「タンザニア連合共和国における貧しい女性の自立支援プロジェクトについて」勉強会のご報告

DSC00540.JPGミレニアム・プロミス・ジャパン副理事長 岩男壽美子先生(慶応大学名誉教授)を講師にお迎えして、1月26日「タンザニア連合共和国における貧しい女性の自立支援プロジェクトについて」勉強会を開催いたしました。
お話の内容をまとめたレポートを掲載いたします。
【概要】     
1.マイクロクレジットとは。
2.岩男先生の実施するマイクロクレジットとは。
3.タンザニアにおける支援事業の問題点
4. マイクロクレジットの必要性と問題点
質疑応答

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ミレニアム・プロミス・ジャパン名古屋支部 第一回研究会報告

ミレニアム・プロミス・ジャパン名古屋事務所主催の第一回研究会の報告です。名古屋大学の会場へ30名近くの方々がお集まりくださいました。山田先生から、アフリカに関する全般的なお話をいただき、初心者にわかりやすく解説していただきました。
テーマ: 「アフリカのいまを知ろう」
日時:  平成21年1月24日(土) 午後1時~3時
場所:  名古屋大学大学院 国際開発研究科
講師:  山田肖子氏
       名古屋大学大学院国際開発研究科准教授
山田肖子氏名古屋第一回研究会.jpg名古屋第一回研究会2.jpg
【写真】左から、講師の山田肖子先生、講演する山田先生、会場の様子
メディアで報じられるアフリカ
アフリカ大陸の53カ国のうち、北アフリカを除いた47カ国は貧困などの問題をかかえ、最近のメディアではジンバブエの超インフレ、ケニアの大統領選挙後の内戦(部族対立)、資源をめぐるイスラムと非イスラムの利権の争いであるスーダンのダルフール紛争、エイズなどが報じられている。

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ODIレポートに関するミレニアム・プロミスからの回答

すでにご紹介しましたように、昨秋イギリスのシンクタンクODIが、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトに関する調査分析レポートを発表しました。その中で、ミレニアム・プロミス側がいくつかの点で、反論を述べています

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ODIレポートに対するミレニアム・プロミスからの回答
 我々は、ODIチームがミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(以下MVP)を慎重かつ入念に再検討したことに感謝する。ODIチームは、本報告書の調査および準備に、多大な時間を費やし協議を重ねた。我々は、ODIがMVPの「目覚ましい成果」を認識していることに感謝の意を表するとともに、ミレニアム開発目標達成(以下MDGs)には明らかにMVP型の介入が緊急に必要であるとするODIの見解に強く賛同する。また、ミレニアム・ビレッジ(以下MV)が、広範囲な拡大プロセスの一環として実施されるべきであり、また、ドナーは、MVP型プログラムと補完的投資を大規模に拡大するため、責任を持って資金提供すべきであるというODIの意見に賛同する。
 マリやルワンダをはじめとして、MVPを現在受け入れている複数の国々は、MVの手法を国家レベルに拡大する国家政策を提唱している。これらの国家政策は、素晴らしくかつ大胆であり、国際社会に向けて発表されている。これらの政策は、ハイレベル政府の計画と監督の下で、コミュニティレベルの政府の重点活動に、MVP型介入を直接組み入れていると我々は当然ながら認識している。我々は、ODIの提言と十分一致した形で、MVPが政府外の独立したプロジェクトではなく、(まして、一部のNGOの手法にみられるように政府を回避しようとする方法としてではなく)(NGO団体や民間セクターとの連携は必要であるが)政府の国家的取り組みの一環となるべき戦略の一つと考えていることを強調しておく。
 最近、マラウイ大統領は、「全ての村落にミレニアム・ビレッジを」と希望を述べた。ウガンダの多数の国会議員も同様の意見であった。ナイジェリアは、MVを多数の州に設置する取り組みを開始した。また、他のアフリカの数十以上の国々がMVPへの参加を申し出ている。各国政府は自国の財源を投入する用意はあるが、どの国もすべて、ドナーからの多大な支援を必要としている。

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ミレニアム・プロミスのニュースレター

1月28日付 ミレニアム・プロミスからのニュースレターを翻訳しました。
MTVオバマ新大統領特別番組にてケニアのミレニアム・ビレッジを特集
2009年1月20日(火曜日)に放送されたMTVの米国大統領就任特別番組は、ケニアのリハンダ村ミレニアム・ビレッジにおけるミレニアム・プロミスの活動を特集しました。この特別番組(Be the Change: Live from the Inaugural)は、主要な奉仕活動を通じて変革を推進する若者たちや、オミンド小学校にコンピュータールームの設置を支援したミレニアム・ビレッジ在住の一人の学生ボランティアの姿をレポートしています。このコンピュータールームでは、ケニアの若者500人以上が知識の向上に有用なツールを得ることができ、また、同プロジェクトは地域社会全体の情報格差(デジタルディバイド)の解消にも一役買っています。(以下のミレニアム・プロミスのサイトより、映像がご覧いただけます。)
http://www.millenniumpromise.org/site/PageServer?pagename=home
セネガルのミレニアム・ビレッジにおける水供給施の完成については続きをお読みください。

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