2008年ミレニアム開発目標報告書が国連により本日発表されました。この報告書には、ミレニアム開発目標達成に向けた進捗状況の概要が記され、特に次のような成果が報告されています。
○ 2000年に750,000件あったはしか感染による死亡件数が、2006年には250,000件に減少。現在、発展途上国の子供達の8割がはしかワクチンを接種している。
○ サハラ以南の地域においてマラリア防止策が拡大。五歳以下の子供がいる家庭で殺虫剤処理済の蚊帳を使用する家庭が増加。2000年に比較すると20ヵ国中16ヵ国で蚊帳の使用数が、少なくとも3倍に増えている。
○ 1990年以降、新たに16億人に対し安全な飲み水が供給可能となった。
ミレニアム開発目標の達成期限は2015年です。その折り返し地点である2008年において、私達は前例のない成果をあげることができました。しかし、まだ課題は多く残っています。目標を確実に達成できるよう、一層の努力をせねばならない重要な時です。皆で力を合わせ、我々の世代で、極端な貧困と飢餓をなくし、予防可能な病気の感染を食い止めようではありませんか。
皆様のご支援に感謝いたします。
ミレニアム・プロミス
翻訳:田村トリサ