ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、MDGs達成のための国際協力
NGOネットワーク「動く→動かす」(GCAR Japan)事務局長の稲場雅紀氏を
講師に迎え、去る1月18日、以下の要領にて第9回研究会を開催致しました。
【テーマ】 「ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けて
-達成期限まであと5年-」
参考資料⇒MPJ第9回研究会「MDGs達成に向けて」.pdf
【講演内容】
2000年のミレニアム総会は、世界が途上国の開発に関する方針を変え、「貧困と格差をなくす」ことに大きく梶を切った瞬間でした。そこで採択された「ミレニアム宣言」をもとに「ミレニアム開発目標」(MDGs)が策定されてから10年がたちます。この10年で、世界は大きく変わりました。
90年代、多くの国が内戦と貧困に悩まされていたアフリカ。しかし、現在までに多くの内戦が終結し、かなりの国で、今後の経済成長が期待されています。五歳未満の子どもの死亡数も全世界で1000万人を下回り、未就学児童の数も1億人を切りました。もちろん、目標達成にはまだまだ足りませんが、成果は少しずつ上がっているのです。
MDGsの期限まであと5年。達成の障害になっているものはなんでしょうか。そして、今、「MDGs達成!」の掛け声の下で起こっている地殻変動とは?MDGsの達成に向けて、何が必要なのでしょうか。
MDGs達成に向けたNGOネットワーク「動く→動かす(GCAP Japan)」の稲場雅紀氏が語ります。
【講師プロフィール】稲場雅紀氏
1969年生。90年代前半に横浜の日雇労働者の町・寿町で医療活動を行う「寿医療班」の事務局を務めて以降、当事者や市民社会の立場から政策提言の活動に取り組む。2002年よりNGO「アフリカ日本協議会」国際保健部門ディレクター。2008年のG8洞爺湖サミットに向けた政策提言活動を経て、2009年より、MDGs達成のための国際協力NGOのネットワーク「動く→動かす」(GCAPJapan)の事務局長。
【報告会の様子】