MPJ Youth、「アフリカを問う。~TICAD8を前に考える「開発」とは何か?~」を開催

MPJ Youth、「アフリカを問う。~TICAD8を前に考える「開発」とは何か?~」を開催

特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)の学生関連組織であるMPJ Youthは、TICAD8を前に「アフリカ/開発」を問い直すため、「真に開発されたアフリカとは何か?」など「5つの若者の問い」をテーマとしたイベントを8月17日(水)に開催します。

【開催概要】
日時:2022年8月17日(水)
テーマ:「アフリカを問う。~TICAD8を前に考える「開発」とは何か?~」
開催形式:対面とオンラインのハイブリット形式
対面会場:東京都市ヶ谷 JICA地球ひろば 国際会議場(先着50〜60名)
開場:11時半 開始12時〜終了14時40分
オンライン:URLは後日配布
費用:無料
主催:MPJ Youth
後援:特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン
申込:https://forms.gle/unEXuTTz2S4MW4h5A
(申込締切:8月16日(火)正午)

【プログラム】
※ゲストによる基調講演
<ご登壇者>
* 東京大学名誉教授/JICA特別顧問(前理事長)
北岡伸一 氏

東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、1976年博士課程修了。1997年東京大学法学部教授。
2015年10月1日付で国際協力機構 (JICA) の理事長に就任し、2022年3月31日付で国際協力機構 (JICA) の理事長を退任。
2022年4月より特別顧問。

* 前タンザニア駐箚特命全権大使
後藤真一 氏

1982年早稲田大学政治経済学部卒業、大蔵省入省(関税局国際第一課)。1994年7月東京国税局課税第二部長、
その後環境省大臣官房会計課長等を経て、2017年10月税務大学校長、2018年9月タンザニア駐箚特命全権大使。

* 岡山大学准教授/文化人類学者
松村圭一郎 氏

京都大学総合人間学部卒。2005年同大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)。
2015年岡山大学社会文化科学研究科・文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、
富の所有や分配、貧困と開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。

※学生を交えたパネルディスカッション
アフリカに向き合う上で切っても切り離せない「開発」という概念。
「5つの若者の問い」を会場に投げかけます。
「真に開発されたアフリカとは何か」
「そもそも開発とは何か、豊かさとは何か」
「そもそも私たちは今開発されているのか」
「アフリカ開発が目指すべきゴールとは何か」
「今、これから、アフリカ開発をどうするか」

※質疑応答

MPJ Youthは、アフリカの貧困削減のために活動し、日本におけるアフリカの広報につとめるSPJ(当初「ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)」)の活動に賛同する学生たちによって立ち上げられた東大の学生サークルでMPJ (当時)の学生部(正式名称:ミレニアム・プロミス・ジャパン「ユースの会」)として、2009年3月アフリカ・モザンビークに派遣された学生を中心に結成され、今年で13周年を迎える。今では東大と東京外語 大学の学生を中心として、多くの大学から100名以上の学生が集まっています。
団体詳細 https://www.mpjyouth-official.com/

開催概要などをご覧いただき、ご参加いただけるとSPJとしても嬉しく思います。

MPJユースの告知はこちら
https://www.mpjyouth-official.com/what-we-do/lecture-paneldiscussion/


MPJ Youth、東大・5月祭で「ウガンダ研修」のオンライン報告会

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)の学生関連組織であるMPJ Youthから、今年3月に行った「ウガンダ研修」のオンライン報告会を東京大学(以下「東大」)5月祭で行われるとの連絡が入りました。 

MPJ Youthは、アフリカの貧困削減を支援し、日本におけるアフリカの広報につとめるSPJ(当初「ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)」)の活動に賛同する学生たちによって立ち上げられた東大の学生サークルでした。MPJ(当時)の学生部(正式名称:ミレニアム・プロミス・ジャパン「ユースの会」)として、20093月アフリカ・モザンビークに派遣された学生を中心に結成され、今年で13周年を迎えています。 今では東大と東京外語大学の学生を中心として、多くの大学から100名以上の学生が集まっています。

今年2022514日(土)と15日(日)に対面、オンラインのハイブリッドで開催される東大・5月祭のオンライン企画として2日に分けて研修メンバーそれぞれが約1年間にわたる個人研究の成果を発表します。 

研修報告会のスケジュール、発表内容一覧をご覧いただき、ご参加頂けるとSPJとしても嬉しく思います。 

14 14:0017:00
・ウガンダの『安定』政権と地方分権化
・国際刑事裁判所のLRA紛争への介入から再考する国際的正義と伝統的正義の相克
・北部ウガンダ内戦における子どもの誘拐とそれに対する地域住民の捉え方とは
・難民問題と企業の関わりについて
・ウガンダにおける『難民』はいかに『共生』し地域社会と統合するか

15 14:0017:00
・ウガンダのインフラの現状と今後の展望
・起業大国ウガンダにおける『貧困』と‘Well-being’
・ナカセロ市場にみるウガンダ市場経済の現在地
・カンパラのプラスチックゴミ問題を深掘りする
・ウガンダ・日本  太陽光エネルギー観の差異から考えるエネルギー利用 

MPJ Youthの特設サイトを見ると、アフリカで流行しているダンス動画も見られるようです! 

MPJ Youthの告知はこちら
http://mpjyouth.official.jp/gogatsusai2022/#

 東大・5月祭の告知はこちら
https://gogatsusai.jp/95/visitor/online/kikaku/426

SPJのサイトでのウガンダ研修の様子こちら
http://sdgspromise.org/?p=12535


MPJ Youthの活動紹介 ~ウガンダ研修とGlobal Sessionについて~

① ウガンダ研修

SPJの関連組織であるミレニアム・プロミス・ジャパン「ユースの会」(MPJ Youth)は3月11日~17日の7日間でウガンダ研修を実施しました。当初予定していたウガンダ研修は現地情勢の悪化と新型コロナウイルスの感染拡大のため中止になりましたが、静岡県伊東市でウガンダについて学び研修会が実施されました。

研修では亀田和明前駐ウガンダ大使や特定非営利活動法人難民を助ける会(AAR Japan)の岸田和香様、東京農業大学の森口岳先生、株式会社RICCI EVERYDAYの仲本千津様、広島大学の齋藤一彦先生によるご講演に加え、スワヒリ語講座などが行われました。学生が主体となり、研修の計画から講演者へのアポイントの取り付け、実施、研修の様子の発信まで行いました。

研修の様子の詳細は以下をご覧ください: 

【Instagram】https://www.instagram.com/mpj.youth/
【Blog】http://mpjyouth.official.jp/home/

(MPJ Youth のホームページブログより)

(MPJ Youth の Instagram より)

 

② Global Session(MPJ Youth × JASPORAの共同イベント)

また3月19日には、日本在住のアフリカ系の学生からなる学生団体JASPORAとMPJ Youthの交流会:『Global Session』が開催されました。お互いの国に対してのイメージなどについて話し合った後に、視聴したTedtalks「固定概念の危険性」に関しての議論も行い、それらを通じて日本とアフリカの交流を深めることができました。

 


MPJ Youth のルワンダ研修の報告書ができあがりました!

2021年3月14日~18日の5日間MPJYouthの学生11名がルワンダ研修を行いました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、現地への渡航は中止致しましたが、ルワンダに関連する公的機関や企業、団体の方々によるオンライン講演会、ルワンダからの留学生との東京観光といった国内での活動を通して、多くの学びを得ることができました。

詳しい活動内容は、以下の活動報告書に記載しておりますので、ご参照ください。

異例の国内での実施となったルワンダ研修でしたが、多くの方々の協力によって無事に終えることができました。関わってくださった方々に心より感謝申し上げます。


SPJ、アンゴラ大使館でのチャリティバザーでバオバブ製品を販売

2021年11月25日、千代田キワニスクラブ、日本中近東アフリカ婦人会、かすみがせき婦人会、共催の「CHARITY BAZAAR」がアンゴラ大使館のご協力を得て、同大使館にて開催されました。

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、「バオバブ・サンライズ」(代表: 岡田鉄太氏、福岡県糸島市)から委託されたバオバブ製品を販売するためバザーに参加いたしました。当日は盛況で、バオバブ製品の販売も好調、売上の20%を主催者に寄付させて頂きました。

「バオバブ・サンライズ」ブース前の鈴木りえこ理事長
盛況なアンゴラ大使館バザーの様子
SPJは、2017年2月から外務省の助成を受けてマラウイで3年間の支援プロジェクト「バオバブ製品の製造販売を通した農民グループの自立支援プロジェクト」を行いました。マラウイ共和国は”The Warm Heart of Africa”(アフリカの温かい心)と呼ばれ、アフリカ大陸南東部に位置する、人口約1,900万人(2020年)の小さな国です。支援を始めた頃は、世界最貧国の一つでした。少しは改善されたとはいえ依然として一人当たりのGDPは約380米ドル(2019年世界銀行調査)です。しかし、貧しくてもマラウイには豊かな自然があり、SPJはマラウイに自生するバオバブの恵みを生かして、農民の収入向上をはかる事業を行いました。

2018年には、マラウイ国内でバオバブ製品のプロモーションを進め、バオバブ製品のギフト化を図り、バオバブギフトBOXを完成。そのギフトBOXは当時のマラウイ大統領夫人の手にも渡りました。バオバブ製品(バオバブオイル、バオバブパウダー)は栄養価が高く、現地でも貴重な栄養素となっていますので、現地にて製造ノウハウをお伝えしたのち、現在も農民グループが品質向上に努めています。

その後、マラウイにてJICAのプロジェクトとして一村一品運動を実施していた岡田氏が設立した「バオバブ・サンライズ」と交流を続け、バオバブ製品の販促のお手伝いをしております。マラウイ支援で開発されたバオバブ製品、ご興味ある方は「バオバブ・サンライズ」のサイトをご覧ください。
https://www.baobab-sunrise.com/

実際のバオバブの実と一緒にバオバブオイル、パウダーなどを紹介するSPJスタッフ
SPJのブログでご紹介した、マラウイ支援の記事はこちら。
http://sdgspromise.org/?p=11393
http://sdgspromise.org/?page_id=10271

 

 

 


『Global Health Ideathon 2021』が開催されました

2021年9月4日(土)から9月25日(土)の約3週間にわたり、SPJの学生部「MPJ Youth(ミレニアム・プロミス・ジャパン「ユースの会」)」主催で国内外の学生を対象とした国際オンラインイベント『Global Health Ideathon 2021』が開催されました。今回のイベントは、MPJ Youthと、アフリカを拠点とする Youth Combating NTDs のメンバーらを中心に、世界中(主にはアジア・アフリカ)から200名以上の学生が応募しました。選考の結果、100人以上の学生がパンデミック時に重要となる、「サーベイランス」・「医療アクセス」・「新薬開発」・「リスクコミュニケーション」・「経済対策」・「ガバナンス」といったサブテーマ・グループに分かれ、①現状を調べ・理解し、②課題・問題点を抽出し、③それらへの解決策を考案して発表し合いました。

 

 

イベント最終日には、3名の特別審査員をゲストとしてお招きし、全6チームによるプレゼンテーションが行われました。最優秀賞には、「医療アクセス」をテーマに取り組んだBグループが選ばれました。Bグループは解決策として、シンプルなデザインの高齢者向け遠隔医療アプリと、医療従事者やボランティアが地域に密着した基本的な医療サービスを提供する「在宅医療サービス」を提案しました。

 

若き MPJ Youth メンバーたちの、今後の活動にこれからもご期待ください。

 

 


開催案内:在ルワンダ日本国大使&JICAルワンダ事務所所長 合同ご講演会

 

このたび、SPJ関連団体「MPJユースの会」が315日(月)に、今井 雅啓 駐ルワンダ日本国特命全権大使と、丸尾 信ルワンダJICA所長をお招きし、合同ご講演会を開催いたします。

それぞれのお仕事と協力関係について、具体的なプロジェクトを紹介しながら分かりやすくお話しいただきます。どなたでもご参加いただける貴重な機会です。ぜひ奮ってお申込みください。

日時2021315日 17001900
言語:日本語
ツールZOOM
定員80
参加登録フォームhttps://forms.gle/Va6a5oQnMnxPDvCv6
(※2021313日締め切り)
主催MPJ Youth
ご協力:在ルワンダ日本国大使館、JICAルワンダ事務所
ご後援:東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター、SDGs・プロミス・ジャパン

タイムスケジュール:

17001705 主催:MPJ Youthよりご挨拶
17051735 今井大使によるご講演
17351805 丸尾所長によるご講演
18051825 おふたりとMPJ Youth所属学生によるディスカッション
18251835 一般参加者の方々からの質疑応答

※登壇者の御都合により、講演会の時間やタイムスケジュールに多少の変更が生じる場合がございます。

 


開催案内:2020年6月25日(木)オンラインバーチャルイベント「Power The Partnership: End The Neglect」

顧みられない熱帯病(NTDs)の制圧に取り組む国際NGO、Uniting to Combat NTDsは2020年6月25日(木)日本時間20:00~24:00 (深夜)にオンライン上でバーチャルイベント「Power The Partnership: End The Neglect」を開催します。(注:NTDsとは、WHOが定める20疾病のことです。)

このイベントは、「NTDsに関するロンドン宣言 (2012)」の達成を祝い、持続可能な開発目標(SDG)の目標3「すべての人に健康と福祉を」の実現に向けて、これまでNTDs対策が国際協力体制を強化してきた道筋を紹介し、今後も更に国際協調を進めていくことを紹介するものです。

日本からは「顧みられない熱帯病(NTDs)の根絶を目指す議員連盟」会長 衆議院議員 塩崎恭久先生がビデオメッセージにて登壇されます。MPJ Youthメンバーもメッセージを世界へ発信します。(注:MPJ Youthとは、SPJの学生組織です。)

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、2018年よりゲイツ財団と連携し、NTDsの制圧に向けてアドボカシー活動に取り組んでいます。

参加登録およびイベント詳細については、下記リンクをご参照ください。
http://powerthepartnership.unitingtocombatntds.org/(英語)


【イベント概要】
日時:2020年6月25日(木)日本時間20:00~24:00 (深夜)
主催:Uniting to Combat NTDs
言語:英語
登録リンク先:http://powerthepartnership.org/register

【お問い合わせ先】
SDGs・プロミス・ジャパン
Tel: 03-5842-2801
Email: office@sdgspromise.org
Homepage: http://sdgspromise.org


MPJユースとの交流会を行い、SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)の活動についての話をいたしました。

12月1日、来春ガーナ研修を企画しているMPJユース(参加者15名)に対して、交流会を兼ね、SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)のこれまでの活動と現在取り組んでいる「顧みられない熱帯病(NTDs)」撲滅のためのキャンペーンについての説明会を開催しました。

お弁当をいただきながら和気あいあいとした雰囲気の中、理事長の鈴木が、SDGsの概要、MDGsからSDGsへの流れ、SPJの設立の経緯を簡単に説明した後、SPJによる具体的な活動の紹介をしました。

MPJユースメンバーに対し講演する理事長
顧みられない熱帯病の説明

続いて、理事長補佐の石井が「顧みられない熱帯病(NTDs)」について、リンパ系フィラリア症制圧に関する映像を流し、NTDsの概略とフィラリア症を例とした日本の国際貢献と日本国内での過去におけるNTDs制圧の歴史についてわかりやすく説明し、学生の皆様に理解していただきました。また、SPJの活動として、ビル&メリンダゲイツ財団と連携して取り組んでいるNTDsの撲滅を目指したアドボカシー活動を紹介しました。

発表に熱心に耳を傾けていた参加者からは、今回の発表が分かり易く、有意義であったとのコメントがありました。

SDGs達成に向け活動を行っているSPJでは、若い世代がさらに活躍できるよう引き続きお手伝いをしていきたいと考えております。


ケニア大使館を訪問しました!

【MPJユース報告②】

7月5日(金)に駐日ケニア共和国大使館を訪問して参りました。今回は、MPJユースの勉強会ということでMPJユースから6名、SPJ事務局インターンが1名、そしてSPJ理事長鈴木が参加しました。

ケニア大使館前にて

初めに公使参事官カリー氏からケニアにおけるSDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みや実施経験などについてのお話をいただきました。

まず、ケニアは、ニューヨークの国連本部、ジュネーブ事務局、ウィーン事務局に続き、発展途上国で唯一国連の事務局が存在する国であることについて熱く語ってくださいました。(首都ナイロビには国際連合環境計画(UNEP)と国際連合人間居住計画(UN-HABITAT)の本部があります。)実はケニアは国連における「ポスト2015年開発目標アジェンダに関するハイレベル・パネル」のメンバーとして、SDGsの開発段階から関わっており、国をあげて様々な取り組みを率先して行っているそうです。

ケニアではSDGsと合わせて、2008年からVision 2030という発展計画を実施しており、2030年までに「全国民が高い生活水準を享受する産業中所得国」へ発展させることを目標にしています。Vision 2030は経済・社会・政治という3本の柱で成り立っており、社会的な面では特にジェンダー平等な社会の実現に重点をおくなど、5年ごとにMTP (Medium Term Plan)という中期計画を立てて取り組んでいるそうです。

また、2010年には国民投票により新憲法が制定され、従来の8つの州が解体され、47のカウンティ(日本での都道府県のようなもの)が第一級行政区画になりました。地方分権化が進めば、Vision 2030やSDGsの取り組みを迅速化することができるとカリー氏が説明されました。実はケニアは国をあげて軽量プラスチックを禁止したそうです。日本でも東京五輪前までのプラ製レジ袋有料化などの話が出ていますね。

最後にカリー様はケニアが直面している課題について、①資金調達、②2016年に発生したような長期に及ぶ深刻な干ばつ、③発展途上国という立場上物資を輸出する際に価格設定ができるとは限らないこと、④公的債務の持続可能性など様々な例をあげて説明してくださいました。

第二部ではケニア特命全権大使ソロモン K. マイナ閣下が質疑応答の時間を設けてくださいました。

ケニア特命全権大使 ソロモン K. マイナ閣下

大使は、プレゼンテーションに関するインターン生とMPJユースからの質問に対し、2016年に発生した干ばつのような深刻な被害があった場合重要となるのは貯水率を上げるなど、事前の対策だと説明してくださいました。

また、最近話題になっている「一帯一路経済圏構想」について、このプロジェクトは世界的に高い評価を得ていて、ケニア国内では、日本がモンバサ港の開発を行って、中国がナイロビまでの鉄道を発展させるなど、日本、中国、ケニア三国にとってそれぞれ有利な開発であるのではないかとのご意見もいただきました。

質疑応答の様子

8月末には横浜でアフリカ開発会議TICAD7が行われますが、大使曰くケニアは特にPublic Private Partnership(パブリック・プライベート・パートナーシップ)に重点をおいて会議に臨む予定だそうです。そのほかケニアは近年ICT(情報通信技術)に注力しており、その中でもケニアを中心にアフリカ大陸で広まっているM-Pesa(エムペサ)という電子マネーシステムは、今まで銀行が近くになく銀行口座を持っていなかった農村部の人たちをも巻き込み、急速な経済発展を促しているとご説明になりました。もっと日本の方にもケニアにきてもらってこのような電子技術を展開してほしいとのコメントも頂きました。最後に、ケニアの学校では食糧配給プログラムもあり、日本の日清食品がアフリカ風に開発したヌードルが大変人気であることなど、とても興味深いお話も伺うことができました。

この度はお忙しい中、マイナ閣下、そしてカリー様に貴重なお時間をいただきましたこと、心からお礼を申し上げます。