ガーナ現地レポート(6)〜 Woayɛ adeɛ (頑張りました!) 〜

3位入賞で表彰されるFrancis 活動報告
3位入賞で表彰されるFrancis

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)のインターンの山本貴仁さんから、早くも第6弾現地レポートが届きました! 現在、大学の休暇を利用してプロジェクト地に長期滞在しています。

************ 【インターン・山本貴仁さんのレポート】 ***********************
みなさんこんにちは!ガーナ大学に留学中のSPJインターン山本貴仁です。

SPJが運営するマンソ・ヌクワンタ職業訓練校の2名(FrancisとGeorge)の学生が、3月に首都アクラで行われた第29回日本語スピーチコンテストに参加しました。今年のテーマは、「日本での10日間をどのように過ごすか」というもので、会場には日本の無償資金協力で建設されたガーナ大学野口記念医学研究所のカンファレンスルームが利用されました。

野口英世の像
野口英世の像

職業訓練校で半年ほど日本語を学んだ学生たちには、その成果を披露する機会となりました。彼らはとても緊張しながらも、堂々とスピーチをする姿が印象的でした。見事、Francisが初級者の部で3位を獲得し、豪華景品を獲得しました。Georgeも4位と健闘しました。

彼らにとって、初めてアクラを訪れただけでなく、初めて村を出る機会でもありました。首都の整然とした道路、豪華絢爛な建造物、人の多さなど多くの刺激を得たようです。村の狭い世界から一度外の世界を見ることで、世界には金の違法採掘やカカオ栽培以外の選択肢も広がっていることを認識してもらいました。首都の建設需要は現在も非常に旺盛で、将来的には建設を学んでいる学生たちも首都の高層ビル建設に従事することがあるかもしれません。

ガーナ独立の父Kwame Nkrumahの記念館を訪れた学生
ガーナ独立の父Kwame Nkrumahの記念館を訪れた学生

職業訓練校の学生以外にも、私のガーナ大学での同級生やアクラ在住の友人も複数参加しました。友人のEmmanuelは、大好きな相撲をテーマとした軽快なトークで、上級者の部で優勝を果たしました。

優勝した友人のEmmanuelと筆者
優勝した友人のEmmanuelと筆者

ガーナにおける日本語や日本文化への関心を高めてもらうイベントとなりました。来年も職業訓練校は参加する予定で、より良い成績を収められるよう頑張ってほしいですね!

Medaase! (Twi語でありがとう)

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職業訓練校での半年での日本語上達の成果に、SPJのスタッフも喜んでいます。山本さんの親身なコミュニケーションのお陰もある事かと思います。

SPJ鈴木理事長からも、「FrancisもGeorgeも頑張りましね! 一度、職業訓練校学生全員をアクラに連れて行ってあげたいですね。」との感想を寄せています。

● これまでの関連ブログ
2025.4.3  ガーナ現地レポート(5)〜 Adwuma adwuma (お疲れさま) 〜
2025.3.12 ガーナのマンソ・ヌクワンタにおける金の違法採掘の現状
2025.2.26  ガーナ現地レポート(4)〜 Kakra Kakra (少しずつ) 〜
2025. 2. 5  ガーナ現地レポート(3)〜 Masaneaba (ただいま!) 〜
2024.12.18 ガーナ現地レポート(2)~ Maaha !(こんにちは)~
2024.10.10 ガーナ現地レポート(1)~ Akwaaba Ghana(ようこそガーナへ)~

山本貴仁さんは、「隈研吾先生の設計をガーナで実現!職業訓練校奨学金で誰も取り残さない明るい未来へ!」のクラウドファンディングを立ちあげてくれた若者です。(2024年8月からガーナ在住)

クラウドファインディング報告⇒ https://sdgspromise.org/archives/15712