MPJユースの五月祭講演会@東大本郷キャンパスのご案内

MPJの関連団体であるMPJユースの会(東大生中心の学生組織)が、来る五月祭にてヒューマンライツウォッチの土井香苗氏を講師にお招きして、講演会を開催いたします。お時間がございましたら、お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

以下、MPJユースの講演会告知文です。

 

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「国際NGOの力学~知られざる国際舞台の実態に迫る~」

ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクター   土井香苗氏 講演会
5月20日(日) 11:00~13:00
東京大学本郷キャンパス 法文1号館(東)22教室

 

 

世界中の恵まれない人々に手を差し伸べる、慈善に満ちた人たち…

自分の利益など顧みず、悪に立ち向かう正義の人々…

国際NGOと聞いて、 そうイメージする人は多い。

しかし、それだけが彼らの真の姿だろうか?

 

NGOは、組織である。

 

どう資金を集め、どうプロジェクトを立案・実行し、他機関とどのような関係を構築するのか。組織である以上、NGOは、これらの問いに答えを出さなければならない。

 

慈善や正義といったイメージの裏で、

国際NGOが実際どのように活動しているのか、その力学に迫る。

 

 

【日時】

5月20日(日) 開場:10:30  開始:11:00 閉会13:00

 

【会場】

東京大学法文1号館(東)22教室

(MAP: http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html)

 

【講演者】

ヒューマン・ライツ・ウォッチ   日本代表 土井香苗 氏

 

【お申し込み】

下記参加申し込みフォームに必要事項を記入いただき、件名を「五月祭講演会参加申し込み:(お名前)」とした上で、
E-mail: mpj.youth.2009@gmail.com までご連絡ください。
お申し込みを確認次第、ご連絡させていただきます。
※当日は混雑が予想されます。

事前予約いただいた方々から優先してお席を確保いたしますので、お手数ですがお申込フォームの送信のご協力をお願いいたします。

______________お申し込みフォーム________________
・       お名前(ふりがな):
・       所属:
・       E-mail:
・       イベントを知ったきっかけ:
・       イベントへの参加動機、当日特に知りたいこと:
(可能な範囲で当日の内容に反映させていただきます。)
________________________________________________________
*       今回ご提供いただく個人情報は、今後 Millennium Promise Japan Youth(MPJユース)が主催する各種イベント等に関する情報提供と、それらに付随する諸対応に使用させていただく場合があります。取り扱いに関するご質問・ご要望がございましたら、お問い合わせください。

◆       ◇主催・連絡先◇◆
Millennium Promise Japan Youth (MPJユース)
E-mail: mpj.youth.2009@gmail.com
Blog: http://blog.livedoor.jp/mpj_youth_09/
HP : http://mpjyouth.web.fc2.com/index.html

 

 

 


ミレニアム・ビレッジで乳幼児死亡率が激減

「「サハラ以南のアフリカ諸国では、およそ8人に1人の子供が5歳の誕生日を迎える前に亡くなっています。その割合は以前と比べて減ってきてはいるものの、未だに先進国の20倍の数字になっています。

『ランセット』誌の今週の記事(2012年5月8日号)が伝えるところには、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの数々の試みによって乳幼児死亡率が劇的に減少し、国連ミレニアム開発目標のNo.4:である「1990年から2015年までに、5歳未満の乳幼児死亡率を3分の2に引き下げる」という目標達成に充分寄与するとのことです。

 

ミレニアム・プロミスHPより引用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトはこれまで、より良い公衆衛生サービス、安全な飲み水の供給および衛生環境の向上、より安定した作物生産、より良い道路・学校の整備、そしてその他のサービスをアフリカの10カ国、50万人以上の人々に提供できるように、政府や地元コミュニティと協力して活動して参りました。ある研究者のグループは、イギリスの医学雑誌『ランセット』誌上にて、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトのプログラムの影響力について「5歳未満の乳幼児死亡率がたった3年のうちに22パーセント引き下がった」と結論付けました。

 

ミレニアム・プロミスHPより引用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアム・ビレッジにおける乳幼児死亡率の削減スピードは、他の同様のプロジェクトが遂行されている村と比べても速く、更に農村部では国平均の3倍のスピードであると記事は伝えています。

記者によると、この結果はマラリアや下痢などの予防可能な病気の割合を減らしたことと同時に、基本的な医療だけでなく、高度な医療を受けられ易くなったこと、食料が確保できること、安全な飲み水が手に入ることによる「持続可能な発展」へのアプローチが有効に作用したからだとしています。乳幼児死亡の主な原因は、栄養不良・下痢・肺炎・HIVエイズ、そしてはしかなのです。

 

 

ミレニアム開発目標について、コロンビア大学地球研究所長であり、国連事務総長の潘基文氏の特別顧問であるジェェフリー・サックス博士は、「この結果は、収入が少ないような環境でも、基本的な公衆衛生サービスの提供の拡大が可能なことを裏づけたのです。」と、述べています。

「今日の技術と優良なシステムデザインをもってすれば、政府と地元コミュニティの協力・援助、僅かな寄付によって、ミレニアム開発目標の保健衛生目標を達成することは可能なのです。遠隔で貧しく、病人の割合が高い村のような場所にも同じことが言えます。」更に、サックス博士は続けます。「目標達成までに残された数年の間、状況が良くなり続けることを期待しています。ミレニアム開発目標達成のため、現地の人々は一生懸命なのです。」

 

研究者たちは、2006・2007年~2009・2010年の間にミレニアム・ビレッジの各家庭を訪問し、保健の分野におけるプロジェクトの成果(例えばクリニックの建設、無料基本医療の紹介、蚊帳の配布、予防接種キャンペーンなど)を確認しました。農業、栄養、水、衛生、そして乳幼児の健康に関係するインフラの分野でも同様の確認が成されました。そして、ミレニアム・ビレッジでの結果とこのプロジェクトのような複数セクター介入型の投資アプローチの手法をとらなかった近隣の村と比較しました。ミレニアム・ビレッジでは、この10年計画おいて、2009・2010年(コミュニティーに保健員が来るようになった)以降も進歩が見られたとのことです。

 

これらのリサーチの結果は、ミレニアム・ビレッジのコミュニティにおいては、2015年までにミレニアム開発目標を達成できそうだと示唆しています。しかし、『ランセット』誌の記者が指摘することには、達成のためには、良い結果を出し続けなくてはいけません。プロジェクトのスタート時には、数々の懸念があったにも関わらず、複数セクターが統合されたプロジェクト戦略はアフリカ農村部においても効果があることが、この結果から分かるとしています。状況の改善に関して、村人一人当たりに換算すると以前は27ドルであった費用が、年間116ドルに増えました。費用の半分は外部からの寄付金で賄われています。この金額は、国際的に承認されている公的開発援助レベルの金額なので、複数セクターが統合されたプロジェクトがかなりの低予算で実現可能だということを示しています。

 

2005年にスタートしたミレニアム・ビレッジ・プロジェクトですが、今後数年はこの改善が持続可能なものになることに焦点を当てていきます。そのために、農業方法の改善やビジネスの発展による現地の収入増加を模索していきます。このプロジェクトでは、今後ミレニアム・プロミスのプログラムを、より人口の多い地域を含む他の地域でも応用できるよう、規範となるモデルとオンラインツールを構築を進めています。

 

 

※こちらの記事の英語文とプロジェクトの詳細は、ミレニアム・プロミスホームページをご参照ください。

http://www.millenniumvillages.org/field-notes/child-mortality-declines-sharply-in-millennium-villages

 


トミーヒルフィガー、The Promise Collectionを発表!!!

トミー・ヒルフィガーは4月16日、ウェブサイト上でThe Promise Collectionを立ち上げました。

http://www.millenniumvillages.org/field-notes/tommy-hilfiger-launches-promise-collection-to-support-ruhiira

出典:トミーヒルフィガー公式HPより

 

アフリカ独特のデザインからインスパイアされたコレクションで、アフリカ原産の生地や材料が使われています。このコレクションの収益はすべてウガンダ、ミレニアムビレッジ、ルヒーラ村に寄付されます。

 

 ウェブサイト上では、女優のケイティ・ホームズが今年初旬にルヒーラ村を訪れたときの写真やビデオを見ることができます。

「プロジェクトについて初めて話を伺った瞬間から、すぐに引き込まれていきました。特にプロジェクトのゴールが寄付を募るだけに留まらないというところに大変感銘を受けました。」とホームズさん。「寄付のみだけでなく、村人たちが自分の力で持続可能な未来を切り開いていけるようにサポートするというところが素晴らしいと思いました。」ホームズさんはトミー・ヒルフィガーの親善大使に選ばれ、ミレニアムビレッジの業績に、人々の関心が集まるように今後も活動を続けます。

 10種類以上ものシャツ、ショートパンツ、ワンピースそしてアクセサリーがヨーロッパ、メキシコ、インド、アメリカ合衆国で販売されています。ウェブでも購入することができます。更にオンラインではどのくらいの売り上げが寄付されたのか記録されます。

 購入者の興味を引くような分野に関するアイテムは、複数のカテゴリーにわたってタグ付けもされます。例えば教育の分野に興味がある購入者には“Maputo T-Shirt”がタグ付けされ、その商品が提案されることになります。

ルヒーラ村での業績を更に広めるために、このコレクションの販売期間である今後2ヶ月の間に、ツイッターを使ったコンテストが行われる予定です。購買者は貧困・飢餓・病気に関してどのような援助ができるか、あるいは自分たちのコミュニティの中や海外ではどのようなことを改善することができるかをツイートするのです。優勝者1名は、トミー・ヒルフィガー氏と共にルヒーラ村を訪れ、自分の目でミレニアムビレッジの業績を見、感じることができます。

商品の詳細はこちらをご覧ください。

http://eu.tommy.com/hilfiger/millennium-promise,default,pg.html