【開催報告】 隈研吾氏、「アフリカの魅力とインパクトを語る」 ~アフリカへの想いと建築への原点もお伺いしました!~

2022年8月22日(月)、SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)主催、隈研吾建築都市設計事務所共催にて外務省第8回アフリカ開発会議(TICAD8)の オフィシャル・サイドイベントとして、隈研吾氏をメイン・スピーカーにお迎えし「SPJ特別オンラインセミナー:アフリカの魅力とインパクトを語る」を開催いたしました。

開催概要はこちら:http://sdgspromise.org/?page_id=12812

当日は、SPJの鈴木りえこ理事長からのご挨拶の後、日本を代表する建築家の隈研吾氏に「建築」へのコンセプトと「アフリカ」への興味の原点に関するお話しも含め、現在アフリカにて企画している建築のお話を語って頂きました。ご参加いただいた多くの方に絶賛していただき、またご質問もいただき有難うございました。

隈氏のお話の概要は、こちらをご覧ください。

SPJも隈氏のアフリカに対する想いを共有し、今後も皆さまのご協力をあおぎながら事業を推進したいと願っています。


トーゴ共和国で4つのNTDs、バヌアツ共和国でトラコーマを撲滅 ~NTDs制圧に関する嬉しい進捗報告~

世界保健機関(WHO)とSPJのパートナー団体であるUniting  to Combat NTDs(UTC)から、顧みられない熱帯病(NTDs)の制圧に関する2つの嬉しい報告が届きましたので皆さまにお伝えします。

一つは、アフリカのトーゴ共和国が、2011 年から 2022 年の間に、「ギニア虫症」、「リンパ系フィラリア症(象皮症)」、「睡眠病」、「トラコーマ」の4つのNTDsの撲滅に成功したというものです。

8月22日にトーゴの首都ロメで開催されたWHOのアフリカ地域委員会で、4つのNTDsを世界で初めて撲滅した国として、優れた功績賞を受賞しました。

UTCサイト: https://bit.ly/3POuJNl

そして、もう一つはアジア・太平洋地域のバヌアツ共和国です。失明の原因となるNTDであるトラコーマを撲滅した世界で最も新しい国で、太平洋島嶼国としては初めてです。これは、2016 年のリンパ系フィラリア症(象皮症)に続いて、この 83 の島々からなる群島国家から NTDs が撲滅された2番目の事例となります。

WHOサイト: https://bit.ly/3pL2ox4

SPJも今後もNTDs制圧のために日本での認知度をあげる活動を続けて参ります。


キガリサミットは顧みられない熱帯病との戦いにおける歴史的な瞬間!

2022623日にルワンダの首都キガリにおいて『マラリアと顧みられない熱帯病(NTDs)に関するキガリサミット』に関して、Uniting to Combat NTDs (UTC) からさまざまな媒体による報告が送られてきました。SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)も独自にNTDs制圧への日本の認知度を高めるべく発信を行っておりますが、その取組みも含めUTCによるキガリサミットでの成果についてご覧いただければ幸いです。 

UTC報告サイト: https://bit.ly/3ORk4Bj

UTCのサイトより:キガリサミットの様子

写真左から:アラブ首長国連邦外務・国際協力省国務大臣シェイク・シャクブート・ビン・ナヒャン・アル・ナヒャン、ジャマイカ首相アンドリュー・マイケル・ホルネス、ディレクター、テドロス・アダノム・ゲブレイエス博士(世界保健機関総長)、ルワンダ共和国大統領ポール・カガメ、チママンダ・ゴジ・アディチー氏(著名な小説家)、チャールズ皇太子(ウェールズ皇太子、連邦首相)、メリンダ・フレンチ・ゲイツ(ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団共同議長) H.E.フィリップ・イスドル・ムパンゴ博士(タンザニア連合共和国副大統領)

当日(6/23)にIntare Conference Arenaからストリーミングされたキガリサミット全編は以下からご覧ください。
⇒ https://bit.ly/3PZOamK 

顧みられない熱帯病に関するキガリ宣言の発表 

世界中の指導者たちは、キガリ宣言を承認することでNTDを制圧することに100%取り組んでいることを示しており、サミットでは多くのスピーチにより強力な支持を得ました。国、組織、企業、機関はキガリ宣言を承認しました。

キガリ宣言へのコミットメント: https://bit.ly/3OCBSzT

上記キガリ宣言コミットメントの動画には、以下日本の官民学の方々の署名の様子もご覧いただけます。
・外務省 三宅伸吾外務大臣政務官
・厚生労働省 佐藤英道副大臣
・エーザイ(株) CEO 内藤春夫様
・栄研化学(株) 代表執行役社長 納富継宣様
・長崎大学学長 河野茂様
・SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)鈴木りえこ理事長

【キガリサミット関連サイト】
※外務省サイト
⇒ https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ghp/page1_001202.html
※JAGntd(Japan alliance on Global NTDs:事務局は長崎大学熱帯医学研究所)
⇒ https://jagntd.org/news/worldnews/?p=6793
※エーザイ様のサイト
⇒ https://www.eisai.co.jp/news/2022/news202250.html
※栄研化学株式会社
⇒ https://ssl4.eir-parts.net/doc/4549/tdnet/2146632/00.pdf
※安倍元総理へのSPJからの追悼記事
⇒ http://sdgspromise.org/?p=12778
※SPJのキガリ宣言署名記事
⇒ http://sdgspromise.org/?p=12786

 また、SPJでは今年1月30日に開催された「世界NTDの日」当日に撮影された各国・都市のライトアップの様子もSNS発信しています。100か所近くのライトアップをご覧いただき、NTDへの関心を深めて頂ける事を願っています。
Instagram: https://www.instagram.com/sdgspromisejapan/
Twitter: https://twitter.com/sdgsp_japan 


【開催案内】TICAD8 オフィシャル・サイドイベント「アフリカの魅力とインパクトを語る」

©JC Carbonne

2022822日(月)13:00~14:00、特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ は日本を代表する建築家の隈研吾氏(東京大学特別教授・名誉教授、隈研吾建築都市設計事務所)をお招きし、外務省第8回アフリカ開発会議(TICAD8<注> に合わせ、TICAD8 オフィシャル・サイドイベント「SPJ特別オンラインセミナー:アフリカの魅力とインパクトを語る」を開催いたします。

大学院時代に一人で資金を集め指導教授を説得し、教授らと共に2か月間、西アフリカを車で縦断された隈研吾先生にアフリカの魅力とインパクトを語っていただきます。

どなたでも参加可能ですので、お申し込みをお待ちしております。 

【講演概要】
日時2022822日(月)13:0014:00
主催:特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン
共催:隈研吾建築都市設計事務所
メインスピーカー隈研吾氏(東京大学特別教授・名誉教授)
インタビュアー: 鈴木りえこ(
SDGsプロミス・ジャパン理事長)
開催
方法Zoomウェビナー
言語:日本語
参加費:無料
参加登録:下記リンクより、20228月21日18時までにお申し込みください。
https://forms.gle/cYzMkFgJxxJoPpmd9

 【講演テーマ】
「アフリカの魅力とインパクトを語る」

 【講演内容】 
日本を代表する建築家の隈研吾氏は、若いころからアフリカに惹かれ、大学院時代に一人で資金を集め、指導教授を説得し、 教授らとともに2月間、西アフリカを車で縦断しました。当時、異質と考えられていたアフリカ文化が後の隈氏の設計に 与えられた影響とは?ご本人からお話いただき、建築という視点からアフリカの魅力とインパクトを再認識します。

【隈研吾⽒について】
1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に、『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。

<注> 
第8回アフリカ開発会議(TICAD 8: Tokyo International Conference on African Development)が8月27日(土)28日(日)にチュニジアで開催されます。アフリカの開発をテーマとする国際会議で、1993年以降、日本政府が主導、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ委員会(AUC)と共同で開催しています。SPJではこの開催に合わせ、アフリカへの関心を呼び覚ますイベントを企画しています。


MPJ Youth、「アフリカを問う。~TICAD8を前に考える「開発」とは何か?~」を開催

MPJ Youth、「アフリカを問う。~TICAD8を前に考える「開発」とは何か?~」を開催

特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)の学生関連組織であるMPJ Youthは、TICAD8を前に「アフリカ/開発」を問い直すため、「真に開発されたアフリカとは何か?」など「5つの若者の問い」をテーマとしたイベントを8月17日(水)に開催します。

【開催概要】
日時:2022年8月17日(水)
テーマ:「アフリカを問う。~TICAD8を前に考える「開発」とは何か?~」
開催形式:対面とオンラインのハイブリット形式
対面会場:東京都市ヶ谷 JICA地球ひろば 国際会議場(先着50〜60名)
開場:11時半 開始12時〜終了14時40分
オンライン:URLは後日配布
費用:無料
主催:MPJ Youth
後援:特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン
申込:https://forms.gle/unEXuTTz2S4MW4h5A
(申込締切:8月16日(火)正午)

【プログラム】
※ゲストによる基調講演
<ご登壇者>
* 東京大学名誉教授/JICA特別顧問(前理事長)
北岡伸一 氏

東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、1976年博士課程修了。1997年東京大学法学部教授。
2015年10月1日付で国際協力機構 (JICA) の理事長に就任し、2022年3月31日付で国際協力機構 (JICA) の理事長を退任。
2022年4月より特別顧問。

* 前タンザニア駐箚特命全権大使
後藤真一 氏

1982年早稲田大学政治経済学部卒業、大蔵省入省(関税局国際第一課)。1994年7月東京国税局課税第二部長、
その後環境省大臣官房会計課長等を経て、2017年10月税務大学校長、2018年9月タンザニア駐箚特命全権大使。

* 岡山大学准教授/文化人類学者
松村圭一郎 氏

京都大学総合人間学部卒。2005年同大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)。
2015年岡山大学社会文化科学研究科・文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、
富の所有や分配、貧困と開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。

※学生を交えたパネルディスカッション
アフリカに向き合う上で切っても切り離せない「開発」という概念。
「5つの若者の問い」を会場に投げかけます。
「真に開発されたアフリカとは何か」
「そもそも開発とは何か、豊かさとは何か」
「そもそも私たちは今開発されているのか」
「アフリカ開発が目指すべきゴールとは何か」
「今、これから、アフリカ開発をどうするか」

※質疑応答

MPJ Youthは、アフリカの貧困削減のために活動し、日本におけるアフリカの広報につとめるSPJ(当初「ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)」)の活動に賛同する学生たちによって立ち上げられた東大の学生サークルでMPJ (当時)の学生部(正式名称:ミレニアム・プロミス・ジャパン「ユースの会」)として、2009年3月アフリカ・モザンビークに派遣された学生を中心に結成され、今年で13周年を迎える。今では東大と東京外語 大学の学生を中心として、多くの大学から100名以上の学生が集まっています。
団体詳細 https://www.mpjyouth-official.com/

開催概要などをご覧いただき、ご参加いただけるとSPJとしても嬉しく思います。

MPJユースの告知はこちら
https://www.mpjyouth-official.com/what-we-do/lecture-paneldiscussion/