【開催報告】SPJインターン山本貴仁さん、『金を掘るか、未来を築くか』を語る!

オンライン初期画面 活動報告

2025年7月31日(木)、SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)のインターンで、現在ガーナ大学留学中の山本貴仁さん(*1)によるオンラインセミナー『金を掘るか、未来を築くか-ガーナの若者の選択-』が開催されました。
開催概要はこちら⇒ https://sdgspromise.org/archives/16882

オンライン初期画面

40名ほどの参加者が約1時間の山本さんのセミナーに参加してくださいました。
まずは、SPJの鈴木りえこ理事長からSPJと山本さんの紹介をいたしました。

鈴木理事長画面

政府関係者や研究者、さまざまな大学の学生など幅広い参加者の方々が、ガーナでの金違法採掘の現状や伝統的権力構造との関係についての話に耳を傾けてくださいました。実際に現地で調査したからこそわかる問題の複雑さが伝わってきました。

山本さん画面

1時間の講演のあとの質疑応答では山本さんの心境に対する質問や、金違法採掘問題の核心に迫る議論もなされ、30分間大変な盛り上がりをみせました。

当日のセミナー動画(セミナー部分のみ)を以下に公開しています。
⇒ https://youtu.be/ydJHb0gI_TU

MPJ Youth(*2)の一員で、SPJインターンでもある坂口叶夢さん(東京外国語大学国際社会学部 アフリカ地域専攻2年)が司会を務め、以下の感想を寄せています。
「実際にガーナに行って、村の現状を見たことで違法採掘問題をより強く認識するようになったことが研究のきっかけ、とおっしゃっていたことが印象的でした。研究では聞き込みも多くされているようで、やはり自分の目や耳で感じ取ることの大切さを改めて感じました。質疑応答ではさまざまな分野の視点からの質問が多く寄せられ、それぞれの角度で違法採掘問題を見つめることができる大変有意義な時間となりました。ガーナから貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。」

SPJスタッフ一同、今後も山本さんの益々のご活躍を祈念いたします。

*1 山本貴仁さんプロフィール
東京外国語大学アフリカ地域専攻に所属する山本貴仁さんは、MPJ Youthのメンバーであり、開発人類学と国際金融を学ぶ学生です。ガーナの伝統的権威(チーフ制)と開発の関係性や、ガーナにおける金融政策に強い関心を持ち、現地での調査や実践を通じて学びを深めています。2024年には、SPJインターンとして「隈研吾先生の設計をガーナで実現!職業訓練校奨学金で誰も取り残さない明るい未来へ!」のクラウドファンディングを立ちあげてくれました。2024年8月からガーナ大学に約1年間留学中で、大学の休暇中などにガーナ現地レポートを送ってくれています。
最新ガーナ現地レポート⇒ https://sdgspromise.org/archives/16895

*2  MPJ Youth(ミレニアム・プロミス・ジャパン・ユースの会)
MPJ Youthは、SPJ(当初の名称:ミレニアム・プロミス・ジャパン: MPJ)の活動に賛同する東京大学の学生たちによって、「アフリカを学び、発信する」ことをコンセプトに立ち上げられた学生サークルです。 MPJ Youthは、2025年で16周年を迎え、今では東京大学と東京外国語大学を中心として様々な大学から、約160名(25年度)の学生が集り、毎年アフリカで研修を行っています。
詳細はこちら⇒ MPJ Youthサイト