第32回MPJ研究会&懇親会のお知らせ!講師:更家悠介氏(サラヤ株式会社社長)

 

ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、5月11日(木)19:00より更家悠介氏(サラヤ株式会社社長、日経ソーシャルイニシアチブ大賞企業部門賞受賞)を講師にお招きして「世界の変化と、ビジネスの対応」をテーマに、研究会を開催いたします!

 

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講演概要 18世紀に始まった産業革命は、人類に大きな進歩をもたらしたが、今や人類の進歩は、世界の破滅に向かう大きな危機をはらむようになった。過去、資本主義、社会主義、そして修正資本主義など経済を発展させる議論は様々に提案され、実践されたが、いまや環境資本、人材資本など新しい資本と経済へのパラダイム転換と変化が起こっていることに刮目すべきである。これに加えグローバルな技術の進歩が、更に変化に拍車をかけている。 二宮尊徳が「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」と喝破し、渋沢栄一が「論語と算盤」で論じたように、今こそ経済にどのような道徳を持ち込むかが大切である。 本講演では、アフリカやボルネオでの、実際のサラヤのビジネス・チャレンジを事例に交えて、今後のビジネスのあるべき姿を参加者と共に考えたい。

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今年創業66年を迎えられるサラヤ株式会社は、アフリカ・ウガンダを含む17カ国に営業拠点、5カ国に製造拠点を築かれ、これまで世界の「衛生・環境・健康」に貢献し続けておられます。

 

ビジネスを通じて地球環境を守り、資源を持続的に活用し、持続可能な発展と真の豊かさを実現することを目指してこられた更家氏のご講演は、新しいビジネスのかたちを模索するビジネスマンや学生の皆様にとって必聴の内容となっております!

 

また当日は更家氏の最新著書『これからのビジネスは「きれいごと」の実践でうまくいく』をサイン販売し、その売り上げは全額ミレニアム・プロミス・ジャパンに寄付されます(通常価格1,400円を、特別価格1,000円で販売)。

 

さらに、研究会のあとには、更家氏を囲んでの懇親会を予定しております。こちらもぜひ、ご参加ください。

 

研究会&懇親会の開催要領は下記の通りです。

 

【研究会テーマ】世界の変化と、ビジネスの対応

【日時】5月11日(木)19:00~20:30(18:40開場)

【場所】日本財団ビル2階 第1、第2会議室 (東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」徒歩5分、東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」徒歩5分、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」徒歩5分)

アクセス詳細 http://www.nippon-foundation.or.jp/who/about/access/

【研究会会費】一般1,000円、学生500円、MPJ会員とMPJユースメンバーは無料

【懇親会】講演後、21:00-22:30 講演会会場近くを予定

【懇親会会費】有料 【申込締切】5月9日(火)

【申込方法】お名前、ご所属、ご連絡先を明記の上、mpjapan@drive.ocn.ne.jpまでメールにてお申し込みください。

更家 悠介氏
更家 悠介氏

(懇親会への出欠のご希望も、併せてご連絡ください)

 

 

【講師ご紹介】

更家悠介氏(サラヤ株式会社代表取締役社長)

1951年三重県生まれ。大阪大学工学部、カリフォルニア大学バークレー校卒業後、サラヤ株式会社入社。1998年より現職。大阪商工会議所/中堅・中小企業委員会委員長、日本WHO協会/副理事長等も務める。サラヤ株式会社は2016年に第4回日経ソーシャルイニシアチブ大賞企業部門賞を受賞。



第31回MPJ研究会が開催されました!!

去る3月9日、ミレニアム・プロミス・ジャパンでは淡路愛氏(赤十字国際委員会フィールド要員)を講師としてお招きし、「南スーダン・人道援助の現場から:赤十字国際委員会(ICRC)フィールド要員帰国報告会」という題材で第31回MPJ研究会を開催いたしました。

 

2011年の独立後に始まった国内紛争により不安定な情勢が続く南スーダン共和国。講師としてお招きした淡路愛氏は、南スーダンで赤十字国際委員会(ICRC)のフィールド要員として1年間、現場オペレーションに携わり、今回日本に帰国されたということで、現地の人道状況や赤十字国際員会(ICRC)の活動について、生のご報告をして頂きました。

 

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赤十字国際委員会(ICRC)は公平で中立、かつ独立した組織として、武力紛争等によって脅かされる人々の生命と尊厳を保護する国際機関ですが、今回はその中立の立場としての政府・反政府勢力の双方との関わり方や、南スーダンの慢性的な内戦による国民の「避難」の習慣化の実情など、現地で活動されていたからこそ分かる実態をお聞きすることができ、大変貴重な研究会となりました。

 

 

また、研究会は平日だったにも関わらず会場がほぼ満席と、多くの方々にご参加いただけました。質疑応答でもたくさんのご質問が飛び交い、全てにお答えする時間が足りないほどでした。

 

淡路様、ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

 

本研究会の報告書は後日改めて掲載させていただきます。


第31回MPJ研究会のお知らせです!

MPJでは3月9日(木)17:30より、南スーダンをテーマに研究会を開催いたします!

 
2011年の独立後に始まった国内紛争により不安定な情勢が続く南スーダン共和国。
今回、南スーダンから帰国したばかりの淡路愛氏を講師にお招きし、世界各地の紛争地で人道援助活動を展開する赤十字国際員会(ICRC)フィールド要員として一年間、南スーダンの現場オペレーションに携わったご経験から、人道状況やICRCの活動について報告していただきます。

開催要領は下記の通りです。

 

【テーマ】南スーダン・人道援助の現場から: 赤十字国際委員会フィールド要員帰国報告会
【日時】3月9日(木)17:30~19:00(17:00開場)
【場所】文京シビックセンター5階会議室B(地下鉄南北線・丸ノ内線「後楽園」駅直結)
アクセス詳細http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
【会費】一般1500円、学生700円、MPJ会員とMPJユースメンバーは無料
【申込締切】3月8日(水)
【申込方法】お名前、ご所属、ご連絡先を明記の上、mpjapan@drive.ocn.ne.jpまで
メールにてお申し込みください。

淡路愛さんお写真

 

【講師ご紹介】

淡路 愛(あわじ・あい) 上智大学法学部国際関係法学科卒、カリフォルニア大サンディエゴ校国際関係・環太平洋研究大学院修了。時事通信社外信部記者、ニューヨーク特派員、ワシントン特派員などを経て2014年から赤十字国際委員会(ICRC)でフィールド要員。

 

 

南スーダン国内は今、どのような状態なのか?情報が限られている中、つい先日まで南スーダンで活動していた淡路さんから、生の情報が聞ける貴重な機会です。ぜひ、ふるってご参加ください!

 
ご不明点がございましたら、お気軽に申込先のメールアドレス(MPJ事務局)までお問い合わせください。


第30回MPJ研究会のご報告「機能する崩壊国家としてのソマリア」

ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、去る12月7日に遠藤貢氏(東京大学大学院総合文化研究科)を講師にお招きし、第30回MPJ研究会を実施いたしました。

img_1064「機能する崩壊国家としてのソマリア」と題した本研究会では、遠藤先生の近著「崩壊国家と国際安全保障 ソマリアにみる新たな国家像の誕生(有斐閣2015年)」に沿って、中央政府をもらず様々な主体が割拠する、いわゆる「崩壊国家」であるソマリアが、いかにして機能してきたかのかについてお話いただきました。さらに近年は、崩壊国家に類する国が現れてきていることから、今後いかにしてそのような国家があり続けるのか、また国際社会との関与はどのようにあるべきか、等についてもお話いただきました。

今回の研究会は、一般の方々にはなかなか難しいテーマであり、また平日の夜の開催であったにも関わらず、多くの方々にご参加いただくことができました。質疑応答ではソマリアや難民に関する質問が多く飛び交い、それぞれの方々が考える今後のソマリアや支援の在り方などについて大変有意義な意見交換の場ともなりました。

遠藤先生、ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

※本研究会の報告書は、後日掲載させていただきます。


第30回MPJ研究会のお知らせです!

MPJでは12月7日(水)19:00より、第30回MPJ研究会を開催いたします!

講師には、遠藤貢氏(東京大学大学院総合文化研究科・教授)をお招きし、20年以上もの事実上の無政府状態を経験したアフリカの国ソマリアの今後の国家の在り方について講演をいただきます。開催要領は下記の通りです。

【テーマ】機能する崩壊国家としてのソマリア
1991年にシアド・バーレ政権崩壊後、20年以上にわたり、国際社会の政府承認を受けた中央政府は存在しない「崩壊国家」が、国内外のさまざまな作用によって機能してきた経緯について概説します。「崩壊国家」の実態を、歴史的背景、国内の論理、そして国際社会の関与といった多様な視点から明らかにするとともに、今後の国家のあり方を再考する視点を提供します。

【日時】12月7日(水)19:00~20:30(18:30開場)
【場所】文京シビックセンター5階会議室A(地下鉄南北線・丸ノ内線「後楽園」駅直結)
アクセス詳細http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
【会費】一般1000円、学生500円、MPJ会員とMPJユースメンバーは無料
【申込締切】12月6日(火)
【申込方法】お名前、ご所属、ご連絡先を明記の上、mpjapan@drive.ocn.ne.jp までメールにてお申し込みください。

講師:遠藤貢氏
講師:遠藤貢氏
【講師ご紹介】
東京大学大学院総合文化研究科・教授。専門はアフリカ現代政治。東京大学大学院総合文化研究科・助手、助教授などを経て、2007年より現職。専門地域は、南部アフリカ、アフリカの角地域。国際関係における非国家主体についても研究を行っている。

2016年最後のMPJ研究会となりますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。ご不明点がございましたら、お気軽に申込先のメールアドレス(MPJ事務局)までお問い合わせください。


MPJ&MPJユース共催研究会のお知らせ!

 8月末にナイロビにて開催されるTICADVIを控え、MPJとMPJユースはアフリカ研究の第一人者のお一人、武内進一氏を講師にお迎えして、下記の要領で研究会を開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております!

日時:2016年6月18日(土)14:00~16:00
場所:東京大学伊藤国際学術研究センター 3階中教室  
   〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
   http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html (アクセス)
講師:武内進一氏(ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター長)
テーマ:「アフリカの政治と開発~ルワンダをめぐって」
会費:一般2,000円 学生500円 MPJ&MPJユース関係者無料
申し込み先: mpjapan@drive.ocn.ne.jp まで
        お名前、ご所属、ご連絡先を明記の上、メールにてお申し込みください。
締め切り:6月15日(水)

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武内進一先生

【武内先生のご略歴】
ご学歴
1986年3月 東京外国語大学フランス語学科卒業
2008年2月 東京大学より博士号(学術)取得

ご職歴
1986年4月 アジア経済研究所入所 アフリカ研究(中部アフリカフランス語圏諸国)担当
1992年10月-1994年10月 アジア経済研究所海外派遣員として、ブラザヴィル(コンゴ共和国)、リーブルヴィル(ガボン共和国)に滞在
2005年4月-2009年3月 地域研究センターアフリカ研究グループ長
2009年4月-2012年3月 国 際協力機構へ出向
2012年4月-2014年3月 地域研究センターアフリカ研究グループ長
2014年4月-   地域研究センター次長

ご著書:
『現代アフリカの紛争と国家—ポストコロニアル家産制国家とルワンダ・ジェノサイド』明石書店、2009年. (第31回サントリー学芸賞受賞、第13回国際開発研究大来賞受賞)ほか多数。

その他の社会的活動
日本学術会議連携会員、政策研究大学院大学客員教授、東京大学大学院非常勤講師、東京外国語大学非常勤講師


MPJユースが、東大5月祭で講演会を開きます!

MPJ Youthは、アジア開発学生会議(以下ADYF)と共催で、新たに採択されたSDGs(持続可能な開発目標)についての講演会を五月祭の企画で行います! 講演名は「アジア・アフリカと持続可能な開発目標」です。2016年に新たに採択されたSDGsがアジア・アフリカ両地域にとってどのような意味を持ち、どのような影響を与えるのかについて参加者に知って、考えていただく企画を、講演会を通して行うつもりです! 講演会では、アジアとの比較から、アフリカにおける都市開発に関する問題、また各地域の医療問題への取り組みについての講演を行う予定です。

        
【日時】2016年5月15日(日)14:00-16:30
【場所】東京大学本郷キャンパス法文1号館(東) 法21
【参加費】無料
【参加方法】当日会場にお越しください
【講演者紹介】
独立行政法人国際協力機構理事 加藤 宏様
1954年東京生まれ。東京大学文学部卒業。ハーバード大学ケネディ行政学院終了(公共行政修士)。1978年JICA(国際協力事業団)入団。その後、外務省勤 務、JICA 鉱工業開発調査部、総務部、企画部、アジア1 部、国内事業部などを 経て、2007 年 4 月から国際協力総合研修所長。2008年10月のJICA研究所設立に伴い、同副所長。2013年4月から研究所長、2013年10月より理事に就任。神戸大学大学院国際協力研究科客員教授、国際開発学会理事などを務める。
東京大学医学系研究科国際保健政策学教授 渋谷 健司教授
1991年、東京大学医学部医学科卒、同年に医師免許取得後、帝京大学付属市原病院麻酔科医員(研修医)として勤務。1993年、東京大学医学部付属病院医師(産婦人科)を経て、米国ハーバード大学リサーチ・フェロー。1999年に同大学より公衆衛生学博士号取得。同年、帝京大学医学部産婦人科助手、2000年衛生学公衆衛生学講師。2001年に世界保健機関(WHO)シニア・サイエンティスト(保健政策のエビデンスのための世界プログラム)就任。2004年にWHOコーディネーター(評価・保健情報システム/保健統計・エビデンス)を経て、現職。専門分野は死亡・死因分析、疾病の負担分析、リスクファクター分析、費用効果分析、保健システムパフォーマンス分析、保健外交など。現在、Global Burden of Disease 2010研究コアメンバー、GBD科学評議会、WHO保健統計専門家委員やランセット特別号の組織委員を務める。
*渋谷教授には、本年1月より、MPJの会長として、弊法人の活動にご賛同いただいております。


第28回MPJ研究会のご報告(JICA中村様ご講演)

講師中村氏皆さんこんにちは!MPJユースの会代表の福谷です。
少し前になりますが、6月30日、文京シビックセンターで行われた第28回MPJ研究会にて、JICAアフリカ部の中村恵理様にお話を伺う機会を得ました。
中村様は現在独立行政法人国際協力機構(以下JICA)のアフリカ部にてケニア・ソマリア向けの協力を担当されています。今回は中村様がこれまで経験されてきた南スーダン、ダルフール(スーダン共和国)、ケニアなどでのお話を中心に聞かせていただきました。以下では、中村様に頂いたレジュメの国別のテーマに沿ってお話を紹介します。

1.国家建設のダイナミクスと長い長い道のり@南スーダン
2011年に独立を果たした南スーダンでは、新しい国家を建設していくためのインフラ整備の重要性を実感されたそうです。道が無ければ人も資材も地方へ届けることは出来ず、その事態の深刻さを、現地の様子を映した写真で私たちも感じることができました。また、紛争終結直後の混乱した社会の中で、内戦の再発を防ぐには、平和の配当を地域や部族の偏りなく、幅広く実感してもらうことが重要です。そのためにJICAは若者の職業訓練や、小学校の先生の再トレーニングといったプログラムを通じて、人々が生活費を得るために再び紛争に加担してしまうことを防ごうとしています。こうしたJICAが実施するプログラムは、「その国が最低限機能するために最低限必要な機能とは何か?」という観点から、現地と必要な機能を役割分担しながら進められています。特にJICAは、その中でも中長期的な事業に強みを持ち、農業開発などの援助事業を行っています。
2.民間セクターこそが開発の担い手@ダルフール(スーダン)
ダルフールに関しては、紛争影響下ではありながらも、日常の生活を送る市井の人々の様子を写真で見せていただき、意を突かれた思いでした。歴史的に、ビジネスが得意な国民性で、人々はハイリスク・ハイリターンの商業取引を行っていますが、今後の発展を考えると、現地での雇用を生む民間セクターをいかに伸ばしていくかが重要だということでした。
3.東アフリカの大国の見据える未来@ケニア
東アフリカ5カ国の玄関口であるモンバサ港を抱えるケニアでは、港湾整備や日本の商社と協同での地熱発電所の建設を通じて、更なる経済成長が促進されています。また、そうした成長の成果を全国民と分け合うという観点から、日本の国民皆保険制度の実現に向けた体制整備のための技術協力も行っています。そうした経済成長の一方で、ケニア国内にはソマリアからの難民コミュニティもかなりの数が形成されており、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と協力しての物資の支援も行われています。
現在、中村様はケニア・ソマリア向けの協力を担当されていますが、ソマリアは依然としてテロ組織の活動が沈静化しておらず、安全確保が難しいため現地に行かれたことは無いそうです。現在JICAによる面的な展開は行えておらず、今後は他の国際機関との協力や日本での研修事業を通じて、若年層が海賊やテロ組織に参加してしまわないよう、雇用の機会を提供していくことが重要になります。
また質疑応答の時間では、アフリカにおける中国の進出に関して、日本とは異なる援助方式であることについて、それぞれの国の強みを生かして上手くお互い利用し協力し合えればいいというお話があり、今後の国の援助機関同士の協力の重要性を感じました。
一括りにアフリカと言っても、現在も内戦状態の国もあれば、ケニアのように大統領自ら「もう援助は不要だ」というような発言をするほどに発展し、自信をつけてきた国もあるということを今回お聞きし、改めてアフリカでの国際協力の複雑さを実感しました。
個人的には、このようにアフリカの中でも特に大変な現場を多く経験されてこられた中村様ですが、ご本人は非常に穏やかな方で、その後の懇親会等も通じて、相手の意見に耳を傾けてお話されることを大事にされている印象を受けました。そしてそうした姿勢こそが、多くの援助機関や関係者と協力して援助計画を作り上げていく国際協力の現場では、最も重要な要素なのではないかと感じました。

中村様 プロフィール
独立行政法人国際協力機構(JICA)のアフリカ部にてケニア・ソマリア向けの協力を担当。国際協力銀行(インド向けのインフラ開発及び民間企業向けの海外投融資業務を担当)、JICAスーダン事務所(若年層向けの職業訓練や農村開発の事業を担当)、世界銀行民間・金融セクター開発局(南北スーダンの民間セクター開発を担当)を経て現職。

MPJユースの会
代表 福谷佳苗


【ご案内】第28回MPJ研究会(国際協力の現場へのまなざしー東アフリカを中心に)

MPJでは、6月30日(火)、「国際協力の現場へのまなざし―東アフリカを中心に」中村恵理様をテーマに、
第28回MPJ研究会を行います。
講師には、現在、独立行政法人国際協力機構(JICA)アフリカ部にてケニア・ソマリアを担当されている中村恵理様をお迎えし、ケニア・ソマリア向けの協力事業や南スーダン独立時に現地にて活躍された貴重なご経験などをお話しいただきます。その後、参加者のみなさまとの双方向のディスカッションを行う予定ですので、みなさま、ぜひご参加ください。

◆開催概要◆
◇テーマ:国際協力の現場へのまなざしー東アフリカを中心に
◇日時: 2015年6月30日(火)午後6時30分~8時(受付開始時刻 午後6時~)

◇場所: 文京シビックセンター3階区民会議室B
    (東京都文京区春日1‐16‐21)
    http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
[地図]
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◇アクセス: 東京メトロ 後楽園駅より 徒歩1分
       都営地下鉄 春日駅より 徒歩1分
       JR水道橋駅より 徒歩9分
◇会 費: 参加費:一般 1000円  学生 500円  会員 無料
◇申込先: MPJ事務局
      以下の申込フォームに必要事項をご記入しお申込みください。
      (受付締切 6月29日10:00)
     https://docs.google.com/forms/d/1S5yTTonj_m0nmSYNuAhzoLK8BO_9D6c69jc1Vc9-9ow/viewform?usp=send_form

【講師略歴】
独立行政法人国際協力機構(JICA)のアフリカ部にてケニア・ソマリア向けの協力を担当。国際協力銀行(インド向けのインフラ開発及び民間企業向けの海外投融資業務を担当)、JICAスーダン事務所(若年層向けの職業訓練や農村開発の事業を担当)、世界銀行民間・金融セクター開発局(南北スーダンの民間セクター開発を担当)を経て現職。南スーダンが独立する過程を現場で目の当たりにしながら、平和構築・国家建設のダイナミックさと難しさを実感する。紛争影響地域が紛争状態に後戻りしないためには、現地での雇用機会の創出や雇用を生む民間セクターの発展が重要だとの考えのもと、現在はソマリア向けの職業訓練・産業開発関連の事業にも携わっている。