ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの全体会議と新ミレニアム・ビレッジ視察のご報告

7月25日よりタンザニア連合共和国の首都ダルエスサラムで開催されたミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの全体会議に、MPJ理事長・鈴木りえこが参加してまいりました。
7月25~26日の前半2日間にわたり教育と保健・衛生のワークショップ、27~28日の後半2日間は全体会議が開催され、ニューヨークやアフリカ諸国から200名以上が参加して、地元のニュースなどでも紹介されました。
全体会議では、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの開始から5年を経て、コロンビア大学地球研究所の研究者たちより信頼度の高いデータ分析が発表され、地元のプロジェクトチームからこれまでの活動を報告するDVD等が紹介されるなど、年々プロジェクトの成果が明らかになっていることを実感いたしました。地球研究所のデータ分析は、近々、アメリカの一流紙で発表されることになっています。 “ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの全体会議と新ミレニアム・ビレッジ視察のご報告” の続きを読む


MPJユースの会「アフリカンナイト」開催のお知らせ

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Touch Africa!
the African Night
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9月21日(水)19時~21時20分
@ 六本木 CUBE
Produced by Millennium Promise Japan Youth
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“アフリカの毒”という言葉を聞いたことがありますか?
「一度アフリカの空気を吸った人間はまた必ずアフリカに戻りたくなる」人類誕生の地ともいわれるアフリカには、昔から長い間人を魅了しつづける、不思議な力があります。―貧困、紛争、飢餓、感染症の蔓延―時に目を逸らしたくなるほどの鮮烈な色をもってアフリカは私たちに迫ります。しかし同時に、アフリカは私たちと同じように人が暮らす、人の生活がある、そんな場所でもあります。
“Touch Africa”
遠い日本の地から想像することが難しいアフリカに、一緒に想いを馳せてみませんか?
―言葉、写真、音楽、お料理、踊り―
全てが待ち受ける“African Night”
アフリカの息吹にそっと触れてみましょう。
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┃イベント概要
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【日時】
9月21日(水)
開場19:00  開演19:20 終演21:20

【場所】
CUBE ( http://www.mp-cube.net/)
六本木駅(日比谷線・大江戸線)3番出口より徒歩10分
麻布十番駅(南北線)6番出口より徒歩10分

【内容】
第一部
前半:トークイベント フォトジャーナリスト安田菜津紀氏
後半:対談  安田菜津紀氏×夏井悠妃(MPJユース)

第二部
多摩美術大学ジャンベ部による演奏
西アフリカの伝統的な民族楽器、ジャンべ。しなやかな腕さばきにより繰り出されるその力強い音は一度耳にした人々を虜にします。ジャンベの演奏中には、光る「ホイ」を使った舞踊や歌も披露されます。迫力の生演奏をお聴きください。

第三部
交流会(軽食付き)
アフリカ料理と共に、ご参加いただいたみなさまとの交流をお楽しみください。

【写真展開催】
MPJユースの会カメラマン!といったらこの人。広告代理店勤務、宮川政寛氏による、ルワンダ写真展を常設致します。2011年3月ユースの会ルワンダ研修に同行し、撮ってくださった写真は、ルワンダの一瞬一瞬が切り取られているだけでなく、ルワンダの景色、人、色、すべてに触れられる気持ちになるものばかりです。お楽しみください。 

【参加費】
事前申し込み:学生 1500円 社会人2000円
当日    :学生 2000円 社会人2500円
(アルコールワンドリンク&軽食付)
定員:100名

※注意事項
・軽装でのご来場をお勧めいたします。
・規則により会場へのドリンクの持ち込みは禁止されております。またドリンク二杯目からは、別途会場で購入する事になります。
・立食形式ですので、いすは全員分ございません。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、上記の点についてあらかじめご了承ください。

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┃【2】 ゲスト略歴
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【第一部】
安田 菜津紀 
studio AFTERMODE 所属 フォトジャーナリスト
1987年生まれ。2003年8月、「国境なき子どもたち」の友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。守るものがあることの強さを知り、彼らの姿を伝えようと決意。2006年、写真と出会ったことを機に、カンボジアを中心に各地の取材を始める。現在、東南アジアの貧困問題や、中東の難民問題などを中心に取材を進める。 2008年7月、青年版国民栄誉賞「人間力大賞」会頭特別賞を受賞。2009年 日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト大賞受賞。写真展に「緑の壁」HIVと共に生きる(2010・コニカミノルタプラザ)など。共著に『アジア×カメラ 「正解」のない旅へ』(第三書館)。上智大学卒。

夏井悠妃(MPJユースOG)
1987年7月26日、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ5歳まで南アに住み、小学校1年生~4年生まで兵庫県神戸市で育つ。その後ロシア、イギリスで暮らし、中学校2年生から高校卒業まで再び南アフリカ共和国で過ごす。2006年東京大学文科一類入学。2008年東京大学法学部進学。大学3年生後期を休学し、ケニアのスラムにあるCBO でインターン、帰国後MPJユースの会に関わる。MPJユースの会の2010年度ルワンダ研修プロジェクト責任者を務めた。

【第二部】
多摩美術大学ジャンべ部
“こんにちは、多摩美術大学ジャンベ部です。今年もアフリカンナイトに参加させて頂きます!ジャンベはシンプルだけれど、とても奥深い楽器だと思います。わたしたちが感じているジャンベの魅力が、みなさんにも伝わったら嬉しいです。叩きます!!踊ります!!笑います!!みなさん楽しんでください。”

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┃【3】 こんな人におすすめ
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・アフリカが好きな人
・アフリカに行ってみたい人
・アフリカに興味のある人
・アフリカに興味は無いけど、色んな大学生と会ってみたい人
・音楽やダンスが好きな人
・写真を撮る/観ることが人
・報道に興味がある人
・国際協力に興味がある人
・いろんな場所へ旅をしたい人
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┃【4】 Millennium Promise Japan Youthとは
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当会は、アフリカの貧困削減を支援し日本におけるアフリカの広報につとめるNPO法人ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)(http://sdgspromise.org/) の活動に賛同する学生たちによって構成される団体です。現在、東大・中央大・明治大・一橋大・津田塾大・専修大等から集まった40名程で運営しており、各々の関心事項も多岐にわたっています。(外交・国際協力・アフリカ開発・NGO&NPO・医療など)活動メンバーは、随時募集しているので、興味がある方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。

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┃【5】 お申込みフォーマット
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下記のフォーマットをご記入の上
件名を「African night参加申し込み」として
【 9月20日(火)までに 】
《mpj.youth.2009@gmail.com 》へお申し込みください。
当日、受付でお名前を確認し、参加費をいただきます。
※9月20日以降のお申し込みは当日券扱いとなります。
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☆ African night申し込みフォーマット ☆
名前( )
年齢( ) 所属( )
PCメールアドレス( )
イベントを知ったのは( ML( )/掲示板( )/WEB( )/友人の紹介( )/その他( ) )
質問・意見など
( )
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【主催・連絡先】
Millennium Promise Japan youth (MPJユース)
E-mail : mpj.youth.2009@gmail.com
http://blog.livedoor.jp/mpj_youth_09/
http://mpjyouth.web.fc2.com/index.html


第11回MPJ研究会を開催しました!

ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、去る6月9日、第11回MPJ研究会を開催いたしました。
 講師は元 JICA南アフリカ事務所長で、現・株式会社福永設計 下村則夫氏、テーマとして(1)アフリカ支援の現場から、(2)南アフリカ真実和解委員会という二つの興味深い内容のお話をいただきました。ご自身が翻訳なさった『国家の仮面が剥がされるとき』(第三書館)も10冊ほど参加者にご寄贈下さいました。
 下村様、ありがとうございました!

 研究会内容はこちらをご覧ください。→第11回研究会報告書.pdf


ウガンダレポート(インターン報告)

 今年4月から7月にかけて、MPJインターンとしてウガンダ共和国のミレニアム・ビレッジ、ルヒーラ村に滞在された湯川真美子さんの滞在レポートをお届けします。

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 こんにちは。2011年4月20日~7月1日までウガンダ共和国のミレニアム・ビレッジ・プロジェクトのインターンシッププログラムに参加しました湯川真美子です。今回、私は約2ヶ月半の間、ウガンダ西部にあるルヒーラ村というミレニアム・ビレッジで村の女性が作るクラフト製品(バナナの皮で編んだカゴやビーズアクセサリーなど)の商品開発と商品販売企画に携わりました。

こんにちは。2011年4月20日~7月1日までウガンダ共和国のミレニアム・ビレッジ・プロジェクトのインターンシッププログラムに参加しました湯川真美子です。今回、私は約2ヶ月半の間、ウガンダ西部にあるルヒーラ村というミレニアム・ビレッジで村の女性が作るクラフト製品(バナナの皮で編んだカゴやビーズアクセサリーなど)の商品開発と商品販売企画に携わりました。

ルヒーラ村の近くにあるクラフト製品のトレーニングセンター兼販売所はKabuyanda イノベーションセンターと呼ばれ4年ほど前に設立されました。ここでは、①村の女性がセンターでクラフト制作のトレーニングを受け、②習得した技術をもとに各自の家でクラフト製品を作り、③その後、完成したクラフト製品を商品としてセンターに持ち込み、④センターは商品が売れると女性に売上を還元する、という仕組みをとっています。

ところが、私がセンターを訪れた際、この取り組みは様々な問題を抱えていました。
まず、ルヒーラ村の商品はウガンダの街中で旅行者向けに売られているものとは品質・デザインの多様性といった面で劣っていました。また、センターは街から車で1時間半ほど離れた場所にあり普段は村の人しかお店に訪れる機会がなく、商品の売上のほとんどを時折ルヒーラ村を視察に来る海外からの訪問客だけに頼っている状況でした。このため商品はほとんど売れず、村の女性の商品作りに対する士気は下がっていました。

良い商品なしには販売機会の広がりはないと感じ、商品の質を上げる、これがはじめに行った取り組みです。ところが『商品の質』という言葉を村の女性達と理解し合うのにとても時間がかかりました。というのも、村の女性達は海外旅行客が好むような商品をこれまで見たことがなく、商品として価値が発生する『製品の質』がどのようなものであるか想像できなかったからです。私は街中から旅行客が好む商品を買っては女性達に見せ、その商品のどこが優れているのか、どのような商品が売れるのかを何回も話し合いました。

ただ、彼女達も私と同じ女性。女性が美しく見えるアクセサリーを作ることの楽しさはやはり各国共通のようで、毎週2回行われるトレーニングにみんな意欲的に参加し、トレーニングの時間が終わっても熱心にアクセサリー作りを続ける若い女性も現れ始めました。また、今回、村から近い街に住みビーズアクセサリー作りを趣味とする女性を村の女性のトレーナーとして迎え入れ、私の帰国後も継続してトレーニングの実施が可能な体制を整えました。

今回の滞在期間は、商品開発に集中して商品販売企画を実践するまでには至りませんでしたが、今後、商品の質がますます上がり、海外旅行客向けに製品販売を拡大する計画が実施されることを応援しています。