SPJ、フィリピン・リマサワ島へのスーパー台風オデット 災害支援事業 3 (最終報告)~サラ・ドゥテルテ副大統領がリマサワ島を訪問~

活動報告
右から: リマサワ島町長/メルチャー・パトラコルタ氏 フィリピン副大統領/サラ・ドゥテルテ氏 SPJ国際派遣スタッフ(JPF事業担当)大野

昨年12月にフィリピンを襲った大型台風ライ(現地名:オデット)の被害は、フィリピンの多くの地域に及びました。その中でも、南レイテ州のリマサワ島(レイテ島南沖に浮かぶ直径約10キロの孤島で、人口は約5,100人)は、もともと経済的に脆弱な島であり本島と比べて明らかに災害支援が遅れていました。ちなみに、リマサワ島は、1521年に航海中のフェルディナンド・マゼラン一行によって、フィリピンで最初のミサが行われた場所と考えられている歴史的な島です。

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)では、すでにお伝えしておりますように、このリマサワ島の被災者の方々を対象に、2件の支援事業(ジャパン・プラットフォーム<JPF>のご支援で完成した38軒とSPJの独自事業として開始した55軒)を行っておりました。今回のご報告は、後者のSPJが株式会社ココウェルの水井社長にご尽力をいただき、最終的にはココウェル様との共催自事業と言える55軒の再建、修復事業の完成についてです。新たに支援が完了した家には、ココウェル様とSPJのロゴを掲示しましたので、写真をご覧ください。

実は、当プロジェクトの実施期間は今年3月から5月末の予定でしたが、様々な困難に立ちふさがれ、完成が大幅に遅れてしまいました。主な問題は、離島であることによる資材運搬の困難と、フィリピン陸軍から予定通りの人数の大工さん(無償)を派遣していただけなかったことなどです。

6月になり赤坂と大野が、8月末には水井社長も来島され、ココウェル様が手配してくださった大工さん(有償)によって建設を進めることができました。

ところが、そのころには被災者の中には仮設住宅の建築ではなく、もとの住宅の修繕を希望する方が増えてしまったのですが、ココウェル様のさらなる追加費用など柔軟なご対応のおかげで、無事に支援を終えることができました。

残念なご報告は、配った資材を転売してしまった受益者(住人)が一人おられたことです。 リマサワ島では大工不足により、国連国際移住機関(IOM)の支援などでも、資材だけ配りそのままになっているケースが多く見受けられ、資材転売が発生していたそうです。町役場と警察から厳重に注意して頂きましたが、転売者からの弁済までは難しいそうです。

このような事情で予定より時間はかかりましたが、8月初旬には、サラ・ドゥテルテ副大統領がリマサワ島を訪問され、SPJの支援にも感謝して頂きました。また、同地における別の支援事業としてJPF助成事業を通じて実施した木組み研修についても深い関心を寄せてくださいました。木組み研修に関しては、別途ご報告します。

右から: リマサワ島町長/メルチャー・パトラコルタ氏 フィリピン副大統領/サラ・ドゥテルテ氏 SPJ国際派遣スタッフ(JPF事業担当)大野

ココウェルの水井社長は、レイテ島、リマサワ島との繋がりをますます強く感じるようになられ、今後も現地の労働環境を整えるなどの支援を続けられるそうです。

被災者の皆様が少なくとも屋根のある家で暮らすことができるようになりましたことに対して、水井社長、リマサワ島の町長はじめ関係者の皆様のご協力に心から感謝しております。

SPJ独自事業の報告1=> http://mpjapan.sakura.ne.jp/spj2023/?page_id=12527
SPJ独自事業の報告2=> http://mpjapan.sakura.ne.jp/spj2023/?page_id=12575
JPF支援追加事業報告=> http://mpjapan.sakura.ne.jp/spj2023/?page_id=13106