まで出張したカメラワークやパソコンの使い方指導ができたことに特に感謝していただきました。
ラオスはベトナム戦争時にアメリカに国土を破壊され、世界でもっとも多く弾数を被ばくされた国であることなどが殆ど知られていません。また人口も700万人程度と少なく、東南アジアではミャンマー、カンボジアよりもGDPが低い状況です。多くの若者が、タイや中国のメディア・流行に影響を受けています。一方で、自分たちの国の誇りや文化のアイデンティティが失われていかないか、不安視されています。そのため「文化」という言葉は、特に深い意味をもっていると考えます。ラオスは、50の少数民族が平和に暮らしている、多文化共生の先進国です。そんなラオスの「文化」固有の「発展・成長」を祈る意味で、今回のフォトコンテストが実施されました。」
横山先生をはじめ、ご協力いただいた方々の全てに感謝申し上げると同時に、SPJとしては今後も各地の子供たちへの支援を続けていきたいと願っています。
参加者の他の作品は、SPJのSNS(Instagram, Twitter, Facebook)でもご紹介します。以下の写真も含め、どうぞご覧ください。
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