モザンビークにおける三井物産と国連開発計画との地域貢献プログラムについて

チブトの看板.jpg ミレニアム・プロミス・ジャパンをご支援くださっている三井物産では、2008年5月にブラウン英国首相が国連ミレニアム開発目標の達成に向けて提唱した「Business Call to Action(BCtA–ビジネス行動要請)」に賛同・署名していますが、2009年11月に国連開発計画(UNDP)とのパートナーシップにより、CSR活動の一環としてアフリカのモザンビーク(ガザ州シブト地域)に、太陽光発電による農業灌漑用ポンプ設備を建設すると発表しました。このプログラムは、日本企業とUNDPの官民連携によるアフリカ支援の先鞭的モデルとなります。 【写真】シブトにあるミレニアム・ビレッジを示す看板
実は、ミレニアム・プロミス・ジャパンは、2008年夏にモザンビークのMassingue科学技術大臣が横浜でのTICAD Ⅳへのご参加のため来日なさった際、三井物産CSR推進部へご紹介させていただきました。それも一つのきっかけとなり、このような素晴らしいプログラムに発展したことを関係者一同大変嬉しく思っています。
チブトの水くみ.jpgチブト・水くみを待つ行列.jpgまた、今回支援場所となっているガザ州シブト地方のサモア・ミシェル村には、2009年3月にミレニアム・プロミス・ジャパン理事長をはじめ、ボランティア・スタッフと学生たちが滞在し、村人と交流を重ねました。その際、ペットボトルにひもを通して水を汲む旧式な井戸を使った水汲みも経験しました。この灌漑用水ポンプ設備が完成すれば、コミュニティー周囲の発展に大きく向上することと期待しています。
写真】シブト地方で水汲みする女性たちと水汲みを待つ長い行列
貧困国の人々の生活向上に繋がる地域貢献、そして、それが企業活動のさらなる発展に結びつく架け橋となれるよう、微力ながらミレニアム・プロミス・ジャパンは努力を続けております。
プロジェクトの詳細は三井物産ホームページよりご覧ください。
http://www.mitsui.co.jp/release/2009/1190032_3576.html


東大駒場祭での「ユースの会」講演会報告

P1000304.JPGP1000330.JPGP1000307.JPGP1000341.JPG駒場祭のアドゴニー氏.jpgP1000349.JPG
【写真】上段:左から、講演中のアドゴニー氏、ゲストコメンテーターの外務省アフリカ一課・渡邉謙太氏、聴衆のみなさん、
下段:ユースの会の皆さんとアドゴニー氏、初めての駒場祭を楽しむアドゴニー氏、司会を務めた「ユースの会」の國仲君と
2009年11月22日、東京大学駒場祭にて開催されたユースの会「アフリカ連続講演-リアルアフリカ」前半のアドゴニー・ロロさんの講演レポートを掲載します。アドゴニーさんは父親が外交官だった関係で5歳から母国ベナンを離れて、ご自身はベナン人というよりインターナショナル、時には日本人であると思っていらっしゃるそうです。アフリカ全体の近代史をざっくりと分析する主眼は、アフリカ出身ならではの主観的部分と少し距離を置いた客観的な部分が折り重なり、非常に興味深いものでした。

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『東京大学新聞』に掲載されました!

『東京大学新聞』(2010年1月1日号)の特集記事「若者よ、アフリカを目指せ~2010年のフロンティア」の中で、ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)「ユースの会」代表の中野宏一さんがインタビューを受けました。また、MPJ会長の北岡伸一東大教授、理事の遠藤貢東大教授のコメントもそれぞれ掲載されています。
ご一読ください。
『東大新聞』.pdf


【予告】アフリカのミレニアム・ビレッジでボランティア活動を行う学生を募集する予定です

ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、2月以降、モザンビークの新ミレニアム・ビレッジChokwe、ウガンダのRuhiira、ケニアのミレニアム・シティ、キスムなどでボランティア活動を行う学生を募集する予定です。詳細については現在、現地と調整中です。お問い合わせは、MPJ事務局までメールにてお願いします。
mpjapan@drive.ocn.ne.jp
派遣予定場所:
①モザンビーク、ガザ州のミレニアム・ビレッジChokwe、
②ウガンダのRuhiira、
③ケニア・ニャンザ州のミレニアム・シティ、Kisumu
派遣日程:2010年2月以降、数週間~数ヶ月(各自の都合を優先して調整可能)
派遣条件:事前に100時間以上、MPJオフィスでインターン(無償)ができる方
経費:一部を除いて自己負担
なお、遅くなりましたが、2009年3月にモザンビークへ派遣した3名の学生の報告書を「続き」に掲載します。ただし、今回の派遣は前回と異なり文化交流より各自の専門に基づいたボランティア活動を重視する予定です。
瀬川大使と.JPGトラックの後ろに.JPG中学校にて2.JPG小学校にて.JPGもザール内にて.JPG調印式.jpg
【写真】上段:左から、駐モザンビーク瀬川日本大使と、村の中をトラックで移動、中学校で日本の説明を、下段:左から、小学校で日本文化を教えました、モザール工場CSR部の方と、科学技術省での調印式
前回のモザンビーク学生派遣、キスム学生派遣に関しては、それぞれ以下の活動報告もご参照ください。
http://millenniumpromise.sblo.jp/category/445307-2.html(モザンビーク派遣)
http://millenniumpromise.sblo.jp/article/34699656.html#more(ケニア派遣)

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セネガルでのシアバター石鹸作り・ワークショップ開催

・セネガル・シアバターワークショップ.jpg2セネガル・シアバター・ワークショップ.jpg3セネガル・ワークショップ.JPG
ミレニアム・プロミス・ジャパンでは、2009年12月18日より22日までの5日間、セネガルとマリのミレニアム・ビレッジ・プロジェクトとともに、セネガルのLeona地域にて、ミレニアム・ビレッジの女性たち約25名を集め、シアバターー石鹸作りのワークショップを共催いたしました。
マリのビレッジではすでにシアバター石鹸を製造していますが、このたび、JICAのご紹介にてJICA、JETROとUNDPガーナなどが共同で実施したシアバタープロジェクトで訓練された地元NGO、Pagsung Associationの代表Safiaをセネガルに招待して、マリからシアバターの原料200kgを持ち込み、セネガルの女性たちを訓練しました。
実現に向けては、地方出張したSafiaと連絡が取れなくなったり、ガーナのUNDPへ電話しても通信状態が悪くてなかなかつながらなかったり、経費詳細が最後まで不明だったり、本当に実現するのか?とドキドキする時期もありました。実現できて、関係者一同ホッとしています。
シアバターは、西アフリカに自生しているアカテツ科の木で、地元では古くから女性しか触ることができないと言われた神秘の木なのだそうです。私が2005年に初めてセネガルを訪れた際、日本の外交官夫人たちから勧められたのが、修道院の尼僧たちが作っているシアバタークリームでした。それ以来、気にいって愛用しています。というわけで、セネガルのシアバター石鹸作りには、個人的な思い入れもありました。実現できて非常にうれしく思っています。このまま、地元の女性たちの自立支援につながることを祈っています。

鈴木りえこ

報告書(一部抜粋)は「続き」をお読みください。

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名古屋事務所・第二回研究会のご報告

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【写真】左から、名古屋事務所長・山本恵子さん、講師の石黒文香さん、ゲストの方、鈴木理事長と
2009年12月5日、名古屋事務所の第二回研究会を開催しました。講師はMPJ「ユースの会」代表だった石黒文香さんです。石黒さんはコロンビア大学地球研究所(ミレニアム・シティ・イニティアティブ)との提携で、2009年6月から5ヵ月間ケニア第3の都市キスムで公衆衛生部門を中心にボランティア活動をしてきました。
【テーマ】「ミレニアム・シティーでの活動と現状について」
【講師】     石黒文香氏(東京大学経済学部4年休学中)
【日時・場所】  2009年12月5日(土) 13:00~15:00
ウィンクあいち(愛知県産業労働センター)1304会議室
【概要】     
1.はじめに
2.ケニアについて
3.キスム市について
4.ミレニアム・シティー
5.Manyatta A(スラム)
6.小学校(Primary School)
7.私の活動
8.質疑応答
「続き」に報告書を掲載します。

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