第1回ミレニアム・プロミス・ジャパン研究会報告

20080212_Prins.jpg講師
Gwyn Prins教授 (London School of Economics and Political Science教授)
テーマ
ケニア大統領選挙不正後のアフリカ ~ 国際社会に何ができるのか
研究会報告
■アフリカの政治腐敗
ケニア大統領選不正とそれに伴う暴動は、アフリカ連合の失敗、アフリカの影を表面化させてしまった。アパルトヘイトは10年前に終わったものの、ジャンジャウィードによるスーダンのダルフール紛争など、どうしたらアフリカの政治腐敗を終わらせることができるのか。
■アフリカの抱える構造的問題
アフリカには、政治腐敗以外にも構造的な問題があり、1. 地理、2. 天然資源(天然資源のもたらす富は腐敗と暴力の原因になる)、3. ガバナンスのまずさ、4. 紛争、という「4つの罠」がアフリカをとらえている。
■国際社会に何ができるのか
このようなアフリカの状況に対して、国際社会にできるのは、1. 援助、2. 軍事介入、3. 法・憲章、4. 通商条約の4つ。

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