【開催案内】 最優秀賞金10万円!「顧みられない熱帯病(NTDs) 学生コンテスト」

毎年、1月30日はWHO(世界保健機関)が定める世界NTDの日(World NTD Day)です。

2024年の1月30日に向けて、「世界NTDの日・日本実行委員会」が主催で、「世界NTDの日 連動企画 顧みられない熱帯病 学生コンテスト」が開催されます。SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)も主催者団体の一員として、企画に参加しています。

コンテストは、中学から大学院までの生徒・学生を対象とし(学生であれば年齢制限なし)、持続可能な開発目標(SDGs)への関心が高いユース世代において、顧みられない熱帯病(NTDs)※について、広く理解や関心を高めてもらうことを目的としています。

テーマは、「NTDsを分かりやすく伝える(A部門)」または「NTDs対しできることを考える(B部門)」の2つに分かれており、各部門において、個人またはグループでプレゼンテーションの内容を競います。

【応募概要】
締切
: 2024年1月8日(月)
条件: 2024年1月28日(日)の最終審査会(オンライン)にチームメンバー最低1名以上が参加できること、2024年1月30日(火曜・世界NTDの日)の表彰式(オンライン)にチームメンバーから最低1名以上参加できること。
募集テーマ:
・A部門:分かりやすく伝える部門 〜NTDsを、あなたの言葉で〜
(提出物:最大3分のプレゼンテーションを収録した動画)
・B部門:私たちができることを考える部門 〜NTDsと私たちの関わり方〜
(提出物①:動画:最大3分のプレゼンテーションを収録した動画)
(提出物②:書類:以下の内容について自由に考えたものを記載
 ・日本に住む私たちがNTDsに貢献する意義(300字以内)
 ・取り組みたいNTDsの課題とその背景(500字以内)
 ・具体的な解決方法と実現可能性(500字以内)

・最優秀賞(A・B部門から各1チームずつ、計2チーム):賞金10万円/チーム
・U18特別賞(最優秀賞と同時受賞の可能性もあります。):図書カード 5,000円/人 など

応募についての詳細は以下サイトをご覧ください。
https://koubo.jp/contest/214693
https://jagntd.org/wntdd2024 (主催者サイト)

締切が迫っていますが、学生の皆さんのご応募を願っています。

※顧みられない熱帯病 (Neglected Tropical Diseases: NTDs)とは、世界保健機関(WHO)が定める21の疾患の総称のことで、熱帯途上国地域の149の国々に暮らす中低所得者層を中心に約10億人もの人々が苦しんでいると報告されている病気です。NTDsは貧困による劣悪な衛生環境などが主な原因となって蔓延し、これらの疾患にかかると、重度の身体障害が残る場合もあり、生涯にわたる身体的、精神的影響を及ぼし、経済成長の妨げにもなっています。そのため、適切な時期に適切な治療を受ければ治癒が可能なのにも関わらず、貧困のためにそれができず、病気のためにさらなる貧困に陥るという負のスパイラルが発生しています。


SPJ設立15周年記念レセプションを開催しました!

多くの皆さまのご支援のお陰で、今年(2023年)、SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は15周年を迎え、去る11月20日に、アークヒルズクラブにて「SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)設立15周年記念レセプション」を開催いたしました 。

会場入口と会場内風景

レセプションでは、鈴木りえこ理事長の開会挨拶に続き、岸田文雄内閣総理大臣からのご祝辞を司会の山本恵子氏(NHK名古屋放送局報道部副部長・解説委員、SPJ理事)が代読いたしました 。

続いて、平和への祈りを込めて「駐日大使・大使夫人合唱団」によるコーラス(指揮:スウェーデン大使夫人アンナ・ヘーグベリ氏、ピアニスト:碓井俊樹氏)が披露されました。アパルゥ駐日ガーナ大使もコーラスに参加してくださいました 。

乾杯の音頭は、SPJ最高顧問でレセプションの代表発起人である福井俊彦氏(キヤノングローバル戦略研究所 理事長、元日本銀行 総裁)が行ってくださいました。出席者の中には、在日大使閣下・大使夫人、国会議員の先生方、民間企業、研究機関、NGOなどの様々な分野から130名を超える皆さま方にご出席いただきました 。

SPJの設立に関わったジェフリー・サックス氏(コロンビア大学University Professor元国連事務総長・特別顧問)と、SPJとMPJ Youthとの協力を深めている東京大学の藤井輝夫総長からのビデオ祝辞も紹介されました 。

さらに、SPJ特別顧問で、現在SPJの事業(NGO連携無償資金協力)として進行中のガーナ職業訓練校を無償で設計してくださっている隈研吾先生(建築家、東京大学 特別教授・名誉教授)からのご挨拶もいただきました。ご挨拶の中で、隈先生は、事業現場は隈先生ご本人が大学院時代に近くを通ったことがある思い出の地域で、今回は種々の困難を乗り越えて職業訓練校建設が始まったことに関する喜びを語ってくださいました 。

また、HIV/エイズの治療薬を世界で初めて開発され、安価で配布するシステムを作られた満屋裕明先生(国立国際医療研究センター研究所 研究所長)によるご挨拶も賜りました。満屋先生は、お話の中で、日本政府の医療関係への投資不足が続いているため、その開発の遅れを懸念されました 。

その後、2023年Y7(Youth7:G7各国及びEUのユース代表による国際課題を議論する委員会)の日本会長・千葉宗一郎氏が中心となり、英語による「花は咲く」の演奏、そしてSPJの関係機関にご寄付いただいた景品やSPJが用意した様々な景品約70品の抽選が行われ、会場は大変盛り上がりました 。 景品をご寄贈いただいた皆さまには心より感謝申し上げます。

最後に、SPJ名誉会長の北岡伸一(東京大学 名誉教授、独立行政法人国際協力機構 特別顧問・前理事長)からの挨拶で閉会となりました 。

SPJ関係者は、15年の歴史を振り返るとともに、皆様に励ましていただき、今後も地道に活動して行きたいという思いを強めました。ご参加いただいた皆さま、日頃よりご支援いただいている皆さまに改めて御礼を申し上げます 。

リンク:特別レポート「SPJの15年あゆみ」


MPJ Youth、東大・駒場祭で7年ぶりに出店

2023年11月24日(金)~26日(日)までの3日間、東京大学駒場キャンパスにて駒場祭が開催されました。SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)の学生関連組織であるMPJ Youth※のメンバーも、7年ぶりに飲食店の出店をいたしました。

出店したお店はアフリカ料理屋「タジン」。モロッコのタジン料理を食べてもらうお店です。 SPJの鈴木りえこ理事長も最終日に駆けつけましたが、土日は評判が良く全て売り切れていたそうです。

ちなみに、タジンとはモロッコなどアフリカ北西部で使われる、とんがり帽子のような形をした鍋のことです。水の少ない砂漠でも料理できるよう、食材の水分のみで蒸し焼きにする工夫がされている料理です。

MPJ Youthの皆さんのアフリカ文化を普及する活動を頼もしく思うとともに、今後も彼らの更なる活躍を応援したいと思います。

※ MPJ Youth(NPO法人ミレニアム・プロミス・ジャパン・ユースの会)は、アフリカの貧困削減を支援し、日本におけるアフリカの広報につとめるSPJ(当初の名称:ミレニアム・プロミス・ジャパン: MPJ)の活動に賛同する東大の学生たちによって立ち上げられた学生サークルです。MPJ Youthは2009年3月アフリカ・モザンビークに派遣された学生を中心に結成され、2023年で14周年を迎えました。「アフリカを学び、発信する」ことをコンセプトに、今では東大と東京外語大学を中心として様々な大学から、約150名(22年度)の学生が集まっています。 詳細はこちら⇒ MPJ Youthサイト