ウガンダのビレッジの女児11名の教育支援(寄宿舎付き中等教育)を開始しました!

MPJでは、今年度から、総括的な支援を実施しているミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(MVP)の中で最も欠けていると思われる女児の教育支援を集中的に行うことにしています。
 まずは、昨年5月に理事長・鈴木りえこが訪れ強い印象を受けたウガンダのミレニアム・ビレッジ、ルヒーラ村から支援を開始しました。ルヒーラ村チームは、MVPの中でも積極的に新しい試みを行っているチームとして評判です。
 支援プロジェクトの内容を把握してより確実なものとするために、昨年秋からMPJオフィスでボランティアとしてお手伝いくださったナオミ・ウィリアムさんを、今年1月より4月上旬までルヒーラ村に派遣して、すべての少女の自宅を訪れインタビューを実施、2月の新学期からは彼女たちの中学校とその寄宿舎へも個別訪問していただきました。
 ルヒーラのMVPではすでに女児の中学校進学支援を開始していましたが、UNDPからの支援金額が減少しているため、MPJが引きつぐことになりました。ただし、成績表とインタビューを通じて、UNDPが支援してきた11人の中から優秀な成績を維持している8人に絞り、さらに3名の新入生を支援しています。
 この新入生3名は、MVPの支援制度ができたために懸命に勉強を続け、村始まって以来初めて国が実施している小学校卒業試験で「デビジョン1」というトップクラスの成績を収めました。しかも一挙に3名が同時にトップクラスに輝き、村の誇りとなっています。
 この3月にはMPJ理事長・鈴木が有志の皆さんとともにルヒーラ村を訪れ、中学校の寄宿舎に住む女児たちを訪ねてきました。
 MPJでは彼女たちが初心を貫き、将来の夢を実現できるためのお手伝いを続けたいと願っています。皆様からのご支援・ご協力もよろしくお願いいたします!
訪問するナオミ.jpgインタビュー・ナオミ2.JPGインタビュー・ナオミ.jpgインタビュー・ナオミ3.JPGインタビュー・ナオミ4.jpgインタビューするナオミさん.jpg中学校の看板の前で.jpg中学校のバス.jpg寄宿舎.jpg
【写真】上段:左から、UNの車で少女の自宅を訪問するナオミさん、少女の自宅でのインタビュー1、自宅でのインタビュー2
中段:左から、少女の自宅でのインタビュー3、自宅でのインタビュー4、自宅でのインタビュー5
下段:中学校の看板の前で、中・高校のバスの前で、寄宿舎の寝室
【MPJが支援している女児と学校名】
1. Ninsiima Stediusさん(16歳)Kyeizooba Girls School
2. Kyoine Happyさん(17歳)Kibubura Secondary School
3. Kiconco Daphineさん(13歳)Maryhill High School
4.Kyohairwe Lovenceさん(17歳)Hornby High School
5.Nayebare Doreenさん(15歳) Kibubura Secondary School
6. Nabaasa Estherさん(17歳) Kyeizooba Girls School
7.Ninshaba Miriaさん(15歳)Masheruka Girls School
8. Tayebwa Preciousさん(14歳)Bweranyangi Girls School
9. Kyohabire Mary-Gloriaさん(14歳)Maryhill High School
10.Naamara Sylviaさん(15歳) Kibubura Secondary School
11.Niwamumpaire Winnieさん(16歳)Kashaka Girls School
各女児に関する報告書も作成中です。
彼女たちが書いた詩の一部を「続き」に掲載します。
 

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外務省アフリカ第二課・岡井課長の講演報告を掲載しました!

 昨年12月、東京大学グローバル・リーダーシップ・スタディーズ(読売新聞寄付講座)とMPJ「ユースの会」(代表・中野宏一)が共催で、外務省中東アフリカ局アフリカ第二課・岡井朝子課長をお招きして、研究会を開催いたしました。
 岡井課長は日本外交の第一線で、対アフリカ政策を取りまとめていらっしゃいます。用意して下さった資料も総括的で内容が濃く、年末の祝日前夜に集まってくださった聴衆の皆さまにとって、非常に有益な研究会となりました。ちなみに外務省への就職希望者も増えたようです。
岡井課長.jpg岡井課長2.jpg岡井課長の聴衆.jpg
【日時・場所】  2009年12月22日(火) 18:00~19:30
         東京大学本郷キャンパス 法学部法文1号館26番教室
【テーマ】    アフリカ開発の最前線
         ~日本にとってのアフリカ、アフリカにとっての日本~
【講師】     岡井朝子氏(外務省中東アフリカ局アフリカ第二課長)
【概要】     1.日本にとってのアフリカ
         2.成長するアフリカ
         3.第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)の成果とODAについて
         4.TICAD Ⅳで日本が表明した支援策
         5.官民連携について
         6.日本の現状と今後の取り組み
         7. 質疑応答
講演内容は「続き」をお読みください。

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ご寄付をいただきました!

 学校法人山口学園・ECC社会貢献センターより、2009年度のご寄付として合計129,022円をいただきました!ありがとうございました! 寄付金は、アフリカのミレニアム・ビレッジへの教育支援に使わせていただいています。
 山口学園では3つの専門学校それぞれの事務局カウンターや、ECC社会貢献センターなどで、合わせて6つの募金箱を設置下さっているそうです。他にも、学校内での行事やイベントの際に、募金の呼びかけを行ってくださいました。
 また、ボランティア活動として学生の皆さまが、ニューヨークのミレニアム・プロミスから送られてくるニュースレターの一部を翻訳くださっています。ご担当の先生、生徒の皆さま、ご協力、ありがとうございました!
みなさま山口学園.JPGブースの様子.JPG募金箱.JPG
【写真】左から、翻訳チームの皆さま、募金箱が置かれているブース、募金箱


ケニアの病院へ「ちぎり絵」を届けました!

MPJホームページで集めたインターネット募金と三菱東京UFJ銀行からご寄贈いただいた「ちぎり絵」をケニアの病院へお届けしました!

 視察の様子と写真はニューヨークのミレニアム・プロミスのブログにも掲載されています。
 ”Renowned Japanese Professor visits Sauri Millennium Village”
 http://blogs.millenniumpromise.org/
ちぎり絵贈呈式 (4).JPG病室.JPG手術室.JPG
今月、ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、慶応大学田所昌幸教授をはじめとする社会人ボランティアや学生の方々とともに、ケニアとウガンダのミレニアム・ビレッジを視察しました。その報告は後日改めていたします。
視察の際、MPJインターネット募金(300米ドル)と三菱東京UFJ銀行CSR推進部の皆さまからご寄贈いただいた「ちぎり絵」2枚を、ケニア・サウリ村にあるヤラ・サブディストリクト病院へお届けしました。この「ちぎり絵」は、昨年、日本対がん協会のイベント「リレーフォーライフ」会場にて、三菱東京UFJ銀行CSR推進部の皆さんが、来場された一般の方々とともに製作してくださったものです。
ヤラ・サブディストリクト病院は、2005年にジェフリー・サックス教授(国連事務総長特別顧問、コロンビア大学・地球研究所長)と女優のアンジェリナ・ジョリー氏が訪問した時には、水もなく救急車は壊れ、病院としての機能を十分に果たしていませんでした。その後、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(MVP)が実施され、サウリ村はそのモデル村第一号として2004年8月より包括的な支援を受けています。地域一帯は自立に向けて急速に発展しつつあり、農業、教育、インフラのほか、健康や公衆衛生部門も目覚ましく向上しました。
この病院でも浄化槽が備えられ院内は清潔に保たれ、救急車も3台に増えました。ただし、相変わらず医師は一人で、16人の看護師に支えられながら、一日数千人の患者の診察をしています。実は、病院の評判を聞き、地域外からも患者が殺到するようになっているそうです。
像や子供が描かれた色彩豊かな「ちぎり絵」は、アフリカの人々の感性にも合い、包装を解いた病院スタッフたちから「きれい!」と歓声が上がりました。早速、子供病棟に飾って頂くことになりました。病気の子供たちや彼らを見守る家族の皆さん、そして忙しく働きまわる病院関係者の方たちの張りつめた心を少しでも慰めてくれるようになれば幸いです。
(注)MPJインターネット募金:募金して下さった方々のご意向に沿って、感染病やマラリア治療に役立てて頂けるように、それぞれ100ドル、200ドルを病院へ寄贈しました。
Given the ward some warmth.JPG寄贈日:2010年3月10日
場所:ケニア ニャンザ州 サウリ村 
   ヤラ・サブディストリクト病院
寄贈相手:Dr Benjamin Esiaba(病院代表)
持参者:鈴木りえこ(MPJ理事長)
    田所昌幸(慶応大学法学部教授)
    社会人ボランティア2名(鈴木勇貴氏、豊田祐規子氏)
    学生ボランティア2名(堀尾健太氏、國仲真一郎氏)
【写真】「ちぎり絵」は妊産婦病棟の大統領の写真の隣に飾っていただきました!