SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)の学生関連組織であるMPJ Youth(*)のメンバーは、2025年5月24日(土)・25日(日)に東京大学の学園祭・五月祭にて、「セネガル研修」報告会を開催、また常設展示などの出展を行いました。


MPJ Youth副代表でSPJインターンでもあるモーチャーンさん(東京大学農学部 国際開発農学専修3年)から、当日の報告が届きました。
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今年2月に実施された「セネガル研修」について、5月24日、25日とも1日3回(11時、13時、15時から)に報告会を行い、個人研究発表として以下のテーマでの報告(各回3テーマ程度)を行いました。
・セネガル人の民主主義に対する意識と市民運動の関係
・カナリア諸島を経由地としたセネガルからヨーロッパへの非正規移民
・セネガルにおける汚職
・教育格差縮小のためにテレビが果たす役割
・日本のスポーツ留学生の受け入れに関する考察 -ムスリムとスポーツ
・セネガルのマラリア予防:現状と未来への展望
・セネガルにおける奴隷貿易の認識についてゴレ島の果たす役割
・セネガルにおけるイスラーム信仰の現地実践とその社会的機能
・宗教意識とコロニアリズムの問題
・アフリカの都市における住居のコンクリート化に関するセネガルでの考察
同時に、完成した全80頁の研修報告書も公開・展示いたしました。
報告書はこちら⇒ https://bit.ly/4kBXi0V
また、報告会のアーカイブがYouTube(MPJ Youth)で公開されています。お時間がございましたらぜひご覧ください。
⇒ https://www.youtube.com/@mpjyouth2030/streams
今年の五月祭では報告会だけではなく、常設展示でもユニークな企画を複数実施しました。ケーキ店とコラボしてモロッコのお菓子である“グリーバ”と“メスコウタ”を製作して、販売を行ったり、セネガル研修の写真を展示してフォトコンテストを開催したりしました。


また、MPJ Youthメンバーの持っているアフリカ各地の紙幣を展示したり、来場者の方が渡航されたことのある国にシールを貼っていくアフリカ旅マップを用意したりもしました。


特に、セネガルから購入してきた伝統楽器アサラトの体験コーナーでは、多くの来場者の方が悪戦苦闘しながらも、喜んでいただくことができました。SPJの鈴木理事長も、両日とも教室に顔を出して発表を聴講するとともに、モロッコ菓子を味わいました。


五月祭に来てくださった方にこの場を借りて感謝申し上げます。来年度の五月祭でもアフリカ研修の報告会を実施予定ですので、お越し頂けますと幸いです。
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SPJスタッフ一同、MPJ Youthのメンバーの活動を頼もしく思うとともに、今後の彼らの更なる活躍を願っています。
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(*) MPJ Youth(ミレニアム・プロミス・ジャパン・ユースの会)は、SPJ(当初の名称:ミレニアム・プロミス・ジャパン: MPJ)の活動に賛同する東京大学の学生たちによって、「アフリカを学び、発信する」ことをコンセプトに立ち上げられた学生サークルです。 MPJ Youthは、2025年で16周年を迎え、今では東京大学と東京外国語大学を中心として様々な大学から、約160名(25年度)の学生が集り、毎年アフリカで研修を行っています。
詳細はこちら⇒ MPJ Youthサイト