【第37回SPJ研究会(マラウイ洪水被災者支援事業・報告会)のお知らせ】

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、来る11月07日(木)19時より文京シビックセンターにおいて、SPJマラウイ駐在員を講師として、「マラウイ共和国ゾンバ県における洪水被災者への食糧・リカバリー物資配布事業」(ジャパン・プラットフォームからの助成金)の事業報告会を実施します。

SPJでは今年3月にサイクロン・イダイによる洪水の影響を受けたマラウイゾンバ県において食糧配布支援とリカバリー物資の配布を5月~7月、8月~11月の二期に分けて実施しました。今回の事業での裨益者選定から物資の調達・配布・モニタリングまでの内容や、苦労した点、現地の状況等を駐在員二名より報告致します。 研究会の開催要領は、下記の通りです。

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マラウイ共和国ゾンバ県における洪水被災者への食糧・リカバリー物資配布事業

現地駐在員による事業報告会

【日時】2019年11月07日(木)19:00~20:30(18:30開場)

【場所】東京都文京区春日1‐16‐21 文京シビックセンター5階区民会議室A

(東京メトロ後楽園駅・丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分

都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分

JR総武線水道橋駅(東口)徒歩9分)

アクセスマップ

https://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html

【講師】濱田昌大 飯田知美(SPJマラウイ駐在員)

【会費】無料

【申込方法】下記URLにてご登録をお願い致します。

https://forms.gle/CMYJyGx99zfoW4og6 【申込締切】11月06日(水)


朝日新聞社とSDGs・プロミス・ジャパン主催のイベント 「第2回 朝日SDGsフォーラム‐日本への期待‐」が開催されます!

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)では、朝日新聞社と共催にて、米コロンビア大学教授のジェフリー・サックス氏をメインゲストにお招きしたフォーラムを開催いたします。

サックス教授は二人の国連事務総長(故コフィ―・アナン氏、潘 基文氏)の特別顧問などを歴任し、途上国支援のための「ミレニアム開発目標(MDGs)」、それを引き継いだ「持続可能な開発目標(SDGs)」の策定にも関わられました。同フォーラムでは、サックス教授の基調講演、SDGs専門家などを交えたパネルディスカッションを通じ、SDGs策定の背景と意義、日本の現在の立ち位置や今後の期待などについて多方面からアプローチします。

近年、話題となっているSDGsについて、より理解するための貴重な機会です。

抽選で600名様を無料ご招待いたしますので、皆様、インターネットにて奮ってご参加下さい!

日時:2019年11月11日(月)17:30~20:00(17:00開場)

会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)

主催:朝日新聞社 特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)

共催:三井物産

会費:無料

(同時通訳つき)

募集人数:600名

☆インターネットでのご応募先:https://que.digital.asahi.com/epost/

締切:11月4日(月・振休)24:00

お問合せ先:朝日SDGsフォーラム運営事務局(Eメール:sdgs2019@info-jimukyoku.jp

※当選者には11月6日(水)頃に「当選のお知らせメール」が配信される予定です。


顧みられない熱帯病(NTDs)の根絶を目指す議員連盟 会議のご案内

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、誰一人取り残さないことをモットーに掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」達成のため、これまでまさに取り残されてきた「顧みられない熱帯病(NTDs)」で苦しむ人々を支援する活動をしています。

NTDsとは、WHOが制定した20の疾病(代表的な疾病にはデング熱、リンパ系フィラリア症‐象皮病、シャーガス病、ハンセン病、住血吸虫症など)があり、世界149ヵ国と地域で蔓延し、感染者数は約10億人にものぼるといわれています。SDGsの17目標の3番目にある「全ての人に健康と福祉を(あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する)」のターゲットでも、NTDsの根絶が明記され、国際的な目標になっています。

今年5月21日に「顧みられない熱帯病(NTDs)の根絶を目指す議員連盟」(会長:塩崎恭久衆議院議員、事務局長:秋野公造参議院議員)が設立されました。

このたびは、第二回会合のご案内をさせていただきます。
皆様、ご多忙とは存じますが、ぜひご出席いただけますようお願い申し上げます 。

【日時】 令和元年10月29日(火)8:00~8:45
【場所】 参議院議員会館 B1階 107会議室

【日時】 2019年10月29日(火)午前8:00~8:45
【場所】 参議院議員会館 B1階 107会議室

東京都千代田区永田町2-1-1

地下鉄 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」1番出口よりすぐ

地下鉄丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」1番出口より徒歩5分


【内容】

・TICAD7 について
・顧みられない熱帯病の課題について
  長崎大学客員教授 一盛和世先生
・GHIT(Global Health Innovative Technology Fund)及び
ESPEN(Expanded Special Project for Elimination of
Neglected Tropical Diseases)について等
  厚生労働省・外務省よりヒアリング


参加申し込みは下記URLよりご登録をお願い致します。

http://forms.gle/AwsuQZFV3uqhJo3s5


【第38回SPJ研究会(バオバブ関連農民支援事業・最終報告会)のお知らせ】

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、11月27日(水)19時より日本財団ビル会議室において、SPJマラウイ駐在員を講師として、最終報告会を開催いたします。

SPJは、外務省から助成金(NGO 連携無償資金協力)をいただき、マラウイで「バオバブ製品の製造販売を通じた農民グループの自立支援プロジェクト」を3年間、実施致しました。現地の農村部で、バオバブの実・種子から製造したパウダーやオイルを都市部で販売し、農民に現金収入を得てもらうことを目指した本事業は、今年12月4日に終了致します。報告会では、立上げ時から事業に取り組んできた現地駐在員が、これまでの事業の歩みと内容を振り返るとともに、事業の成果、現地での今後の展望と課題についてお話します。

研究会の開催要領は、下記の通りです。

ご参加いただいた方には、もれなくバオバブオイルのサンプルをさしあげます。ビタミンEをオリーブオイルの10倍以上含み、現地で「生命の木」と呼ばれるバオバブの恵みを、この機会にぜひお試し下さい。

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バオバブ製品の製造販売を通じた農民グループの自立支援プロジェクトinマラウイ

現地駐在員による事業報告会

【日時】2019年11月27日(水)19:00~20:30(18:30開場)

【場所】港区赤坂1-2-2 日本財団ビル第一・第二会議室

(地下鉄銀座線「虎ノ門駅」3番出口より徒歩5分、南北線・銀座線「溜池山王

駅」9番出口より徒歩5分、丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」3番出口

より徒歩5分)

アクセスマップ:https://www.nippon-foundation.or.jp/who/access

【講師】青木道裕(SPJマラウイ駐在員)

【会費】無料

【申込方法】お名前、ご所属、ご連絡先を明記の上、office@sdgspromise.orgまでメールにてお申し込みください。

【申込締切】11月25日(月)


グローバルフェスタに参加しました! 2019   cheer up the world   

SDGsプロミス・ジャパン(SPJ)は、9月28日・29日の二日間にわたりお台場にて行われた国際協力イベント「グローバルフェスタ・ジャパン2019」に出展いたしました。両日とも好天に恵まれ、夏のような日差しの中、大勢の来場者(183,743人)が各テントの催し、活動報告、各国の伝統的な食べ物やグッズ販売などを楽しみました。民族色あふれるテントが250以上も並んだ会場は壮観でした。

SPJテント内の様子

SPJのブースでは、南スーダンの難民支援事業として「忘れられないあの日」と題して子供たちに描いてもらった絵を展示いたしました、心に深い傷を負った子供たちが自身のトラウマを絵を描くことによって自身の傷をみつめ、重荷を軽減して未来へ向かうことができるようにお手伝いする心理社会的支援です。家を焼かれた日、大切な人を失った日などの絵は訪れた人々の心に深く響きました。

ブース内のパネル展示

また、マラウイで古来よりその栄養価が活用され「生命の木」といわれるバオバブの魅力を知っていただくためにバオバブオイルのサンプルも皆様に配り、アンケートにも回答して頂きました。現地でバオバブオイルを作っている農民グループが事業展開するための足掛かりとして、多くの方々に興味をもっていただけばと思います。

マラウイでは、サイクロン・イダイで被害を受けたマラウイ・ゾンバ県内の人々への支援活動も行っています。来年用の種まで流されてしまった農民の人々への支援もパネルを使って報告いたしました。

各大学の学生からなるMPJ Youthメンバーによる「マラウイ研修」の発表もいたしました。

MPJ Youthによるマラウイの研修報告
MPJ Youthのメンバー

MPJ Youth のメンバーは、SPJが支援している農民グループの家に泊めて頂きました。豊かではないにもかかわらず精一杯のおもてなしと歓迎をしてくださったマラウイの方々への感謝が報告されていました。

北岡伸一先生を囲んでSPJ理事長、事務局、MPJ Youthメンバー

た出展されている企業の方からのSDGsの活動についてのご質問もあり、皆様今後の企業の方向を模索しているようでした。二日間にわたり、Youthのみなさんのご協力ありがとうございました。今後も一層の努力をしてまいりたいと存じます。今後とも皆様のご支援ご協力よろしくお願いいたします。


荻窪中学校にてSDGsに関する講演を行いました!

SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)は、9/14(土)に杉並区立荻窪中学校にてSDGs(Sustainable Development Goals–持続可能な開発目標)に関する公開授業を行いました!2020年度の新学習指導要領にSDGsが含まれることもあり、近年SDGsに関係した中学入試問題も少なくなく、教育現場ではこのテーマに関する注目が高まっています。そこで、未来ある中学生に向けてSDGsを身近に感じてもらいたい、というのが今回の公開授業の趣旨です。当日は保護者の方々もご参加下さり、中学生のみならず一般の方々にもよりわかりやすくご理解いただくため、私たちの活動の実例も交え、授業を進めていきました。

【授業の全体の様子】

まず始めに、SPJ理事長の鈴木りえこよりSDGsに関する初歩的な説明をいたしました。SDGsの前進であるMDGs(Millennium Development Goals–ミレニアム開発目標)の説明から、発展途上国が対象であったMDGsが、先進国も含めた目標であるSDGsへ移行していった流れを説明していきました。さらにSPJがこれまで10年以上行ってきた活動を遡り、写真も使いながらビジュアルに説明いたしました。1時限目の授業の終わりにはQ&Aが設けられ、生徒さん側から非常に鋭い質問が出されました。

生徒に向かってテーマを投げかけるSPJ理事長・鈴木

二限目は、南スーダン難民支援に関するSPJビデオを視聴していただき、その後、MPJ Youthの活動の説明に入りました。MPJ YouthとはSPJに連携する大学生サークルで、現在70名以上が所属し、毎年アフリカ研修などを実施しています。

当日は3名の大学生に、それぞれのアフリカにおける経験を発表してもらいました。最初に東京外国語大学二年の山根さが、MPJ Youthの活動の概要説明、続けてご自身のルワンダにおけるインターン経験を話されました。ルワンダの高い成長率に関する話から、その歴史、1994年のジェノサイド(虐殺)の爪痕などについて、写真を交え具体的な経験談を聞くことが出来ました。

真剣な面持ちで発表する山根さん

続いて東京大学三年の岡田さんより、MPJ Youthの活動として参加したマラウイ研修に関する話をしていただきました。彼女からはマラウイにて調査した交通インフラについての問題点、すなわち輸送網が発展していないマラウイの現状を指摘し、将来的にどのように整えることが必要になるのか、改善可能点も分かりやすく説明いただきました。

はにかみながら発表する岡田さん

最後に東京大学4年の安富さんが、タンザニアにおける経験を発表されました。交通安全管理がまだ未発達なタンザニアにおける交通事情や運転免許試験なども踏まえた教育状況、大学を卒業しても職が無い状況や犯罪の手口など、タンザニアをはじめとするアフリカ諸国が抱える様々な課題を生徒の方々に伝えていただきました。

生徒からの質問に笑顔で対応する安富さん

最後に、生徒さんたちに4名~6名の班に分かれていただき、SDGsに関して自分たちがどのようなことが出来るのか、など各班にてディスカッションを行う時間が設けられました。

短い時間の中で、中学生の方々からは以下のような意見が聞かれました。

・ビニール等のゴミを減らしていく

・募金を少しだけでも実施する

・リサイクルの機会など自分たちも発信していく

・資源を大切にする意識を持っていく

・平和への考え方を世界で共有していく

SPJスタッフやMPJ Youthの大学生も、この公開授業を通じて大変学ばせていただきました。 ご参加頂いた中学生の皆さん、保護者の方々、ご担当いただいた先生をはじめ職員の皆さん、このような機会をいただき、誠にありがとうございました!


第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加しました!!(サイドイベント編)

前回の記事に引き続き、TICAD7の様子をお知らせします。

今回SPJでは8/28に「『顧みられない熱帯病(NTDs)』がないアフリカへー日本とアフリカのパートナーシップ」(主催:JAG ntd, GHIT Fund )をJICA, DNDi, Uniting to Combat NTDs, JPMA(製薬協)とともに共催しました。今回はその内容を報告します! 本サイドイベントは定員が200名のところ当日は満席となり、受付前でも人が並ぶ盛況ぶりでした。このことからもNTDsに対する注目度が非常に高いことが伺えます。

会場の様子

最初にJAGntdの運営委員長である一盛和世氏から開会の挨拶が述べられました。本サイドイベントの目的はこれまでの日本のNTDs対策を認識し、アフリカの現状の把握、そしてこれからのNTDsに対する効果的な対策について方向性を一致させることだと表明されました。

続いて、衆議院議員の塩崎恭久先生(「顧みられない熱帯病(NTDs)の根絶を目指す議員連盟」会長)から、エーザイによるリンパ系フィラリア症治療薬の支援、アステラス製薬による住血吸虫症に対する小児用製剤の開発、2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞された大村智先生のオンコセルカ症に有効な「イベルメクチン」の開発など日本のこれまでのNTDs対策についての説明、感染症対策におけるDNDiやESPENなどのパートナーシップの紹介、そして今後さらにNTD制圧を推し進めていくことでUHCの達成に貢献し、アフリカの経済成長にも寄与することができるという力強い提唱がなされました。

WHO)NTDディレクターのMwele Malecela 氏からは、WHOとしてNTDsを制圧するための戦略と具体的なロードマップが示され、その達成にはこれまで以上に日本からのコミットメントが不可欠であるというメッセージが打ち出されました。

また、国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長から、日本の外交戦略の柱である人間の安全保障という観念からもNTDsの制圧に取り組むことは不可欠であるという見解が述べられました。

続いて日本がこれまで講じてきたNTD対策への貢献と今後の取組みについて、学術・産業・政府開発援助という観点からそれぞれ平山謙二氏(長崎大学熱帯医学研究所教授)、内藤晴夫氏(エーザイ株式会社代表執行役CEO)、戸田隆夫氏(国際協力機構(JICA)上級審議役)が総括されました。

平山氏からは、日本が世界に先駆けて選択的集団治療や衛生環境の向上に取り組み、住血吸虫症やリンパ系フィラリア症を根絶したこと、またその経験が世界的NTD制圧プログラム 策定へ活かされていることが述べられました。

内藤氏からは、エーザイによるリンパ系フィラリア症制圧プログラムへの貢献と、その取り組みはリンパ系フィラリア症の制圧がなされるまで責任をもって続けられることが明言されました。また、NTDsへの新薬研究開発にも積極的に取り組んでいることを発表されました。

戸田氏からは、NTDsを制圧するには、長期的にかかわっていくことが必要であり、これまで日本政府が力を入れてきた人材育成を含め人中心のアプローチが重要性を増してくることが強調されました。

DNDiアフリカでディレクターを務めるMonique Wasunna氏からは、実際にアフリカにおいて制圧計画がどのように進んでいるかの報告がなされました。近年、トーゴとエチオピアが、アフリカ大陸では初めてとなるリンパ系フィラリア症制圧に成功しており、ガーナ​​はサハラ以南のアフリカの国として初めてトラコーマを撲滅した国として紹介されました。これらの国に限らず、他の国でもNTDsの治療はより多くの人々の手に届くようになっており、感染リスクが低下していると述べられました。また、近年、制圧プログラムに不可欠なリーシュマニア症、アフリカ睡眠病の診断薬や治療薬の開発が進んでおり、また、マイセトーマ治療薬の開発も大きく前進しているということが説明されました。

最後に、NTD制圧に向けて、今後、日本や国際社会がどうかかわっていくのか、外務省国際協力局国際保健政策室長の鷲見学氏とビル&メリンダ・ゲイツ財団国際開発プログラム総裁のChristopher Elias氏が登壇しました。

鷲見氏は、NTD制圧に向けた日本政府のコミットメントを約束し、日本の医療技術・研究開発力などの強みを活かせる仕組みとして、GHIT Fundが極めて重要な役割を果たせるという展望を述べました。Elias氏はここまでの成果は、当事者であるアフリカ諸国の努力と、それを支援する日米英諸国、そして、製薬企業など民間セクターや国際社会などの積極的な努力によりなしえたものであるとの見解を述べられました。

Elias氏はここまでの成果は、当事者であるアフリカ諸国の努力と、それを支援する日米英諸国、そして、製薬企業など民間セクターや国際社会などの積極的な努力によりなしえたものであるとの見解を述べられました。

閉会挨拶としてGHIT Fund CEO兼専務理事の大浦佳世理氏が総括されました。 NTDs撲滅に向けた3つのキーワード、パートナーシップ、コミュニティ、イノベーションが全ての話の中で出てきており、それぞれの団体が一体となって取り組む必要があるということが改めて協調されました。

左からElias氏、塩崎先生、北岡氏
女性の登壇者達との写真撮影。左から二番目:共催団体であるUniting to Combat NTDsのDirectorであるThoko Elphick-Pooley氏、中央:SPJ理事長・鈴木りえこ

今回のサイドイベントは改めて日本のこれまでのNTDs対策における貢献とアフリカにおける現状を認識し、未来に向けて日本とアフリカがどのようなアクションを取るべきか深く議論されていきました。これからもSPJはNTDsの撲滅の為にゲイツ財団など各関係団体と協働し、この問題に取り組んでいきたいと思います。


グローバルフェスタJAPAN 2019に出展します!!

SPJは9/28-29の土日に行われる「グローバルフェスタJAPAN 2019」に出展します!このイベントは国際協力に関わる各企業・団体が出展し、活動のPRや報告会の実施を行います。当日は弊団体で行っている事業やMPJ Youthの活動についてご紹介致します。9/28(土)の15:00-15:30には報告コーナーEにおいてMPJ Youthによるマラウイ研修の報告会も行われます。ご興味のある方は是非ご参加下さい!!

【グローバルフェスタJAPAN 2019】

【日時】9/28-29 10:00~17:00

【場所】お台場センタープロムナード

●りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩1分

●ゆりかもめ「青海駅」から徒歩3分、「お台場海浜公園駅」から徒歩7分)

【ブース番号】241


第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加しました!!(ブース・Bon for Africa編)

8/28~8/30にアフリカの開発をテーマとするTICAD7(Tokyo International Conference on African Development)がパシフィコ横浜にて行われました。この会議は、日本政府が主導し,国連,国連開発計画(UNDP),世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催され、42か国の首脳級を含む53か国、国際機関,開発パートナー国及びアジア諸国,民間企業,市民社会の代表ら10,000人が参加しました。SPJでは開催前日の8/27から8/30まで、アフリカの発展と開発に関する主要な議論が行われる会議センター大会議室の正面にブース出展を行うことができました。

出展したブースの様子。目の前では会合が開かれています。

このブースでは、SPJスタッフとMPJユースの学生らが、会議に参加しているアフリカの要人たちに対して、SPJが実施している3つの事業に関して説明しました。1つ目がマラウイで行っているバオバブ製品の製造販売を通した農民の自立支援事業、2つ目が同じくマラウイで行っているサイクロン被災者支援事業、そして3つ目がウガンダにおける南スーダン難民への心理社会的支援事業です。ブースに立ち寄ってくださる多くの方々が、南スーダン難民支援の様子を録画したDVDや展示している写真、バオバブオイルに興味を持って下さり、私たちの活動について尋ねてくださいました!

ブースに立ち寄っていただいた方に説明するSPJスタッフ

さて、TICAD7の開催前日である8/27には前夜祭イベントとして、国際協力機構(JICA)主催(共催:アフリカ盆踊り実行委員会)のBon for Africa(アフリカ盆踊り)が横浜の象の鼻パークにて行われました!!河野外務大臣夫人(当時)やアフリカ大使夫人会代表のSolange Weya様(駐日コートジボワール大使夫人)らの来賓とともに、アフリカの留学生たちにも浴衣を着て、参加して頂きました! 日本の伝統文化である盆踊りを通じて、一人でも多くの人々にアフリカに興味を持ってもらい、日本とアフリカの架け橋となることを目標に立ち上がったプロジェクトです。SPJは本イベントに協賛団体として参加しました。

当日配布したうちわ

当日にはMPJ Youthの学生の方々がお手伝いに来て下さり、一緒にイベントを盛り上げてくれました!

浴衣を着てスタンバイ状態のMPJ Youthメンバー
初めて浴衣を着るという女子大生もいて、楽屋は開催前から興奮気味。
(左は今回着付けをして下さったボランティアの片野順子様)

実際にイベントが始まると多くの人々が立ち寄ってくれました!イベントではDJ Koo氏、斎藤右近氏、Oswald Kouame氏などが出演、アフリカ音楽のパフォーマンス、ダンスパフォーマンスやファッションショーやトークショーなどが開かれ、遠く離れたアフリカの地に対して、一般の人々でも身近に感じてもらうようなプログラムが組まれました。

そしていよいよ盆踊りが始まります。盆踊りでは通常の盆踊りで使用されている音楽以外を使用し、ノリの良いアップテンポの曲から、ゆっくりと流れるような曲まで様々な曲が流れ、盛り上がりました。

盆踊りも最後という時に強い雨が降り始めましたが人々の熱気は冷めません。最後には美空ひばりさんの「川の流れのように」に合わせた新創作盆踊りをみんなで楽しみました!!

最後の「川の流れのように」を踊る参加者。雨の中でも楽しみます!!

最後は強い雨となりましたが、それにも負けない大盛況でBon for Africaが終了しました。

TICAD7は日本とアフリカを密接につなぐ機会と同時に、日本の人々がアフリカを身近に感じてもらう良い機会でもあります。SPJは今後もアフリカの為に支援を続け、同時に日本での啓発事業も行っていきます。

(河野外務大臣夫人(当時)を囲んで。北岡伸一JICA理事長、JICA理事長室の皆様、SPJ理事長鈴木)

次回はSPJがTICAD7で共催した公式サイドイベント「顧みられない熱帯病がないアフリカへー日本とアフリカのパートナーシップ」についてお届けします!


【地方の中学校3校から訪問学習の受け入れをしました!】

SPJでは、5月に修学旅行で都内を訪れた中学校3校から、訪問学習の受け入れを実施しました。

去る5月23日、NPO法人に興味を持たれている中学校三年生の生徒さん6名(岐阜県神戸町立神戸中学校)が、修学旅行の訪問学習の一環で、SPJを訪問されました。

理事長・鈴木りえこより貧困削減を中心としたSPJのミッションや、これまでの活動の紹介を行った後、「持続可能な開発目標(SDGs)」、アフリカの貧困問題について様々な事例を取り上げ説明しました。特に日本は国際社会の中でも恵まれていること、世界中には勉強したくてもできない子どもたちがいることを詳しくお話ししました。

また、スタッフ小山から、今年1月に実施したウガンダ出張時での体験(北部の南スーダン難民居住区訪問)について撮影した写真を使用し、説明しました。

5月29日には、岐阜県中津川市立第二中学校三年生の生徒さんが同様に修学旅行で都内を訪れ、うち9名の方がSPJを来訪されました。

1日目に東京観光を楽しんだ皆さんも、気持ちを切り替え、SPJの活動に対し、真剣に話を聞いてくださいました。それぞれのセッションの途中で質問も飛び出し、活発な意見が交わされました。

最後には生徒さんより事前に届いた質問について答えていきました。「どのような思いでこの仕事をしていますか」「支援を行っている中で気をつけていることはどんなことですか」など、私たちも改めて考えさせられる質問がありました。

2日後の5月31日には三重県桑名市立正和中学校三年生の生徒さん4名がSPJ事務所にお越しくださいました。

最初は生徒の方々も緊張していた面持ちでしたが、話が進むにつれ真剣に私たちの活動についての話を聞いてくださいました。

各中学校の皆さんは、国会議事堂やNGO訪問の他、スカイツリー、原宿訪問などを楽しんだり、好きなタレントの歌の舞台になった街を訪れたり、それぞれが首都での時間を有意義に過ごされているようでした。

中学生の皆さんが、思い出に残る貴重な修学旅行の間にSPJ訪問を選んで下さり、真剣に国際課題について耳を傾けてくださる姿を見て、私たちも励まされると同時に、彼らのこれからの人生をとても楽しみに思いました。

ご訪問いただいた皆さんとご担当いただいた中学校の先生をはじめ職員の皆さん、この度は私たちのとっても忘れがたい機会をいただき、ありがとうございました!